minimi 北スマトラをゆく!(タイトル)




18.Hari Raya Lebalan


 いつもは遅くまで寝ているアタシなのだが、今日はなぜだか違う。
うっすらと目が覚め辺りを見回す。

窓は木の扉で閉ざされていて真っ暗。
いつもは夜が明け窓の木の隙間から木漏れ日がうっすらと入ってくる時間に起きる。
しかしまだ外は暗い。
いつも一緒のベットに同じく遅くまで寝ているRaさえ、もう隣にいない。

なんか焦る。

こんな大事な日に、アタシだけグ〜スカ寝てるわけにゃぁいかない。
リビングからは子供達のコーランの声が聞こえる。
テレビかラジオか...。

ハッキリ言ってこの日の朝のことはあまり覚えていない。
家の皆さんが
Lebalanのお祈りを済ませたのか、どこへ行って何をしてるのか...。

なぜなら皆さんはもう起きているはずなのに、リビングにはだ〜れもいない。
キッチンで忙しく働いているような音すらない。
テレビからのコーランさえいつもと違う雰囲気を漂わせている。

(いよいよLebalanなんだ...
アタシはこれから体験する未知の事に対し、ひしひしと感動を募らせていた。


朝8時くらい、しんぜきのおじさんが迎えに来た。
Medan市最大のモスクMesjid Raya(ムスジット ラヤ)へお祈りに行くために。

毎年のLebalanは家の近くのモスクへお祈りに行くそうなのだが、今回アタシが「大きなモスクで見てみたい」とお願いしてしまったため、Mesjid Rayaに行くことになったのだ。

しかし、本当は皆さんも一番大きな
Mesjid RayaLebalanお祈りをしたいらしい。
なのでアタシの申し出が単にわがままではなく(実はそう思ってたところがある)、皆さんにとっても良い事だったと後で聞かされ、ホッとしたものだった。

さてさて、アタシ達を乗せた車はマイムーン王宮の所へ着いた。
Mesjid Raya周辺の道路は全て通行止めなので、そこから歩いてモスクへ向かう。

モスク周辺の片側3車線の大きな通りも全て車両は入れない。
混雑を避ける為だけではなく、モスクの広場へも入れない人々が通りまでびっしりと集まり、そこでお祈りをするためなのだ。

前にヨルダンへ行った時、アタシは「金曜礼拝」で初めてこの光景を見て感動したのである。
だってだって、いつもは大渋滞の車が広い通りを埋め尽くしているのに、このお祈りの時だけはどんなに急いであろうが、なんであろうが車がその場にstopさせられているんだよ。
そして広々とした道路は祈りを捧げる人々で埋め尽くされるのだ。
この光景を見たらどんな人でも大感動!!だと思うなぁ。

というような光景にまた出会えるのだ。
門の外から見えるモスクの敷地には、もうすでにたくさんの人が座っている。
自分のお祈り用ジュータン持参の人、モスクの周りで少年が配っている新聞紙や段ボールの上に座っている人。
様々だ。

祈りを待つ人々お祈りの場所は男女別である。


イスラムのルールで男性は女性の前である。
これは決して「男性が上」だからというのではなく、女性を守る別の理由があるのだ。




アタシ達もスペースを見つけ始まるまでジ〜ッと座って待つ。
ジ〜としなければならないのではなく、アタシはこれから始まる未知の世界にドキドキして気持ちを抑えようとしているのであ〜る。
子供達もお祈りの姿で
お祈り姿の子供達



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