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MISって何だろう?

「人工関節」と言う言葉は最近よく耳にします。テレビでもよく出てきますし、雑誌や新聞でも取り上げられています。MISと言う言葉も良く知られるようになって来ました。このサイトをネットで探してくるような皆様は殆どご存知のことかもしれませんが、一応解説しますと、

 M
Mimimally (最小の)

 IInvasive(侵襲による)   

 SSurgery(手術

ということになります。日本語では「最小侵襲手術」ということです。え?判りませんか?そうかもしれません。一応医学の専門用語ですから。でも「患者さんに優しい小さい傷で出来る手術で術後も早く回復できますし痛みも少ないですよ。」という話はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。ついでに申し上げるとMISについて一般的によく使われる説明は以下のような内容です。

 

昔は人工関節の手術の時には20cm位の大きな傷で手術をしていました。しかしMISでは10cm程度の小さい傷で手術をします。傷も小さいので術後の痛みも少なくなるし、その分回復も早いので2週間から3週間くらいで自宅に帰れます。患者さんに優しい手術です。(場合によっては1週間程度で退院となる事もあります)

つまり


MISで早期退院

痛みも少なくなりました


と言うことになるのですが、さてこれは本当なのでしょうか?

疑問符をつけて書きましたが、本当です。


    

   MIS手術をしている病院では早く退院できますし

  手術後の痛みも少なくなります


それではなぜ、そのようなことになるのでしょうか?勿論理由があります。

その理由は、患者さんに優しいのは手術の工夫だけではないからです。色々な技術の進歩が手術後の患者さんの痛み、苦しみを減らすようになり、患者さんにやさしい医療ができるようになったのです。そして、従来の方法と比較して患者さんにとって優しくなったのは主に以下の3つです


(1)MIS手術そのものが痛みが少ない

(2)手術後の痛みを減らす工夫

(3)リハビリテーションの進歩


下のビデオを見てもらいたいのですが、手術後2日の患者さんの状態です。もう、杖も使わずに歩いています。ちなみにこの患者さんは術後1週間では軽く走ることも出来ました。


(注意)ActiveXやJavaのコントロールを無効にしているとビデオが見られない場合があります

手術後2日目の患者さん

杖なしで歩けます



   MIS人工股関節

   MIS人工膝関節

 手術後の痛みが少なく、早く退院できることはもちろん良いことですが、傷が小さいために手術が不正確になってしまっては困ります。そこで、倉敷成人病センターでは手術用ナビゲーションシステムを導入しました。すでにナビゲーションシステムは徐々に導入されつつありますが、今回導入したフルオロマッチングCTベースナビゲーションは従来のものよりも正確でありながら、手術時間そのものは短くなるという画期的なものです。
                  




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