| カレッジに通って2ターム終了しました。これで1年目終了です。2年プログラムなので、次の秋からまた2ターム取ると、それで2年目が終了となります。5月から8月一杯は夏休み、になります。長いなぁ。 ただ、これはたまたま私がそうなった、というケースで、カレッジで同じコースを今年の1月から始め、夏の間に2ターム目を終わらせ、3ターム目から昨年9月から始めたクラス(私達)と合流する人たちもいるので、コースの開始時期によって違うようです。 一般的に夏の間は皆vacationなので、授業数も少ないのが普通のようです。 北米でESL(English as a Second Language:英語を母国語としない人たちのための、英語教育)以外の教育を受けたのはこれが初めてなので、最初は相当緊張しました。2学期目を終えて、大分具合が分かってきて、真面目にやっていれば、ちゃんと卒業できるだろうという自信もできてきたので、私なりに発見したこちらの学校でやっていく時のコツについて書いてみます。 ということで、入学に至るまでの経緯は省略。(機会があったら書くかもしれませんが、結局は普通に調べて普通に手続きしただけなので、あまり参考になることはないと思います) <GPAとは> まず、こちらの学校で常につきまとうもの、それはGPAです。 Grade Point Average(成績評価平均点)というのは各科目の成績評価点(grade point)に時間数をかけ、足し合わせて合計時間数で割ったものです。これが進級や進学、就職、奨学金などの参考にされるので、何かと影響があります。 例えば私の通っているカレッジではこれが3.6以上だと、成績優秀者(Dean's Honours Listにのる)として表彰されます。良い点ならば履歴書に書くこともあると思います。 この成績評価点、というのは成績を点数に換算するもので A(優:Excellent)を4点、 B(良:Good)を3点、 C(可:Fair, Average)を2点、 D(可:Below Average)を1点、 F(不可:Failing, Failure)は0点 ジーニアス英和大時点によるとE(条件付合格:conditionally passed)というのも結構あるみたいです。 なお、私の通っている学校ではAの中でもAプラス、単なるA、Aマイナス、と3段階に分かれていて、Aプラスなら4点、Aなら3.8点、Aマイナスなら3.6点、というようにもう少し細かく分かれています。 この点数×時間数 を各科目ごとに出し、全体を足し合わせて 合計時間数で割ります。 例えば、6科目取っていて、1科目48時間として、Aを1つ、Bを2つ、Cを2つ、Dを1つ取ったとすると、 4×48時間 = 192 3×48時間×2つ = 288 2×48時間×2つ = 192 1×48時間 = 48 合計 = 720 (288時間) −> 平均(GPA)2.5 [点/時間] ということになります。 例えば1科目落としてしまって 最後がDでなくFだとしたら、一番下の行が 48 ではなく、0になり、合計=672 GPA 2.3 になります。 もし、日本だと「落第した科目」は「取らなかったことと同じ」のように扱われる感じがありますが、こちらではその教科を「落第」することのデメリットは2つあります。 1.その学期のGPAが下がる 2.落第の履歴がずっと残る つまり「落第しそうな科目は、途中で取り消し手続きをして、”取らなかったこと”にした方が得策」ということです。システムが違うってこういうことなんだなー、と思ったのでした。 先日、こちらの大学(修士・博士課程)に通っている日本人の人と話す機会がありましたが、そこでもこの話が出ていました。 「落としそうな科目は、登録を取り消せ!」 実際、自分がカレッジにフルタイムで入る前に、パートタイムで夕方にEnglish I(ビジネス英語の基礎みたいな内容)という科目を取ったのですが、そのときは歯が立たなかったので、Fになりました。授業は真面目に通っていたのですが、どうもポイントをつかめなかった(+今よりさらに英語ができなかった)ので、落第自体は妥当と思いましたし、それを承知で「それでも行かないよりは行った方が得るものがあるだろう」と律儀に最後まで通いとおしました。 で、フルタイムの学生になって、必修のEnglish I を当然受けなおし、今度は無事単位が取れました。(この間、自分の英語力が多少マシになったとしても、劇的にアップしたとは思えないのですが、このEnglish I のお作法に慣れてきたという点が大きかったかもしれません。)で、その学期の成績一覧を見ると、English Iの成績のコーナーに「○行目を参照」と指示があり、そこを見ると落第した履歴が。これは逆もしかりで落第した方の成績にも「○行目を参照」とあり、今回単位が取れた成績を見ることになります。 自分の場合は落第した成績が今学期のGPAに影響するわけではないので特に後悔はしていません。でもこれが影響あったとしたら、「しまったー!!」と思ったかも。 まぁこのGPAというシステムもあり、途中で来なくなる(受講を取り消す?)学生が結構いるのかな、という気がしてきました。 さて、GPAが高いことは大事だ、ということはおわかりいただけたかと思います。一生履歴が残るならば、計算高く考えるのも(というか考えるのが普通?)分かる気がします。 <GPAを高く保つには?> では、次のGPAを高く保つにはどうしたらいいか? 同様に6科目とっていて、1科目48時間で、もうちょっと得点を細かく設定して試算してみます。Aを1つ、A-を1つ、B+を2つ、C-を2つとすると Aを1つ=3.8×48=182.4 A-を1つ=3.6×48=172.8 B+を2つ=3.3×48×2=158.4×2=316.8 C-を2つ=1.7×48×2=81.6×2=163.2 合計=835.2 これを総授業時間=48×6=288 で割ると 835.2/288 =2.9(GPA) 比較として全科目Bだったとしましょう。 Bを6つ=3.0×48×6=144×6=864 (合計) これを総授業時間=48×6=288 で割ると 864/288 =3.0(GPA) ということで、Aを1個,A-を1個,B+を2個、取ってもC-を2個取ったマイナス分をカバーするのは大変だということです。まさしく、平均してそれなりの成績を取ることがGPAを上げるコツといえます。 もちろん、テストが得意とか提出物で点を稼ぐとか、得意な手段で得点を伸ばすというのは方策としてあると思いますが(あと出席も大体成績の10%くらいには換算されるので、何はともあれ無遅刻無欠席は大事)、とにかく平均してある程度良い成績が取れることが肝心らしいです。 ちなみに先ほどお話したお二人の話題に出たのですが、非常に粗い見方とはいえ「多分、日本の高校を出て大学の1年からこちらに来るのが一番キツイと思う。来て、途中で帰る人はそのパターンでは多い。半分近いかも。」とおっしゃっていました。言語の問題もあるのですが、システムの違い、学校で要求されるものの違いなども予想外に大きいようです。だったら逆に、高校生からこちらの高校に通うか、大学の修士から入る方がよいのでは?とも。 私は個人的に日本から来た高校生も一人知っているのですが、やはり言語の壁もあり、1年目は特に大変そうです。彼女はものすごくガッツがあり、長期的視野をもってきているのでやり遂げると思いますが、高校生で長期的視野に基づいて3年間留学ということができる人は少ないと思います。 それにこちらは大学受験がなく、GPAで評価されますから、テストで一発逆転!という手が使えません。短期語学留学でなく腰をすえて、というのであれば、英語は日本でしっかり準備をしてくる方がよいと思います。また、すごく頑張ったのに結果的に思ったようにいかなくても、それは珍しいことではないので、決して必要以上に自分を否定することはないと思っています。むしろ頑張った自分を誉めればよいと思います。それに挫折しそうになった直後に伸びが実感できるのはよくあることです。今はガマンのとき、と自分に言い聞かせ、勉強方法などを適宜見直しつつ、諦めずにやってみましょう。 挫けそうになったとき、自分に言い聞かせるのは「今出来ないことが一生できないと決まったわけではない」ということです。今、何かに挫折しても、5年後再度挑戦したら乗り越えられるかもしれないのです。これで一生ダメだと今時点で諦める代わりに、機が熟すのを待つ(orそれに備える)という選択肢も残っている場合は案外あるように思います。 (2006月4月30日記) |
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