内稽古
我流ですがメンテナンス、カスタム、修理について

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 RZ改−’04Version(その5)

タンクの塗装編です。まずは旧塗装の剥離ですがお手軽に剥離剤を使います。ホームセンターなどで売っているスプレー式を使ってみました。みるみるうちにシワが寄って古い角質がポロポロと・・・じゃーなくて
塗膜が剥がれてきます。そこをスクレーバーで削いでいきますが、ここでタンクを押さえる手の位置に要注意です。過去スクレーバーで指をサクッとやってしまった人がここに一人・・・(爆)
塗装の剥離が済んだらすぐ脱脂をしてサフェーサーを吹いてしまいます。地金が出たままだとあっという間に錆てしまうので。凹みの確認もしやすですし。写真の通り細かい凹みが数箇所見受けられます。修正にはロックペイントのポリパテを使用。硬化時間、硬化後の強度共に良好で以前から愛用しています。
パテ埋め、研磨、脱脂、サフェーサー吹き、研磨、脱脂、塗装、研磨、脱脂、クリヤー上塗りという順序で作業は進みますが実際は同じ作業の繰り返しです。パテ修正は削っては指で確認、サフェーサを吹いて目で確認、また削り・・・と繰り返して仕上げます。程ほどに妥協点をつけないと終わりません。
今回は文字をカッティングシートで製作、他のグラフィックは塗装で仕上げます。黒は一番面積が広いので
少々厚塗りします。ソフト99のカラーペンで5〜6本使いました。当然お湯で3分ほど温めて内圧を高めてやります。気温の低い冬季においては乾燥させやすいですし。冬場の塗装作業についてですが、都合で夜にしか作業時間が取れない場合、作業灯を当てながらの作業になります。そうすると他の季節ですと必ず虫が飛んできます。比較的少ないのが冬なんです。
しかし今回は2回小さな命がタンクに消えました。(合掌)
さて黒の塗装が終わったらマスキング、脱脂してYAMAHAロゴのベースの赤と金ラインを塗ります。黒地に淡い色を塗る際には最初に白を塗った方が発色がいいのですが赤や金ならほとんど問題にはならないでしょう。しかし塗膜が厚くなりやすいのでやっぱり白を塗っておきます。あと塗る前には必ず脱脂を忘れずに行ないます。脱脂が不十分だとマスキングを剥がした際にきれいな剥がれ方をしないので。
そして最後に2液混合のウレタンクリヤーを吹きます。今回は下地と同じソフト99のものを使用。デイトナ(=イサム塗料?)の物より塗りやすいです。乾燥時間も短いようです。しかし少し垂れやすいですね。
垂れたら乾燥後ペーパーで水砥ぎしてコンパウンドで磨きます。
とまぁこんな感じで塗装は終了なわけですが、私の自家塗装のコツは「あまり仕上がりにこだわらない事」です。素人なんだしあまりキレイに仕上げて走るのが勿体無くなったらイヤなんで。まぁ5m離れて見たらキレイかな?ってくらいが理想です。バイクは走ってナンボですから。


 RZ改−’04Version(その4)

やはりフロントフォークが軟らかい。といっても極端にダメなわけではなさそうなのでプリロードとフォークオイルの粘度、量で調整できる範囲。厳密にはスプリングはヘタリがきてそうだが乾燥重量150kgのバイクのスプリングを130kgのバイクに使うのだからそのくらいはご愛嬌ということで。経験とカンから(つまり当てずっぽう)プリロードを30円+2mm厚ワッシャで調整、オイルを20cc足して210ccに。元々入れていたオイルはWAKO’Sの10番を190cc、足したのは20番を20cc。割合は90,5:9,5。大体純正フォークオイルの15番相当になるはず。調整後確認すると1Gでの沈み込みは40mmでまぁ狙い通りに。押した感じもGood。走らせては・・・雨だし、寒いし適当にOKということで・・・。(汗)
次にフェンダーの処理。SRの19インチ対応クラシックタイプフェンダーをヤフオクでゲッツ。カットして使っていましたが、取り付け位置を変えても結構カッコ悪い。そこでHi−side.の廃棄物置き場からRZ−R(29L)用のフェンダーを拾ってきて定番のカットでTZ風に。取り付けはネジで前2本は止まるけど後ろは合わない。穴開け直すのも面倒なんでお得意のタイラップ固定。(爆)
あとはチャンバーステーの小加工とチェーン引き用の専用工具製作。サイレンサーがちょうどアクスルの前に被っているのでチェーン調整がし辛い。という訳で少し上にずらすようにチャンバーステーを加工。専用工具製作といっても普通の10mmのコンビネーションレンチを削るだけ。メガネレンチ側を一部切断して更に薄肉化、スパナ側もアゴを削り狭いところでも充分に回せるように。この加工が有ると無いとでは作業性が段違いです。
と、まぁ細かいトコをチマチマやって大体OKってところまで来ましたが実は大物が残っています。その1でタンクのサビ取り処理をしていましたがその後板金&塗装は全然進んでいません。(汗)作業はアパートの玄関先でやるのですが最近寒くてねぇ・・・


 RZ改−’04Version(その3)

実際、前後の足回りを組み替えるという作業自体はさほど難しいものではない。しかし今回は細かい加工を行ないながらの作業。現物合わせで加工しながらだと結構時間がかかるものです。まずリアブレーキディスクを内側に追い込むためリアハブを削るわけですが・・・予定は1mm。ヤスリで削っていくのも時間がかかるのでサンダーで荒削り、ヤスリで仕上げを行ないます。ディスクの取り付け3箇所を均等に削らないとディスクが歪みブレーキングに支障をきたすので慎重に・・・やってたら全然削れねぇ!ジャンジャンいけぇ!(爆)
そして仮組み・・・まだ削り足らないなぁ。もともとディスクがキャリパーのセンターに来てなかったし、もう少し削るか。ってなことで結局2mmくらい削ってしまいスポークとキャリパーのクリアランスは1mmに。(核爆)
次にチェーンアジャスト用の穴あけ&ネジ切り。もう生産されていない(メーカーが無くなったとの噂)お気に入りのスイングアーム。ためらいなくドリルを立てる。タップかけてネジを捻じ込み・・・よし、あとはホイールにタイヤはめて完成!
あ、リアの車高落とさなきゃ・・・一度リアサス外さないとダメじゃん!(涙)見かねたHi−side.の社長がタイヤ組みとバランス取りをやってくれました。う〜ん感謝多謝です。
無事車高も落ちてホイールを車体につけた時には作業開始から5時間以上が経過していた。土曜日の作業はここまで、残りは翌日曜日に回します。
まぁフロントはボルトオンだからサクッいくでしょ。3時間もかからないかな?あとはキャリパーのシール交換を・・・と、この予想も大甘でした。
フロントを始める前にリアディスクの振れを確認したら結構振れてるので修正にかかる。(自分的な)許容範囲にまで修正するのに結構時間を取られた。まぁキャリパーシール交換は最悪リアキャリパーだけでもいいや。(泣)
やっとフロントの換装作業に入る。ホイールを外しタンクを外しトップブリッジを外して三ツ又を抜く。そして新たに三ツ又を・・・入れる前にベアリング交換です。今までテーパーローラーベアリングを使っていたのですが作動の重さがイヤになって通常のボールレースベアリングにしようかと。ん〜テーパーローラーのレース抜くのって大変なのよね・・・ガリガリ、ガッツンガッツンやってまた時間を食う。もうキャリパーは掃除してごまかそう。(号泣)
やっとこさレースを抜いて新品のボールレースを圧入してベアリングを並べて・・・三ツ又合体!(古っ)よ〜しフロントホイールにタイヤを組んで・・・あ、社長やってくれたのね。(滝汗)え?早く自立した姿見たいから?えぇ、あとはタイヤ付ければ自立しますよ!トップブリッジとハンドル付けてホイールを入れて・・・よ〜しジャッキダウン!
立った!立った!あとはビキニカウルと一体のメーター&ライトとハーネス繋げて、外装載せてポジションの調整。フロントブレーキのエア抜きは・・・またまた社長のお手をお借りしました。その間私はリアキャリパーの清掃。
いや実は結構前から引きずり気味だったのでこれだけはなんとかしないとね。よ〜し出来たぁ!
早速試乗だぁ!跨った感じ、ハンドルが少し高くなったかな?SRのトップブリッジはゴムダンパーが付いていてハンドルポストが高くなっているからねぇ。フォークの突き出しは取り合えず20mm、1Gの沈み込みがやや大きいかな?そのうちイニシャルかければいいな。フォークオイルは一応WAKO’Sの10番をSRの規定量より2cc多い190cc入れてある。
SRより車重が軽いし硬いかな?と思ったけど案外細かい動きをして乗り心地はイイ。ブレーキングの沈み込みは奥で粘る、というより突っ張っている感じ。底付きしてる訳じゃなさそうだけど・・・?今後詰める箇所だな。
ブレーキは今までのブレンボ4ポッドに新品のデイトナニッシン1/2マスターの組み合わせ。ディスクは貰い物の鋳鉄320mmローターをアクティブのローターピンでフローティングしてセット。やっぱRZの車重じゃこのくらいが扱いやすい。レースするわけじゃないしね。
タイヤが新しいからバンクはさせられないけど、すぐ倒し込みたくなる雰囲気。以前の仕様に近いからか?懐かしい乗り味です。イイよ〜コレは。
この翌週ツーリングはこれで行こう!って問題出たらどうすんねん!?


 RZ改−’04Version(その2)

スポークホイール化への第一歩。当たり前だがスポークを組む。しかし組むっていうより編むって言った方が合ってるカモ。一見難しそうなスポーク編みだがやってみると案外面白い。(簡単、とは言えないケド)一定のパターンで所定の穴にスポークを挿してニップルで留める。あとは均等にニップルを締めていくだけ。まぁ、錆びたり曲がったりしたスポークを交換するだけというのならスンナリできます。
しかし今回はハブとリムとスポークの組み合わせがバラバラ。フロントは拍子抜けするほどあっさりと決まりましたが、反してリアはスポークを少し手曲げ加工してやらないと収まりませんでした。スポークを特注で作ればこういった加工は要りませんが値段が張るんですよねぇ。(汗)
スポークが組めたらお次はフィッティングです。フロントは三ツ又&トップブリッジからそっくり入れ替えなので心配なし。問題はまたもやリアですねぇ。「軽く収まってくれ」という淡い期待も空しくホイール、ブレーキを合わせて組むにはスイングアームが狭い。リアブレーキのサポートはアクスルシャフトが貫通しているのですが貫通部をカラーが2個、両側から挟んでいます。このカラーを外しサポートのみの厚みでならぴったし収まるようです。しかしキャリパーを付けるとディスクから大きく外れるし何よりスポークに思い切り干渉します。(泣)
実測したところサポートを外に6,5mm追い出す必要があるようです。限られたスイングアーム幅でこの数字はかなり大きいです。ディスクは内に最大2mmまで追い込めそうですが安全マージンを取って1〜1,5mmまでハブを削り追い込むことに。残り5mm。キャリパーのボルト穴部分は2mm削れそうだ。残り3mm。サポートを削るか?いや、強度を考えたら難しい形状だし3mmはキビシイ。頭抱えているとHi−side.の社長がとんでもない事を言い出した。「チェーンアジャスターが3mmあるからコレ取っちゃえば?」「へ?チェーン調整できなくなるじゃん!?」
つまりこういう事らしい。コの字型のアジャスターはアルミ削り出しで確かに内側の厚みが無ければ3mm稼げる。写真を見てもらうと判ると思いますがアジャスターが収まる部分は溝になっている。ココにアクスルシャフトが通る穴を開けた立方体を入れ進行方向側の壁に穴を開けタップでネジを切りボルトをねじ込む。いわゆるOWタイプのチェーンアジャスターにしてしまえばスイングアーム内側の3mmを稼げるのではという事なのだ。
「・・・(汗)」よう思いつきますな、そんな事を。確かに他にいい考えは浮かばないし何より・・・カッコイイ!!出来上がりを想像するだけでもかなりイケてる。
そこで必要なのはいくつかのワンオフパーツだ。寸法を測り簡単な図面を作る。コレを元にジュラルミンで削り出してもらうのだ。それも1週間以内に!もうすでに(気分は)年末進行モードなので翌週の週末に組み上げてしまいたいのだ。そこでミニバイクレースで何かとお世話になっているG☆Worksさんにお願いしてみたらOKを頂けた。
こうしてどうにかパーツが揃い、後は組み立てるだけと言うところまでこぎつけた訳だが・・・
実際そう簡単にいかないんだろうなぁ・・・(しみじみ)


 RZ改−’04Version(その1)

私のRZはこの20年でフルノーマル→エンジン350化+FフォークRZ−R流用+ロッキードキャリパー+ブレンボ320Φローターの組み合わせ→アルミスイングアーム+前後3HMのホイールで17インチ化+ブレンボ4ポッドダブルという過程を経てきました。
これまでで一番乗りやすい、乗っていて面白かったのは18インチホイールでブレーキ強化したくらいの時ですね。現在使用中のブレーキは強烈過ぎて・・・コレが原因でコケたこともあるし、使い難い。そこで18インチホイールに戻してシングルディスクブレーキにしようと思ったのですがノーマルのホイールにするのも芸が無いかな?と。でスポーク組んでノーマルと同等のタイヤを履かそうということに。サイズで言えばF:90〜100/90-18、R:110〜120/90-18あたりですね。どういう仕様で組むかでずいぶん悩んだ末以下の通り決定しました。
Fホイールは初期のSRディスク車用ハブ+GB250用リム(1.85×18)+TDR250用スポーク。
RホイールはTDR250用ハブ+SR用リム(2.15×18)+SR用スポーク。
Fブレーキは320Φローター+ブレンボ4POTシングル、デイトナのSR用サポートとディスクスペーサー。
Fフォーク及びアンダーブラケット&トップブリッジはSR用。
とまぁ、コストと取り付け易さ、修理性を考えたらこういう感じになりそうです。ワンオフ物は修理考えるとね・・・(汗)
同時にただ今タンクも板金&塗装中です。こちらは芸もなくまた黒/金ラインのノーマルパターンを踏襲しつつYAMAHAの文字だけ字体を変えるつもりです。
タンクの中は錆びで穴が開いたものを溶接で塞いでもらいマナテックのタンクシーラーで錆び取り&コーティング。凹みはロックペイントのロックパテの中目で修正。塗料は普通の缶スプレーです。仕上げのクリヤーだけ耐ガソリン性の高い2液性ウレタン塗料を使います。
以上の内容で’04Versionのお披露目は早くて年内〜新年になる予定です。