2005年7月1日(金)
カナダデーのラブリーゲイシャ

1(土)晴れときどき曇り夕方雷雨 (気温:最高+28度、最低+21度)最高体感温度37度

年に一番オタワが盛り上がる、カナダの建国記念日(祝日)カナダデー。
この日、私は芸者になりました。

うそです。

取り立てて予定はなかったので、ダウンタウンでもぶらぶらして賑わいを見ようかな、と思っていたら友人2人からお誘い。ということで3人で出かけたのですが、なぜか「浴衣を着ていこう!」(&バイワードマーケットまで行ってビールを飲んでこよう!)という企画が途中から混ざってました。

友人は2人とも日本人女性で浴衣を持っているけど、一人で着るのはちょっと自信ない、ということで、3人で集まって一緒に来て行きました。

一人は紺色の少し明るめの色(糸偏に票とかいて「はなだ」と読む?)に絞り柄(鹿の子絞り風?自信ないですが)が白く染め抜かれた葉っぱに、これまた白い花(あやめ、なでしこ、桔梗など)が染め抜かれ、クラシカルな感じの浴衣に麻の葉柄の濃いピンクの帯。これがかなり個性的で、両端にフリンジがついているのです。(本人曰く、プレスリーみたいだよねー?と笑ってました)フリンジを活かして「しだれ桜」という結び方で。

もう一人は濃い緑色に薄いピンクと肌色の間くらいの色と黄色と白の2色の洋花(大きく開いた花びらのとがったバラか、くちなし系?中心が濃く、先の色が薄い)が散らしてある浴衣。それに黄色の無地の帯。オーソドックスに文庫結び。

私はいつもの(絽もどきなのかよくわからないのですが)粗く織っていて少し透ける感じの紺色の地に白い蘭の花が染めてある浴衣。このときはウロコ柄にウサギがはねているピンクの帯。一文字に結びました。

ということで、友人L嬢(ってうちの隣(^^))のアパートに集まり、1時間ちょっとかけてうんしょうんしょと頑張って着ていきました。私も人に教えたことがないので変なことを言って「あ、まちがった。ゴメン」を何度か。それでも二人ともちゃんと着れまして、出かけている間に着崩れもほとんどなかったですよ。(^^)v やはり浴衣の着付けは襟元をきちんと深くあわせることだなぁ(のどのくぼみが隠れるくらい、に。もちろん襟もちゃんと抜いて)としみじみ実感。あと、ウェストはタオルで補正!これは絶対必要だし汗取りにもなります。

着崩れはOKでも下駄の鼻緒で二人とも足が流血騒動に。。。ベビーパウダーをはたくなり、危なくなったところで絆創膏を貼るなりすればよかったですね。

ちなみに自分の方が人のことにかまけている間に着崩れ、出発前にすでに3回くらい着なおしてから出てました。(ナサケナイ)が、着崩れるような着方のままには外に出なくてよかったです。着付けはうまくいかなかったときは最初からちゃんとやり直したほうが無難だとこれまた実感。(もちろん時間があれば、なのですが)

で、でかけるとパーラメント前は人、人、人。。さすがに3人で浴衣に下駄、着物に合わせたバックをもって出かけると目立つようで、いろんな人に「ハッピーカナダデー(^^)」と挨拶されたり、「すごく綺麗!(^-^)」と褒められたり。「写真取っていいですか?」(or一緒に取ってください)というのも合計4,5回くらいあったような。

「一緒に写真撮ってください」と黒人の女の人に言われ、いいですよ、と一緒に並んだらなぜか突如、周囲の人が関係ない人々もシャッターを切ってました。みなさん以外にシャイなのね、直接「撮っていい?」とは聞けないみたいで。年配の人の方が恥ずかしがらずにドンドン話しかけてくる印象でした。

さてお目当てのバイワードマーケットへ。向かう途中、信号待ちで一緒になった人に「ねぇねぇ、それはチャイニーズ?ジャパニーズ?」と言われ「ジャパニーズ」というと「チャイニーズの民族衣装とどう違う?」と言われ?「うーん、中国のはどうか分からないけど、着方が全然違うはず」と適当に答えました。中国の衣装ってどんなだろ?もしかして韓国のチマチョゴリと間違えられてないかな?とも後で思ったのですが、信号待ちの間に答えられるものじゃないですよね、少なくとも。

で、マーケットは込んでいましたがなんとか席を見つけ、ビールを一杯。(たくさん、でなく1杯です)満足です。そこでも何人かの人が興味津々で話しかけてきました。

笑えたのが、ストリートミュージシャンの前を通り過ぎたときに「♪ららららら、ラブリーゲイシャ」と歌われたこと。こっちのひとにとって「ゲイシャ」という言葉は褒め言葉で使うこともあるようです。(着物を着ていて綺麗って意味なの?)どうも日本語的にはゲイシャというと「貧しい家庭の子が売られてなるもの」という印象がまだぬぐえず、という気がします。もちろん歌に踊り礼儀作法、お茶にお花、芸事を全て身につけ、厳しいしきたりに従い、と芸者という職業自体が大変なものだというのは知っているのですが。どうしてもまだネガティブな印象が残っているんですね、自分の中には。

この日はカナダデーでみんな国旗のように白と赤の格好をしますので、濃い色の浴衣はさぞかし目立ったことでしょう。前々から浴衣でお出かけ、という計画を練ろうと思っていたところだったので、満足っ!

その後L嬢のアパートに戻って着替えてから。ぷちバーベキュー。彼女がつい最近買ったという電気バーベキューでソーセージと野菜を焼いて、ホットドックに。さらにビールも空け、満足満足。

この日は「雷雨」の可能性がとても高く、一日中折りたたみがさをもって歩いていたのですが、運よくL嬢の家に居た夕方5時ごろにざっと降って、その後はカラッと涼しくなっていました。それ以外は珍しく全く降らず。ちなみにカナダデーは大体毎年「にわか雨」or「雨」があります。

その後一度解散し、8時半ごろから折りたたみイス(アウトドア用で座るところは化繊の布製)をかついでパーラメントへ。コンサートを見ていたら、10時すぎに花火のはずが10時20分でも未だ終わらず。。。と思ったら痺れを切らしたか演奏中にもう花火が上がり始めてしまいました。15分くらいで、ちょっと低めだったのでパーラメントのピースタワーの影で見られなかったものも結構ありましたが、臨場感はたっぷり。演奏はステージ両側の大画面テレビで見ていたのですが、これが現実に目の前で繰り広げられているとは信じられませんでした。(前の人が立っていたので、直接はほとんど見られず)Kalan Proter(2代目カナディアンアイドルの男の子。ポップロック系)、Corneille(おしゃれなR&B系)、Sam Roberts(ポップロック系)の3人を見られました。Corneilleの演奏ではカホン(カホーン)という箱型の打楽器(その上に座って叩く)がドラムの代わりに使われていて、自分は友人がその楽器を作っているので、なぜか親近感がわきました。

ものすごい人の数ですが、やっぱりこの賑わいが首都の盛り上がりかなと。観光客もいっぱいくるので、この日一日はオタワの人の数が増えます。

浴衣三人娘(20KB)
※パーラメント前にて。(中心は筆者)
友人はシャイな大和ナデシコなので、顔は出さないそうです。

<今日の教訓>

浴衣を着るとき
 ・補正は必ずしましょう。(ウェストに半分に折ったタオルをのせて上から紐で縛ります)
 ・下駄で靴擦れができる可能性がありますので、指の間、鼻緒が当たるところ、足の裏などは汗取りのベビーパウダー(制汗パウダーでもいいかも)で、汗で皮膚がふやけないようにするとよいでしょう。もちろん、念のため大き目の絆創膏を何枚か持って出かけましょう。
 ・下駄の鼻緒がキツイ場合、本当は下駄やさんに鼻緒の長さを調節してもらうのがいいのですが、そうもいかないばあいは事前にタオルなどを挟み込んで、鼻緒を伸ばしておきましょう。

温度差
 ・日中がどんなに暑くても、夜は温度が下がることが多いので、防寒のため1枚多く(orタオルなど)を持っていくと良いでしょう


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