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人工股関節を行う疾患


変形性股関節症
両方の大腿骨頭が変形して丸くありません。関節の軟骨もなくなってしまっています。歩くときには左右に体が揺れています。
変形性股関節症
骨頭が臼蓋から脱臼しそうになっています(左)。
骨頭をはずしてみると臼蓋の中も変形して丸くありません(右)。
関節が十分に曲がらないので低い椅子に座れませんし、股関節も開きません。


変形性股関節症
骨頭が脱臼しそうになっています。股関節の動きはかなり制限されているので日常生活でも不便な事が多くなっています。痛くて杖なしでは歩けない状態です。レントゲンでも軟骨が無くなっているのが判ると思います。

子供の頃の脱臼例
左の股関節が脱臼しています。このようなタイプは足の長さはかなり違いますが、その割に痛みが無い事が多く、ご本人が困っていなければ手術は行いません。しかし、痛みが強ければ人工股関節の対象となります。

関節リウマチ
関節リウマチはいろいろな関節を破壊しますが、股関節破壊が起こって痛みが強くなってくると人工股関節置換術の適応になります。あまりにも股関節破壊が強くなると手術そのものがやりにくくなるので、レントゲンによる定期的なチェックが必要です。

大腿骨頭壊死
この写真はSLEによるステロイド性の大腿骨頭壊死です。大腿骨頭壊死の場合、必ずしも手術が必要になるとは限りませんが、骨頭がつぶれて軟骨もすり減って痛みが出るようになると手術を考慮せざるを得ません。壊死範囲が少ない時は人工関節以外の手術も考えられます。壊死範囲が大きくなって関節破壊が生じてきた場合、基本的には人工物での入れ替えが必要になってきます。


上記以外にも、骨盤骨折や大腿骨骨折などの外傷後、感染の治癒後、関節固定手術後など、様々な原因による関節破壊に対して人工股関節置換術が考慮されます。年齢制限は、以前は70歳、あるいは65歳になるまで手術は出来ない、などといわれている時期がありましたが、現在の日本では50代前半ではまったく問題ないとされており、それ以前であっても長持ちする事を期待した人工股関節の使用など色々な工夫をして手術が出来るようになってきています。リウマチなど関節破壊が生じる疾患では骨切りなどの手術の適応が無いので年齢制限は特にありません。





    

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