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6月−2008−
みたい会の裏側



 ■6月6〜8日  ダモイ稽古場訪問/全国演鑑連第15回研究集会


■6月6日 「何もしないで生きているより、たとえ何かをして死ぬことはあっても、そのほうがいい」


新納敏正さん、平田満さん、荒谷清水さんの笑顔が素敵です♪
●2時間の予定が気づいたら4時間も見学していました。はっと我に返り、お別れのご挨拶をすると、「今からが一番いいのに(笑)。もったいない」と平田さん(笑) 後ろ髪を引かれる思いで稽古場をあとにしましたが、ラストは例会当日にとっておきます(^^)
●全国会議の前日、ダモイの稽古を見学させていただきました。

出演者の皆さんは舞台やTVで忙しい日々を送っています。6月15日のゲネプロに向けて、全員揃っての稽古のほかに、自主稽古も行うなど、最高の舞台を創るため全身全霊をかける真摯な姿に頭が下がります。

釧路の例会日の7月2日は、山本旗男さんが遺書を託した日。平田さん、荒谷さん、新納さんは北海道公演の千秋楽・釧路を本当に楽しみにしていると話してくれました。

ちなみに「嫌いなものは?」とお聞きすると「全然ありません!でも、生モノはお腹を壊す時があるかな」と平田さん。
「そうしたら、生ものは出しませんね」と答えると、3人が異口同音に「え〜!刺身は食べたいよ〜。大丈夫だよ〜(爆笑)」

3人のアンサンブルは、どんな時も最高です♪



●休憩時間は暗幕を開けます。衣装のことで爆笑していたかと思えば、次のシーンの台本をブツブツ読んだり、凄い集中力です。役者やスタッフ・作り手の思いを釧路の会員に伝えたい
●(荒)「ワシ、本当は死のうと思っとったんですよ。その時、山本さんに声をかけられ、「食べたいですな〜アンコロモチ。頭ぐらいの大きさに噛み付きたい(笑)。生きてさえいれば、食べられますよ・・・って。それで気が楽になったんです。あの人は本当に信じとるんですよ。山本さんの生きとる先にダモイがあって、そのダモイの先まで、見とるんですよ、あの人は」
●心に残るセリフがたくさんあります。この舞台は、演劇鑑賞会だからこそ見ることが出来る、会員で良かったと思える舞台です!


●6月7〜8日 全国演鑑連第15回研究集会
〜鑑賞運動と新劇運動との連携・連帯を通して「日本演劇の民主的発展」の中身を探る〜



●パネル討論・・・横川さん(劇団東演) 紫雲さん(青年座) 内藤さん(前進座) 亀岡さん(全国幹事) 民谷さん(全国幹事) 進行:黒川さん(全国幹事)


●私が全国会議に出席するようになって、早6年。冒頭では必ず全国事務局長より、開催趣旨と全国の報告がありますが、今年は北海道にとっても厳しいものになりました。

まず、2005年から今日までサークル数、会員数とも全ブロックで減らしています。会員数は16530名減の207488名。
サークル数は34663サークル→32531サで2142サークルの減少。

この1年間で北海道の滝川、大阪、近畿で3団体も解散したことは近年例にない事態です。また、これ以上後退は出来ないと言われる会員数700名以下の団体が39団体(全体の30%)になり、30団体が年間例会数を減らし、演劇鑑賞会加盟の条件である「年4例会」を満たすことができない団体も出てきました。

さらに2000〜2008年の8年間で、会費値上げを全国の50%以上の団体で実施しています。
これに伴い、上演するステージ数も443ステージ減少しています。

報告を聞いていると暗澹たる思いになりますが、演劇鑑賞会は50年以上の歴史があり、新劇団と歩んできた歴史があります。

新劇団は、「今どのようなことを社会に訴えるか」からスタートして、そこから商業的にどう成功させるかを目指して、商業演劇とはスタートが違います。

しかし、最近は、商業演劇も多様化し、プロダクションが自分達のタレントを使い、TVとのタイアップで大量宣伝をして、脚本も新劇のものを採用するなかで、劇団がどう発展していくかは大きな課題です。

劇団と演劇鑑賞会は車の両輪と言われています。同じ気持ちを共有し、お互いが自立し、創造と鑑賞が良い意味での緊張関係をつくっていかなければ、弱体化が進み、共倒れになりかねません。

この多様化した時代で、私たちはどんな活動・運動を目指していくのかを討論しました。


■仲代達矢さん講演「役者56年、無名塾33年」

●昭和7年生まれの仲代さんは、中学1年で終戦を迎えました。軍国教育を受けて育った仲代さんは、たった一夜にして、自由・民主主義に変わった大人を見て「人はこんなにも変われるものか」といった大人への不信感から悩み続け、そして頼りに出来るのは「自分」なんだ。自分の技一本で勝負できる世界にいきたいと思い、俳優座の試験を受け、役者の道を歩むことを決意したと話しました。 ●思い出深い映画や舞台の作品のエピソードも交えながら、メディアが発達したこの現代で演劇鑑賞会の会員やその活動・理念は素晴らしいと思っている。私たちは観客がいなければ芝居は出来ないし、TV、映画、生の舞台と考えた時、TVや映画が滅びたとしても最後は「生」が残ると信じている。同じ次元で物事を創ることが出来るのは生だけだと力強く語る仲代さん。 ●自分は不器用な役者で、自宅に稽古場を持っていたことがきっかけで自然発生的に無名塾が出来た。その無名塾も33年続いているが、これだけやっても才能を見極めるのは難しいのに、最近は少し才能が出ると、才能がファッション化され、使い捨てられる。マスコミの責任も大きいが、これからは大人の芝居を書ける若者に出てきてほしい。そして、効率性を目指す現代の世の中になじめない私だからこそ、守りきれるものがあると信じている。


■川述文男さん(九演連事務局長)からの問題提起


●川述さんが、仲代達矢さんと奈良岡朋子さんという新劇の二大スターの共演「ドライビング・ミス・デイジー」を企画しました。釧路の9月例会はドライビングです。全国133ステージというロングランツアーにも「幸せに思っています。とってもいい作品ですよ」と笑顔で話す仲代さん。
●現在全国でやっている会員証と運営サークル活動は、前橋演鑑と仙台演鑑から始まった。九州でも最初は「会費を振り込みにして」「サークルはいやだ」といわれながら、どうしてそれをやるのかをともに話し合いながら発展してきたが、方法論というのはどこに向かって何を目指すのかという理念があってこそ生きる。だから、新しいことに向き合う時は、必ず過去にあるものを総括して見極めてから、新しいことに挑戦する。そこで、九州は独自課題を打ち出した。統一レパートリーは、話題性・有名な役者は見たい。でも、たとえ地味でも今の時代に必要な芝居に向き合える運動でないといけないのではないか話し合った。それまでは人口の多い街と少ない街は違う例会を選んでいたが、それこそが格差社会を生む。小さな町でも見ることが出来るように統一レパートリーに踏み切り、そこで上演料も公平にするために算定方式を導入した。




 ■6月1日  チベット写真展

■6月1日 チベット写真展(会場・タリーズコーヒー)


E-13 坂下さん夫妻
●20年以上前の学生時代、外国人に対する規制が緩和されたばかりのチベットや周辺国を2ヶ月近く旅をしました。

そこで出会ったのは、仏教を厚く信仰し、清貧で、旅人にどこまでも親切だったチベットの人々。

功徳を積むことを常に願い、お金や物の見返りを求めない彼らの暮らしは、当時バブルで沸いていた日本の若者にとって、感動を超えて大きな衝撃でした。

それと同時に中国政府の統治の下でチベットが多くの苦難を経験し、国外に逃れた人々が独自の文化や宗教を守るため、異国で懸命に生きる姿も目の当たりにしました。

聖火リレーの騒ぎもあり、チベット問題に注目が集まるようになった今、より多くの方々にチベットの素朴な暮らしや自然の素晴らしさを知ってもらいたいと思い、当時の旅の写真を展示することにしました。

素人のスナップですが、たとえ1枚でも皆さんの記憶に残るものがあれば幸いです。

坂下


●ちはるのお気に入りの1枚は、少女2人の写真です。子供たちのこちらに向けた温かい眼差しが胸に突き刺さります。私も、故郷に帰ったような懐かしい気持ちになりました。ところで、千春は「チベット展」ならぬ「チイポン展」を開きたいと構想が(笑) ●E-13坂下さんとB-43高田さんは、現在「ダモイ」運営サークルとして活動中です。高田さんは、写真を見ると生き生きとし始め、坂下さんを質問攻めに(笑)坂下さんと同い年など共通点もあり心を洗われたなおみちゃんでした(^^)/これで、企画調査に元気に行けそう! ●来場者ノートに一言書きとめるまあちゃん。何を書いたのかな?ちいぽんも、15年前にタイ・インド・ネパールを半年旅していました。皆さんも是非、足を運んでください。タリーズコーヒー内で開催中です。


●40歳を過ぎて改めて「出会い」の大切さを考えるようになりました。

「出会い」の数にも限りがあることがわかってきたからでしょうか。

言ってみれば、自分という存在も、教師、友人、本、音楽など、様々な「出会い」による産物です。
そんな出会いのことを仏教では「ご縁」と言うのでしょう。

ですから、旅から20年以上経っても、過去の出会いによってチベットの人々と私はつながっていますし、皆様もこの「写真展」と出会うことで、チベットとのつながりがひとつ増えたのだと思います。 坂下



●ヤルツァンポ河/サムエ近郊
●五体投地をする人々 ●撮影地:ラサ

●早朝の風景

●ヒマラヤの山々

●難民の村の少年僧

●マニ車を回す老人
チベットの人々の生活や
懸命に明るく生きる姿を
たくさんの人に見てもらいたい
と思います

●仮面祭りT