1997年の澤崎(4月〜5月)


見出し横の◎は筆者が球場観戦したもの、◇はTVまたはラジオ観戦、■は新聞等の情報によるものです。


1・澤崎、公式戦初登板(4月6日)
3−4(対阪神戦・広島)

澤崎が3番手として登板しました!私にとっても、待ちに待った瞬間でした。
今日はテレビ東京の中継があったので、ビデオ録画をしながら見ていました。澤崎は出るかな…と思いながら見ていましたが、中継時間も残り少なくなったころ、澤崎登板のアナウンスが!!

しぐさや表情を見ていると、なんか、すごく緊張していたように見えました。
江藤とロペスのはらはらさせるプレーで、なんとかツーアウトをとったところで中継は終わりましたが、その後、9回にハイアットにホームランを打たれたとは…。(この9回の登板は意外でした。今日は経験を積ませるための、1イニングだけの登板だと思っていたので。)
結局プロの洗礼を浴びることになりましたが、いつかは打たれるのなら、早いほうがよかったのかも。(早すぎ?)

テレビで見たかぎりでは、全体的に球が高いですね。ハイアットに打たれたのも高目のスライダーだったらしいです。澤崎のいい時は、もっと低めに球が集まるのですが。
まあ、今日は初登板ということで、大目に見ましょう。(^^;


澤崎・談「あの1球ですね。クソッ!同点になっていましたからね…。」
(日刊スポーツ・4月7日)

S 防御率 球数
4.50 34

2・澤崎、思い出の神宮初登板(4月8日)10−6(対ヤクルト戦・神宮)

今日は5番手で登板しました。
神宮球場は、澤崎が青学時代慣れ親しんだ球場。私が初めて澤崎を見たのもここでした。
今日マウンドに立った姿を見た時は、体が震えるほど感動しましが、今回は運がなかったというか…。
無死1、2塁で土橋の当たりをヒットにしたのは捕れなかった自分に責任があったのでしょうが、その後は、エラーや打ち取った当たりが内野安打になったりで、見ていて気の毒なほどでした。
土橋の打球も、もうちょっと西山が指示してもよかったと思うし、セカンドの当たりも、高山にもうちょっとダッシュしてほしかったし…。今日の試合は本当に悔しかったです。

あの回の後、ベンチを見たら、しょんぼりと後ろに座っている澤崎に、エラーをした金本が何やら声をかけていました。(多分、「すまない」とかでしょう。)澤崎は帽子をとってぺこっと頭を下げていました。

大学時代投げていた思い出の神宮球場初登板は、ほろ苦いものとなってしまいましたが、明日、明後日も登板の機会があれば、めげずに頑張ってほしいものです。古田から124キロのフォークで三振をとるなど、いい場面もありましたし。
それにしても今日は4時間近い長い試合だったので、疲れました。

S 防御率 球数
3.00 22


3・澤崎、実力の片鱗を見せる(4月9日)4−7(対ヤクルト戦・神宮)

澤崎が8回裏に4番手として登板。ブルペンで熱のこもった投球をしていたので、多分今日も投げるだろうなと思ったら、やっぱり投げました。
今日は下位打線からということもありましたが、8番宮本、9番伊藤、1番飯田を10球で打ちとって、安定した投球を見せてくれました。MAX144キロと、昨日より球も速かったです。

今回の登板が、一番持ち味を出せたと思います。投手陣がこんな状況の今、澤崎の先発は意外と早くやってくるのではないでしょうか。
澤崎は大学時代、立ち上がりが悪く、しり上がりに調子がでてくるタイプだったので、リリーフよりは先発の方が向いていると思います。

S 防御率 球数
2.25 10


4・澤崎、プロ入り初勝利!(4月10日)2−1(対ヤクルト戦・神宮)

☆☆☆ 祝・澤崎プロ入り初勝利!! ☆☆☆

寒さに震えながらの観戦でしたが、バックネット裏で見ることができました。
先発の大野の調子も良かったし、3日連続の登板はあるかなぁと思っていたのですが…。

それが、まさかの9回裏の登板!しかも、同点という大事な場面でいきなり古田にヒットを打たれましたが、その後は気迫あふれる三者連続三振!特に、代打広永を145キロのストレートで空振り三振にしとめた時は、大感動!でした。続く10回は三者凡退に打ちとり、11回にはペレスのホームランで勝ち越し!
このまま行くと勝ち投手…。そんな11回裏、澤崎はマウンドへ。
一死から小早川にストレートの四球を出し、続く古田はヒット。川端コーチがここでマウンドに上がったので、交代かと心配しましたが、ここは続投となりました。
その後、ホージーをレフトフライに打ちとり、代打、土橋。2死1、2塁で、リードはわずか1点の場面。
そしてファウルの後の5球目。最後はショートフライでした。勝った瞬間の澤崎の嬉しそうな顔は、肉眼でもはっきり見えました。

そして、ヒーローインタビューの時や、クラブハウスに戻るときのカープファンの暖かい声援には、私も胸が熱くなりました。
でも、シーズンは始まったばかり。
気をひきしめて、この先の登板も頑張ってほしいですね。
…でも、今日は、とにかく嬉しい!嬉しい!ただそれだけです。

澤崎・談「うれしいの一言です。無我夢中で思い切って投げることだけを心がけた。これからも与えてもらったチャンスを精一杯生かしていきたい。」
(スポーツニッポン・4月11日)

S 防御率 球数
12 1.29 54


5・澤崎2勝目!(4月12日)14−8(対横浜戦・横浜)

☆☆☆ 祝・澤崎 2勝目!! ☆☆☆

不安定だった高橋建が5回につかまり、ノーアウト満塁。この時点で14ー2だったので、川端コーチがマウンドに上がった時も、もう少し様子を見るか、交代にしても、玉木あたりかな…と思っていたら、なんと澤崎がマウンドに!
浜スタは神宮と違ってブルペンが見えないので、次に誰が投げるのかがわかりにくいのですが、それにしても予想外の登板に驚きました。
澤崎は谷繁に犠牲フライを打たれたものの、続く代打佐伯、石井を打ちとりピンチをしのぎました。

ただ、私はこの回だけの登板だと思っていました。それが次の6回に、澤崎が打席に立った時は面食らいました。ワンアウト1塁で、送りバントをする場面だったのですが、河原の140キロ台のストレートに腰がひけて、スリーバント失敗。バントはこれからの課題ですね。(^^;
そして、6回裏もマウンドへ。波留、鈴木に連続ヒットを打たれ、ローズに四球を出すなど不安定な内容で、1点を取られてしまいました。
    
澤崎は早くも2勝目をあげましたが、試合終了後、川端コーチと握手した時もさえない顔をしていました。自分でも納得いかない内容だったのでしょうね。6回は点差もあったし、無意識のうちにもどこか気持ちが入らないところがあったように見えました。そろそろ疲れも出る頃でしょうし…。
初勝利に続き、澤崎の2勝目を見ることができたのは嬉しかったのですが、今日の登板は正直いって「?」でした。YBへの流れを断ち切るためだったら、5回の登板だけでよかったと思います。

澤崎・談「今までで最悪の調子だった。こんなのでは喜べない。」
(スポーツニッポン・4月13日)

S 防御率 球数
2.00 25


6・澤崎、巨人戦初登板(4月16日)9−4(対巨人戦・広島)

9回に澤崎が3番手で登板しましたが、ワンアウト1塁で川相を迎えたところでテレビ中継が終わってしまい、仕方なくラジオを聴きました。その後は川相を三振にしとめ、松井には四球。四番清原からは三振を奪う力投!清原の三振はスポーツニュースで見ましたが、リアルタイムでじっくり見たかったです。

澤崎が投げている最中にテレビ中継が終わるのは、これで2度目…。(^^;

S 防御率 球数
1.80 22


7・澤崎、初先発も…(4月20日)9−3(対中日戦・岐阜)

RCCラジオリアルタイム中継に電話をしたら、ちょうど澤崎が打ち込まれた4回でした。
どうも四球が多く、澤崎らしくない内容だったのが気になりました。

今日は横山が初勝利を飾りました。
でも、澤崎も一時は負け投手の可能性が大だったのに、なんとか逃れたのと、中村のHR判定が覆った(4回、2死1塁、1−2から中村に打たれたレフトポール際の打球が、一度ホームランとジャッジされてその後取り消される)ということは、ツキはあるということでしょうか。(^^;;
スタミナがない投手ではないので、次回はきっとやってくれると思います。

澤崎・談
「これを反省点として次につなげたい。」
(日刊スポーツ・4月21日)

S 防御率 球数
23 3.00 91


8・澤崎3勝目!(4月26日)4−3(対巨人戦・東京ドーム)

☆☆☆ 祝・澤崎 3勝目!! ☆☆☆

昨日、初登板初先発初完投で初勝利を挙げた黒田に続く事ができるのか、澤崎!
…と心配したのですが、見事、先発で3勝目を挙げてくれました。

しかし、投球内容は今一つでした。変化球が決まらず(全体的に高かった)、苦しかったようですが…。
あれでは6回(無死1、2塁で)の降板も仕方がなかったでしょう。
その後の中継ぎ陣、抑えが頑張って、澤崎に3勝目をプレゼントしてくれました。試合が終わるまではハラハラしていましたが、とにかく勝って、ほっとしました。
初ヒット&初打点も見ることができましたし。

ヒーローインタビューは、持参したラジオを聞きながら見ていました。澤崎はウイニングボールを背中の後ろで持って、インタビューを受けていました。
これからもどんどんウイニングボールを増やしていってほしいです。

澤崎・談
「昨日の試合は(前日の黒田の初勝利)刺激にはなったけど、人は人、自分は自分ですから。でも、黒田と2人で白星を積み重ねていくのが理想ですね。」
(サンケイスポーツ・4月27日)

S 防御率 球数
5 0/3 23 3.60 84


9・澤崎、初黒星(5月4日)1−3(対阪神戦・甲子園)

澤崎が先発でした。あの満員の甲子園の中で投げるなんて、ちょっと緊張してしまったかも…。

3回、グリーンウェルに2点タイムリーを打たれたのも痛かったですが、その前の連続死球の押し出しがもっと痛かったです。(スポーツニュースを見て、「新庄、よけろよ!」と叫んでしまいました。(^^;)
澤崎にしては珍しい場面でしたね。前の回にツーベースを打って走って疲れたのかな?とも思ってしまいました。

澤崎・談
「(グリーンウェルに痛打を浴びて)フォークが落ちなかった。(阪神は)最初はボールを振ってくれてたんですけど。」
(日刊スポーツ・5月5日)

S 防御率 球数
6 2/3 30 3.71 126


10・澤崎4勝目!(5月14日)6−5(対巨人戦・広島)

☆☆☆ 祝・澤崎 4勝目!! ☆☆☆

雨の中、テレビ中継も終わった後(^^;逆転した8回から6番手として登板。
今日のピッチングは素晴らしかったです。三者凡退にしとめ、巨人の反撃を許しませんでした。
特に、大学時代にHRを打たれたこともある清水、以前HRを打たれた仁志を打ちとったことは大きな自信になると思います。

しかし、澤崎はこのまま中継ぎ(抑え?)にまわってしまうのでしょうか。今日は登板間隔があいたので投げさせたのか、それとも今後中継ぎをさせるためなのか…。
私個人としては、やっぱり先発完投をやってもらいたいのですが、チーム事情もあるので仕方がないかもしれませんね。

澤崎・談
「行けと言われればやるだけ。走者を出しての一発だけを気をつけた。」
(報知新聞・5月15日)

S 防御率 球数
3.45 15


11・澤崎は当分中継ぎ?(5月17日)3−4(対横浜戦・横浜)

澤崎が先発大野の後に7回に登板したのには驚きました。
4回が始まる前、澤崎、黒田、玉木、前間がブルペンに向かったのが見えたので、「もしや…」と思いましたが、あの場面(3ー2で1点負けている)で出てくるとは!
いきなり初球、谷繁にツーベースを打たれ、波留にもタイムリーと、結局、ぴりっとしないまま1失点。この二人に打たれたのはいずれもストレートで、ストライクを取りに行った甘い球のように見えました。
8回には横山にマウンドを譲りました。

しばらくは澤崎を以前のように中継ぎで使うようですね。中継ぎ陣が今一つの現状なので、首脳陣もいろいろと可能性を試しているもかもしれませんね。中継ぎ陣が安定すれば、また先発に戻るのでしょうか。

S 防御率 球数
3.64 13


12・澤崎、雨の神宮で(5月20日)7−5(対ヤクルト戦・神宮)

今日の神宮のゲームは、雨の中で行われました。
先発黒田の後、7、8回は澤崎が投げました。当分佐々岡につなげる役をさせるのでしょうか。

でも、今日の内容はぴりっとしませんでした。
土橋に打たれたHRは変化球が甘く入った失投でしたが、直球がいいのに、小早川に変化球を多投してみたり(7球中6球が変化球で、その変化球を打たれた)など、ちょっと首を傾げてしまいました。
でも、ストレートは最高147キロを記録し、球威はあったと思います。

澤崎・談「黒田が頑張っていたので、僕が勝ち星を取るわけにはいかない。」
(日刊スポーツ・5月21日)

S 防御率 球数
10 3.69 41


13・澤崎、散々な日(5月23日)2−4(対阪神戦・岡山)

0−2と負けている場面で、6回から3番手として登板。いきなり先頭打者の星野にホームランを打たれるなど、2失点の散々な内容だったようです。

S 防御率 球数
10 4.01 23


14・澤崎、勉強の日(5月27日)1−4(対巨人戦・福岡ドーム)

先発黒田の後、8回から登板。
一死後、元木を2ー1と追い込んでいながら、4球目の144キロのストレートを打たれてしまいました。
ストレートがシュート回転して、真ん中にすーっと入ってしまった球のようでした。澤崎の調子の悪い時によく見られる投球です。あのヒットが直後の小早川が松井に打たれたホームランにつながってしまいました。結局一死しか取れず降板。悔いの残る投球でした。
奇しくも今日は澤崎・黒田(プロ初黒星)のルーキーコンビにとっては「勉強の日」になってしまいました。

S 防御率 球数
1/3 4.24


15・澤崎、勝ち試合の最後に(5月28日)5−1(対巨人戦・福岡ドーム)

今日は4番手として9回に登板。
立ち上がりに球が高めに行くのと、簡単に初球からストライクをとりにいってしまうのが悪いくせなんですよね(^^;。今日の川相の2塁打がまさにそうでした。こういう投球では、アマチュアなら通用しても、プロは見逃さず打ってきますから…。
このところの対戦を見ていると、各打者は澤崎の初球を狙ってきているようなので、スライダーから入るにしろ、ストレートから入るにしろ、気をつけてほしいものです。(このあたりは、キャッチャーがうまくリードしてくれると思いますが。)

今日はヒットを1本打たれたものの、なんとか踏ん張ってくれました。
ぎりぎり放送時間にも間にあったことですし(^^;、明日も投げることがあれば頑張ってほしいです。

S 防御率 球数
4.11 10


16・澤崎、5月を締めくくる(5月31日)7−3(対横浜戦・広島)

今日もリードしている場面で3番手として登板。しかし8回にも2安打、9回にも1安打をあびるなど、無失点に抑えたものの、内容はよくありませんでした。
どうも横浜戦ではよく打たれています。このあたりも課題ですね。

S 防御率 球数
10 3.89 37


4月・5月の澤崎

ツキも味方して、ぽんぽんと勝ち星を重ねていきました。
澤崎は2か月で早くも16試合に登板。首脳陣はルーキーの年の山内のように、「最初は中継ぎ、よくなれば先発で」と思ったらしいですが、主力投手陣の不調により、そうもいかなくなりました。
4月に先発にまわったものの、中継ぎ陣の数が足りずに再び中継ぎに。それも勝ち負けに関係なく投げていたので、大忙しの2か月となりました。



1997年の澤崎(6月〜7月)