澤崎こぼれ話(2000年)
今季初勝利!
先発としては97年10月7日以来の勝利を挙げた澤崎。サンケイスポーツの6月16日の記事にこんなものがありました。
「お立ち台に懐かしい顔が上がった。(中略)今季はキャンプから2軍スタート。「開幕に間に合わせたい」気持ちとは裏腹に、キャッチボールまでがやっとだった。しかし、結果を出さなければならない。昨年12月に小学校時代の同級生・由季さんと結婚。松田オーナーからも「寂しい思いをさせるな」と厳命を受けていたのだ。」
昨年も抑えとして投げてはいたものの、守護神となるまでには至らず、今年は4年目でしかも家庭を持ったという事でそうとうなプレッシャーがあったんでしょうね。
「よう投げてくれた。ひじの具合もあるし、しばらく間隔をあけて使っていくよ」という達川監督もホッとひと安心。「お祝い?胃がキリキリして何も食べられませんよ」と笑った澤崎ですが、家へ帰れば愛妻の手料理が待っているはずだ。」
「しばらく間隔をあけて」という監督の話でしたが、その次の登板は中5日でした。あれ?1週間に1度くらいのペースかと思ってたのですが。
それにしても嬉しい時に一緒に喜んでくれる人ができたというのはいいですね。手料理パワーで暑い夏も乗り切ってくれそうです。
福井遠征裏話
7月17日付の週刊ベースボールに、6月21日の福井遠征の事が書いてありました。
「父の昭和さんが福井県出身ということで、福井県営球場には県内に住む祖母の清子さんや、昭和さんの兄の紀義さんらが観戦に訪れ懸命の声援を送った。
澤崎が登板する試合を見るのは初めてだという清子さんらの前で先発して5回を投げ、2失点と好投。「調子は良くないが、粘ることができた。次はもう少し長い回を投げたい」と、2勝目にほっとした表情を見せた。試合後は清子さんらと対面し、「元気でやっているか」などと激励を受けたという。」
この日は今まで勝ち星を挙げていなかった阪神相手ということと、親戚の方々がいらしているということで気合も入ったでしょうね。
福井遠征はまた来季もあるかもしれないので、登板のチャンスがあったらその時こそは是非完投勝ちを見せてほしいです。
炎のストッパー
登板の前日・7月28日に広島の投手として活躍された津田恒美さんを描いたドラマが放映されましたが、そのことについての澤崎の記事が7月30日付の日刊スポーツに載っていました。
「津田ドラマビデオ録り 沢崎6回1/3回3失点4勝」
「背番号「14」に恥じない仕事ぶりだった。(中略)
前夜「炎のストッパー」と呼ばれながら病に倒れた故津田恒美さんを描いたテレビドラマが放送された。ナインは大阪・江坂の宿舎ホテルで、それぞれの思いで見た。(中略)その中で、沢崎は見られなかった。「試合を見なきゃいけなかったんで。でもビデオに撮りましたよ。広島で見てたヨメさん(由季夫人=25)はボロボロに泣いたみたいです。もちろんボクも見ます」と、やはり特別な思いがあった。
達川監督も「うちの14番」が頑張ってくれたよ。あのテレビは選手はかなり見ていたみたいだね。そういうときに勝ててよかった」。重い背番号を背負う元新人王の働きで後半戦初勝利を手にした。」
偉大な背番号を受け継いだ形の澤崎ですが、やはり感じるものがあったようです。そこから何かを感じ取ってくれればなあと思います。
スポ天インタビュー
8月5日放送の「スポ天」(RCC)で澤崎のインタビューがありました。
(冒頭)「背番号14…豪腕外木場、炎のストッパー津田、カープの歴史に名を残す栄光の背番号14。そして今再び、その栄光を受け継ぐ者が我々の前に帰って来た。
Q・不安がなくなったのは?
澤崎・今年は明らかに痛みが出てて、いつ投げれるのかっていう不安とかもいっぱいあったんですけども、まあこのままいってね、ずっと痛がって投げれないっていうよりかは多少痛みを我慢してでも投げて結果が出ればと思って。今年はそういうスタートだったんですけど。
そう…すね、まあ一つ二つ…一つ勝ってからですね、やっぱり。それまではもう不安で不安で一軍に上がった時も、まだファームで2イニング、最長2イニングしか投げてなかったから。もうちょい長く投げてからっていう、そのなんていうんですか、自分の中での安心感みたいなのが欲しかったから。それができてなかったから、更に不安は不安でしたね。
Q・3年ぶりの先発白星
澤崎・あの時はそうすね、結構調子も良く、まあ変な緊張感っていうのはなかったんで、自分の思い通りに投げてたとは思うんですけど。スライダーが特に良かったんで、それを軸にできたっていうのが良かったとは思うんですけども。
Q・バットも好調!?(8月4日現在2割5分、打点4)
澤崎・ええまあ打ちたいっていう気持ちはありますから。バット振ったらまあ失投だとは思うんですけども、たまたま当たってくれて良い所に飛んでくれたっていう感じなんですけど。やっぱりヒットで出れたりすれば気分的には乗れるんで、それはピッチングにも影響すると思うんですけども。
Q・結婚も転機になった?
澤崎・家にいても、もう、すごい、何ていうんですか、今までの寮生活とは違う部分があるんで、だから逆に集中できてるって部分が大分出てきてるし、食事の面とかでもすごい考えてくれてるから、はい、そういう面で自分のプラスには凄いなってるなって思うんですけれども。
Q・エース佐々岡の不在…
澤崎・みんなやっぱりその不安はあるとは思うんですけども、ま、マウンド上ったらやっぱり自分がそれぞれ抑えなきゃいけないと思うんで。
Q・後半戦に向けて
澤崎・とにかくこの調子で続けていけるように頑張っていきたいと思います。負けないように頑張りたいと思います。佐々岡さん帰ってきたら澤崎いなくなったとかいうんじゃあれですから。へへ。
外木場さんの話…投げるごとに状態が良くなった。安定している。組み立てが非常に良い。安心して見ている。
(背番号14の)後を継いで欲しい。
もうちょっとウエスタンで投げさせてから1軍に上げた方が…と私も思っていたのですが、澤崎自身も不安だったのですね。故障明けで、実戦から遠ざかっていただけに不安になるのは当たり前でしょう。チーム事情もあったのでしょうが、そのあたり首脳陣も考えてあげてほしかったなと思います。
ちょうどこの日は澤崎が先発した日でした。しかし期待を裏切る投球になってしまいました。この後、澤崎のピッチングは下降線をたどってしまいます…。
右肘手術
10月中にも右肘の手術を受けるということが決まったそうです。
「今回受けるのは、痛みの原因となっている骨棘(きょく)を削る手術で、沢崎本人が「禍根を断って来季を迎えたい」と決断、球団の了解を得た。「登板翌日に痛みがあって、試合と試合の間に投球練習ができないのが辛かった…」と苦しいシーズンを振り返ったが、術後のリハビリに向けて気持ちを新たにしていた。」(ISIZE SPORTS・10月13日)
「術後はリハビリ、トレーニングを行い、来季開幕には間に合わせたい意向だ。」(日刊スポーツ・10月14日)
昨年から抱えていた右肘の痛み。1軍昇格後も痛みがなくなることはなく、後半戦になってからはますます酷くなっていたようですが…ついに決心したようです。
無理をせずにじっくり治して、今度こそ元気な姿で澤崎らしい投球を見せてほしいです。
続報・右肘手術
10月23日、右肘の手術を無事終えました。
「広島沢崎俊和投手(26)が広島市内の病院で右ひじの軟骨切除の手術を受けた。経過は良好で、約6週間後には投球練習を開始できる見通し。沢崎は昨年秋ごろから、右ひじに違和感や痛みがあり、手術に踏み切った。」(日刊スポーツ)
「広島の沢崎俊和投手は23日、広島市内の病院で痛めていた右ひじの手術を受けた。右ひじの関節にできたとげを除去する形成手術で、術後の経過は良好。1週間ほど入院する予定で、投球の再開まで約6週間かかる見込み。」(時事通信・10月23日)
経過は順調とのことで、とりあえずは安心しました。秋のキャンプには参加せずに、広島に残り別メニューでリハビリに励むようです。あせらず頑張って欲しいです。
それから週ベにはこんな記事が。
「シーズン前には何もなかったが、シーズン終盤にレントゲン検査を受けてみると、ネズミ(=遊離骨)らしき物があったので取ることにした」。(週刊ベースボール・11月6日号)
後半球威が目に見えてなくなっていったのは、これが原因だったのですね。シーズン中盤、せめて後半戦に入る前に検査を受けておけばよかったのに…とも思いますが。
とにかくこれからのオフシーズンはじっくりとリハビリに専念してくれればと思います。
挙式
昨年12月14日に入籍した由季夫人と、12月16日に広島市内のホテルで結婚式を挙げました。
「「年末年始も練習するので新婚旅行はお預けです」10月に右ひじを手術した沢崎は軽いキャッチボールを行う程度まで回復した。(中略)「1年働かないと給料は上がりません。新婚旅行は来年、仕事をした後です」と言い切った。」(日刊スポーツ・12月17日)
おめでとうございます!
新婚旅行はバリ島希望だそうです。来年希望通り行けるといいですね。
「沢崎と由季さんは幼なじみで、中学時代から交際し、長年の愛をはぐくんでゴールインした。披露宴には松田耕平オーナー、チームメートの佐々岡、緒方、金本、野村らと、同じ青学大野球部出身者のダイエー・井口ら約160人が出席して門出を祝った。」(スポーツ報知・12月17日)
この日は阪神カツノリの婚約発表(これが一番扱いが大きかった)、西武石井、中日鈴木、大阪近鉄宇高、千葉ロッテのダイらも挙式したということで、新聞の野球欄にコーナーができていました。
西武の石井とは、3年前の某歌合戦でコンビを組んでKinki Kidsの歌を熱唱していたのですが、同じ日に挙式とは奇遇というか何というか…。
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