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知的生活の模倣過去のレビュー

Webmaster's Note

過去に紹介したものは、ほとんどの場合、新しい記事に押し出されてトップページから消えるとすぐに、それぞれのテーマのページに振り分けている。ここにあるのは、行くべきページがないか、またはページができるまで待機しているものである。

2005/03/07

安西徹雄 『翻訳英文法―訳し方のルール』 バベル・プレス

翻訳をするのに必要な技術を、江川泰一郎氏の『英文法解説』を参考にして、文法項目別に整理したもの。それぞれに練習問題があって、実際に「ペンを取って」訳してみることを勧めている。著書の試訳ばかりでなく、翻訳教室の生徒の回答にコメントを付けて添削するなど、複数の訳を比較して理解を深めることもできる。サマーセット・モームからの例文が目立つのが興味深い。現在は『英文翻訳術』と改題されて、ちくま学芸文庫から出ている。 Amazon.co.jp

2005/02/08

別宮貞徳 『翻訳読本―初心者のための八章』 講談社現代新書 ★★

翻訳の入門書。他人の誤訳を指摘することで有名な著者だが、この本では自然で分かり易い訳文を書くことを強調している。練習問題もいくらかあるので、やってみるとよい。 Amazon.co.jp 楽天フリマ

2004/06/15

渡部昇一 『英文法を知ってますか』 文春新書

英語の文法書が成立するまでの過程をコンパクトにまとめた新書。この分野の権威である渡部氏は、もっと本格的な英文法史を書いていて、これはそのダイジェストとも言うべき本ではあるが、それでもかなり専門的なところまで記述が及んでいる。 Amazon.co.jp

2004/06/13

渡部昇一『英文法を撫でる』 PHP新書 ★★

渡部昇一氏が自ら体験した英文法の威力を語る本。題名通り、英文法を「撫でる」だけで、概観はしないが、その魅力は存分に伝わってくる。Good morning! という表現の文法的な格の問題から始まって、それをドイツ語と関係づけながら、いつの間にか英語の起源にへと話を進める手法はいつもながら見事だと思う。英文法との格闘を通じて英語ができるようになり、そのおかげでドイツ語の作文にも比較的短期間で習熟した体験談は、外国語を学ぶ人には是非読んでほしい。 Amazon.co.jp

2004/06/12

渡部昇一 『講談・英語の歴史』 PHP新書

語り下ろしによる英語史講座。ドイツの一方言に過ぎなかった英語が、世界の共通語にまでのし上がっていく過程を、実例を交えながら易しく解説している。渡部氏には大学生用の教科書として、『英語の歴史』という著作があり、私も買ってよく読んだものだが、この新書の方が断然読みやすく面白い。 Amazon.co.jp

2004/05/20

『世界・日本地図帳 グローバルアクセス』 昭文社 ★★

地理は小学生の頃から苦手である。歴史を学ぶ上でもハンディとなった。さすがにこの年齢にもなれば、総合的には知識も豊富になっているものの、まだ人並みとは言えない。やはり地図帳を手元に置いて、こまめに地名を調べる必要がある。ここに紹介する地図帳は、構成の上では学校で購入させられるものと大差ない。しかし、一回り大きいA4サイズなので、見やすいところが気に入っている。この地図帳で昔の旅行の足跡を辿るのも悪くない。 Amazon.co.jp

2004/05/07

太宰治 『人間失格』 新潮文庫 ★★★

太宰治の最晩年に属する小説。「人間失格」や「狂人日記」などは、いかにも中学生あたりが興味を持ちそうなタイトルである。ご多分に漏れず、中学生の頃、学級文庫に入っているのを手に取った覚えがある。現在は文庫本で読んでいるが、今後も読み返すだろうから、しっかりとした装丁の本があれば手に入れてみたいと思う。 Amazon.co.jp

2004/03/23

いかりや長介 『だめだこりゃ』 新潮文庫

ドリフターズのリーダーとして、また俳優として活躍したいかりや長介氏の自伝。以前にも立ち読みしたことがあったのだが、いかりや氏が亡くなった翌日、まだその本屋の棚にあったのを買った。メンバーの変遷、ビートルズの来日公演、俳優への転身など、当事者から聞きたい話は大体網羅している。特に、「全員集合」を作り上げていく苦労話を読むと、やはり毎週毎週生放送の番組を作るのは大変だったのだなと思う。手間暇をかけて作った番組は、今でも観るに堪える。当時の放送をまとめた DVD が売れているのも頷けた。 Amazon.co.jp

2004/03/16

谷沢永一 『論争必勝法』 PHP研究所

第一部は谷沢氏の旧制中学時代に始まる論争遍歴。共産党に入り学生運動の中で論争修行をしたこと、大学の助手時代に学生部長の弱みを握って脅しをかけたこと、学会で東大教授を激しく批判したことなど、輝かしい戦歴を披露する。第二部では福田恆在らの論争テクニックを分析している。「必勝法」と銘打つものの、マニュアル的な本ではない。最後にまとめとして載っている「論争に必ず勝つ方法18章」は、ごく簡潔なものである。論争は情報だけでは勝てないが、本を買って手元に置き、目を通していることが強みになることがよく分かった。 Amazon.co.jp

2004/01/06

岩田靖夫 『ヨーロッパ思想入門』 岩波ジュニア新書

中学校や高校の英語をやり直すための教材を本屋でよく見かけるが、他の教科にもそのような本があってもいい。高校の倫理をやり直すならばこの一冊から始めてみるといいと思う。Webmaster はやり直すどころか、履修さえしていないので、哲学や思想史の知識不足には大変悩まされていた。検定教科書を手に取ったこともあるが、断片的な知識しか身に付かなかった。しかしこの本は、一人の著者が一貫した方針のもとに書き上げたものなので、ヨーロッパの思想史を概観するのに非常に適している。 Amazon.co.jp


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