澤崎キャンプ話(1997年)


沖縄で、プロ入り初のキャンプを迎えた澤崎。大学時代とは違うプロでのキャンプは、澤崎の目にどのように映ったのでしょうか。

澤崎の初めてのキャンプを見てまいりました。

2月4日(火)雨のち曇り

ブルペンは、三方をビニールシート、正面をネットで囲まれたものでした。横に6人並んで投球ができ、連日の雨で足場は良くないながらも、なんとか使える状態になっていました。そこで黒田、田中、長谷川、山崎らと、後方のネット内でバントの練習をしました。東都ではDH制だったため、まだぎこちない感じでした。

そしていよいよブルペンへ!その時一緒に投げた顔触れは、山崎、田中、黒田ら。澤崎は捕手を立たせたまま、牽制球のモーションでの投球も5、6球まぜて、約40球ほど投げました。まだ全力投球にはほど遠いですが、安定した投球にセンスの良さを感じました。
いつの間にか解説者の達川氏、北別府氏が来ていて、熱心に見ていました。その後雨が強くなったので、約1時間で投手陣は移動しました。

投手陣は陸上競技場に移動し、何と400M×25周のランニングを始めました。勿論澤崎も参加。約1時間かけて終了しました。ちなみにトップはペルドモでした。


2月6日(木)曇り

午後、メイングラウンドで江藤の打撃を見ていたら、1塁ベンチ前で、「プロ野球ニュース」の取材が!しかも、澤崎と黒田のルーキーコンビに解説者の達川とアナウンサーが直撃という企画。達川は、緊張気味の二人に、「投手でうまくやろうとしたら、大野さんと仲良く」というアドバイスをしていました。

以下はその時の内容です。(私はスタンドから何を言っているか聞くのに必死でした。)

Q・アナ「キャンプのここまでの感想は?」
澤崎「しんどい」
黒田「体全体と精神的に疲れる」

Q・アナ「対戦したいバッターは?」
澤崎「(考えて)パス」(両手でバツ印を作って)
黒田「巨人の松井選手」

Q・達川「北別府のピッチング、見たことある?」
澤崎「はい、テレビで」
達川「キャッチャーを見る目が似てるんだよね。向かっていくところが」

Q・アナ「セリーグの他の新人選手で、負けたくない人は?」
澤崎「誰にも負けたくないです」
黒田「そういう意識はないです」


これを聞いた澤崎、えーっという顔をして黒田を見ていました。(本当は誰かいるんでしょうね)

 
1塁ベンチ前でインタビューを受ける澤崎と黒田

2月8日(土)雨のち曇り

屋内練習場へ行くと、澤崎、山内、山崎、黒田が投球練習中でした。山崎の捕手の後ろには、セントラルの審判員が立って(今日は5人ほど来ていた)、「ストライク」「ボール」コールをしていました。澤崎・黒田のルーキー組は、まだ捕手を立たせたままの投球。牽制球のモーションからの投球も5、6球やっていました。
報道陣の中に、平光氏、山本浩二氏を発見!澤崎と黒田の投球を、熱心に見ていました。

やっと雨も小降りになった頃、競技場の投手陣は、体操の後、ベテランを除いて、2班に分かれてトラックを200M走って200M歩く、というのを繰り返していました。それが終わると、ダッシュを繰り返していました。
その後、澤崎が審判員に牽制のモーション時の足の動きについて指導を受けていました。カメラマンがここぞとばかりに撮っていました。


2月15日(土)曇り

今日の目玉は、何といっても、澤崎のフリー打撃初登板でしょう。紅白戦終了後の打撃練習で、緒方、金本、高の3人に対して、約20球づつを投げました。ゲージの後ろでは、多数の報道陣が見ていました。(元西武の森氏も来ていました。)そんな中、やはり緊張したのか、時々球が外れてしまいましたが、その度に、「あー、すいません!」と謝っていました。

しかし、ブルペンで見た澤崎は、スピードとキレのある、いい球を投げていました。結局、沖縄では紅白戦などの試合形式では投げませんでしたが、日南での登板が楽しみです。


1997年春季キャンプ・まとめ

澤崎と黒田の2人はどこへ行くにも一緒という感じでした。この二人は調整もスローで、大事にされてるなぁという印象を受けました。
そしていつでもどこでも澤崎は挨拶、挨拶!の礼儀正しい澤崎でした。きっと先輩方にも可愛がられると思います。(?)

フリー打撃の時は緊張しているように見えました。やっぱり味方…それもテレビで見ていた方々が相手では、いつもの半分の力も出せなかったかも。本当の澤崎のピッチングを、早く公式戦で見たいです。