works(銅版画作品集)
エッチング手法の銅版画作品集・その1です。
薬品を使って銅板を腐食させて線をつくっていく制作工程そのものが好きなんだと、実は最近気がつきました。

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 罪深き草 (51×36cm)

いつもはスポイドを使って、薬品(腐蝕止め)の流れを増やしたりとどめたりの作業のなかで画面がだんだん決まっていくのですが、この作品ははじめから出来上がりの画面が頭の中に現れました。タイトルの意味は自分、広い意味では「人間」と呼ばれる雑多な生き物のこと。


 赤いパラシュート (51×36cm)

タイのバンコクの犯罪者博物館で、胎児のホルマリン漬けを見たあとに制作。
「人間は、うまれる前は皆へその緒につながれて育つ。そしてこの世にうまれ出たあとも、その記憶を命のヨリドコロとなるパラシュートのようなものとして背負い、生きているのではないか」という思いがめぐりました。


 na-gori (60×38.5cm)

スポイドで描いた軌跡をなるべくそのまま版に定着させようと試みたもの。「描く意識」と「版を作る意識」は普段、別々のように思うのですが、その二つがいい感じで重なり合って制作できた印象深い作品です。



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