美音の時間(8月)
〜すべてはホントでウソかもね〜
8月18日(土)ヨイヨイ
今季神宮初観戦。しかも澤崎が先発しそうだというので、前からチケットも用意して張り切っていたのに…、試合開始30分前のアナウンスによると先発は「佐々岡」。もう帰りたくなったが、せっかくの神宮なので試合を楽しむことにした。
澤崎が投げる時は一切アルコール類は口にしないが、今日はビールを飲んでやろう。神宮だけで見かける小瓶のサッポロビールが私はお気に入り。スコアも今日はつけないぞ。観戦記を書く訳でもないから、ただただ気楽に試合を観ればいい。青いスタンドに緑のグラウンド。エレクトーンの演奏は昔の曲を使っているのでこれも気に入っている。流れる音楽に耳を傾けてビールを飲む。気持ちいい。
しかし試合はヤクルトの一方的リード。先発佐々岡は早々とマウンドを降りてしまった。ヤクルトが得点するたびにスタンドのヤクルトファンは、東京音頭にのせて傘を振る。ヨイヨイ。5、6点目が入った時はやけになって私も持参の傘を振ってやったが、さすがに10点も入ると飽きてくる。やはり先発を知った時に帰るべきだったのか。そんなことまで考えてしまう。
そんなこんなでこの日は完封負けという悲惨な結果に終わった。
ビールが美味くて夜風が気持ちよかったのだけが救いだった。9月の神宮の試合は勝ち試合を見せてほしい。勿論先発は澤崎でね。
8月15日(水)CM
スカパーでカープ戦を観ている時によく流れる、某証券会社のCMが怖い。
これは一人の若い女性の一日を描いていて、彼女があちこちに行くたび、彼女に想いを寄せる男性が「君を愛している」とつぶやくというものだ。警官、同僚、上司、友達の彼氏…。途中で宇宙人も登場するのはご愛敬だが。最後は父親の胸に飛び込んで終わる。
知らないうちに熱い目で見つめられるという設定も引いてしまうが、何より怖いのが途中、彼女が(多分)見知らぬ相手から受け取るメール。画面にぎっしりと浮かぶ「君を愛している」の文字。ぎゃ〜。思わず目を背けてしまう。あんなものをもらったら怖くて眠れなくなりそうだ。なんてストーカー的な設定なんだろう。あなおそろしや。
怖い事件の多い昨今、どこからか抗議があるのではないかと思ったが、今の所無事放送されている。
しかし「愛している」なんて言葉は、言われる相手によって嬉しくもなったり怖くもなったりするものだとしみじみ思った。
8月6日(日)シンデレラ・エクスプレス
日曜日の夜の広島空港。搭乗口は遠距離恋愛とおぼしきカップルでいっぱいだ。搭乗口に入る前に別れを惜しむ恋人同士。そこで熱い抱擁をかわし終わりかと思ったら、搭乗口に入った後も側のガラス越しに別れを惜しんでいる。音は遮られ声は聞こえないので、ひたすら口の動きと目線で思いを伝え合う。
ここまではよくある光景なのだが、広島に残されるらしい彼女が、泣きながらガラス越しに彼氏の映像を撮っているのには驚いた。後で家に帰って再生するのだろうか。自分の目で今見ている彼氏の映像にはかなわないと思うのだが、余計なお世話か。
土産物屋でもみじ饅頭を物色しながら、ガラス越しのカップルをちらちらと見ていた。もしかしたらあのカップルの何組かがガラス越しに何かやってくれるのではないかと期待したが、それだけだった。がっかり。
8月5日(土)3分の1の不安
広島にやって来た。勿論市民球場で観戦するためである。カープの先発ローテーションを考えて、今日の先発は澤崎だと予想し、チケットも入手しておいた。今季はどうも巡り合わせが悪く、なかなか澤崎の投げる姿を見られない。それならいっそこっちから行ってやろうという訳だ。
昨日の先発は予想通り苫米地だった。今日は中6日で澤崎は間違いない。念のため朝、コンビニでスポーツ新聞を3つ購入して先発予想の欄を見る。その字を見た時、私の心臓は止まったような気がした。私が日頃一番読んでいる新聞の予想が河内だったのだ。
河内は明日じゃないのか。ということは澤崎が明日投げるということか。それなら明日も見ればいいのだが、明日の試合は市民球場ではなくチケット入手困難の岡山。どうしよう。他の2紙は澤崎先発を予想しているものの、右の澤崎と見せかけて左の河内というのも奇襲攻撃がお好きな現監督では考えられる。そこの記者はそのへんを読んだのかもしれない。どうしよう、どうしよう…。不安な気持ちのまま、とりあえず球場に入った。
席についてベンチを見る。タイガースの練習中なのでカープのベンチは誰もいない。その奥にいるはずの監督へと念じる。「澤崎出せ〜澤崎出せ〜」…だんだん疲れてきたがやめる訳にはいかない。せっかくここまで来たんだ、河内だったら恨むぜ…。そして1時間後、ベンチから14番がブルペンに向かうのが見えた。そして「先発・澤崎」のアナウンス!体中の力が抜けた。
しかし許せないのが河内を予想した某紙。予想を外したのは深読みしすぎたからか。私はむこう一週間、この新聞を買わないことにした。それくらいはしなきゃ気が済まない。でも本当によかった。来たかいがあったよ。たとえ澤崎が5回もたずに降板したとしてもね。ええ。
美音の時間(7月)