澤崎こぼれ話(1997年)

紅白戦デビュ

*広島紅白戦*(2月26日)

 
 

紅組
8仁平・4高山・7金本・9千代丸・3浅井・2瀬戸・6野々垣・5木村
投手・澤崎(1)ー田中(2)ー白井(1)ー東瀬(1)

白組
8ペレス・6高・9緒方・5町田・4ソリアーノ・2D小畑・3福地・D2田村・7朝山

投手・紀藤(1)ー菊地原(2)ー横山(2)


キャンプ地日南・天福球場で行われた紅白戦に澤崎が初めて登板。
1回を142キロの直球と得意のスライダーで、わずか7球で三者凡退に打ち取り、実力の片鱗を見せました。

しかしこの時、澤崎の疲れはピークだったようです。キャンプインから約1か月、さぞかし厳しい練習で…と思いきや、どちらかというと周りに気をつかいすぎての心労だったとか。おかげで体重も3キロ程減ったそうです。
スポーツ紙に川端投手コーチの談話が載っていました。「気を使い過ぎる。朝は必ず1回挨拶して回る。帰りもまたする。」ということで、礼儀正しいのもいいんですけど…ね(^_^;)。

そういえば私もこの年のキャンプで、あちこちで選手やスタッフに挨拶する澤崎の姿を見かけました。
本当に礼儀正しくて感心したのですけど…なんか痛々しくも見えました(^_^;)。


新人戦

*日清製粉新人戦*(3月8日)

   12
    8

東京ドームで行われた新人戦を観戦しました。

澤崎は3回裏に登場。沖縄キャンプの時に比べ、かなり痩せていたので驚きました。(頬もこけていたし…。)
8番・柳沼(ロッテ)にレフトへのテキサスヒットを打たれましたが、9番・大久保(近鉄)はフォークで三振。1番・井口(ダイエー)もフォークで空振りの三振。(ちなみに青学の同期対決!打席に井口が入った時に、澤崎がニヤッと笑っていました(^_^;)
しかし、続く小坂(ロッテ)に四球。2番・柴原(ダイエー)にセンター前ヒット。これで1失点となりましたが、なんとかふんばり、3番・松中(ダイエー)をファーストライナーにしとめました。いい当たりはされませんでしたが、今日の澤崎は今一つでした。

ちなみにカープ2位指名の黒田は6回裏に登場。打球を足に受けて退場した小野(巨人)の後、急遽登板。しかも無死満塁という場面でした。しかし、落ち着いた投球でピンチを脱し、見事優秀選手の一人に選ばれました。
試合は乱打戦になりましたが、セリーグが勝ちました。

見たかった澤崎と黒田の投球を近くで見たので満足しました。それから、黒田が思っていたより良かったので、今後が楽しみですね。澤崎は…やっぱり疲れていたのかな。

その澤崎、「緊張してストライクが入らず、井口とも直球勝負するはずが、フォークを使ってしまった」とのこと。
黒田は「結果を考えずにいったのがよかった」とか。まさに明暗をわけた二人でしたね。

マウンド上の澤崎


初勝利の日

*対ヤクルト第3戦*(神宮球場・4月10日)

C    2
S    1

(延長11回)

この日4連投となり、先発大野の後を受けた澤崎が初勝利を挙げました。
実はこの日、母方のおばあ様(87)が亡くなったそうです。澤崎は試合後はすぐに祖母宅に向かったそうです。


夕刊紙の記事・1

7月で8勝を挙げ、新人王へまっしぐらといった感じの澤崎ですが、夕刊紙にも記事が載るようになりました。

「新人トップの8勝目をマーク、うち4勝目が巨人戦と堂々たる「Gキラー」ぶりだ。(中略)ところが、当の澤崎は何を聞かれても優等生発言を繰り返すばかり。「巨人戦4勝目?いや、たまたまです。打撃でも2打点?いやいや、それこそ本当にたまたまです」って謙遜するのもいいけど、少しは若手らしくイキのいい発言でもしてみたら?」
(日刊ゲンダイ7月31日)

…余計なお世話のような気がしますが(^_^;)。
しかし入団時から澤崎の謙虚さは変わっていないようですね。
某球団のルーキーが「自信?なければ(プロに)入りませんよ」と強気の発言を入団時にしていたのとは大違いです(^_^;。

ところでこの「いや」「いやいや」というのは澤崎の口癖のようで、新聞や雑誌のインタビュー記事には必ずといっていいほど何度か出てきます。「いや」があれば、澤崎の言葉をかなり忠実に再現していると思っていいのではないでしょうか。


夕刊紙の記事・2

同じく日刊ゲンダイ(6月28日)の「このルーキーの実力と実家」というコーナーにも澤崎の記事がありました。

キャンプで気を使いすぎて痩せてしまった話や、実家が千葉ということなどが紹介されていましたが、私が特に興味深く読んだのが「青学時代から澤崎をよく知るさるマスコミ関係者の話」というものでした。

自分を押し殺してでも「和」を大切にする。青学時代はそれほど上下関係は厳しくなかったんですが、澤崎はきちんを礼儀をわきまえていました。昔から人の誘いを断ったことがないというくらい、人に気を使う。頼まれたらイヤと言えないんですよね」

例の「キャンプ挨拶事件」(?)からも、気を使う性格のようだというのはわかるような気がします(^_^;)。しかしその例として挙げられたのはちょっとびっくりする話でした。

「大学時代に熱烈な澤崎ファンの子がいて、寮にまでしつこく電話をかけてきた。澤崎は「イヤだイヤだ」と言いながらも、電話がかかってくると、そのたびに邪険にすることもなく、きちっと応対していた」

これが本当なら、そこまでしなくても…と思いますが(^_^;)。
(それにしても迷惑な人もいるものです(-_-;)。良い子の皆さんはこういう事はしないでね。)

しかし最後は「投手らしくないひ弱な性格に見えるが、これが逆に武器になっている。周囲をよく見て配慮する思考スタイルが、投球に生きているのだ」とありました。
投球の間合いを長くして、打者のタイミングをじらすなどがそうだということですが、澤崎のそういう投球は気を使う性格からきているという分析が面白かったです。


(まだまだ続くよこぼれ話〜)