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古川 女優になるきっかけは?
西尾 わたしは、三歳のとき、吃音のため、子どものたくさん居るところへ行くように言われたのがきっかけだったのですが、たまたまチラシをもらっていた児童劇団へ入りました。
覚えているのは早口言葉をやったことです。あと、先生みたいな人がいて「これが出来る人」と聞かれて、皆で競って手を挙げて。言葉自体は三ヶ月くらいで直りました。そうしているうちに仕事を紹介されたりして、この世界に入りました。
古川 楽しくなったのは?
西尾 子どものときからこの世界にずっといると、こうしているのが普通だったんですね。
学校に通いながら仕事をしていたので、スタジオモード、学校モード、と自分の中で切り替えていたんですね。
生意気な台詞などを言って、大人を困らせるようなシーンを撮りますよね。自分は意味がわからないから普通に台詞を言っている。自分のやっていることで大人が喜ぶ(それをみて)悪い気はしない、自分が必要とされていることがわかる。
かたや学校では同じ年の子ども達と楽しくすごしている、両方を楽しんでいたのでしょうね。
自分が成長してくると疑問がわいてきました。大学の時に周りが就職活動をしていて、進路が決まってくるでしょう。そんな時わたしは何をしているんだろう、と思いました。それまで 普通にやってきたと思っていたことが実は普通ではないと。
古川 子どもの頃は、学校が終わってから皆すぐ遊びに出ますよね。そういうのを羨ましいとか思ったりしましたか。
西尾 それはしょっちゅうでしたね。悲しかったのは運動会に参加出来なかったのと、国会議事堂の社会科見学へ行かれなかったことです。
国会議事堂なんてなかなか行かれないではないですか(笑)。あれはね、本当に泣きました。運動会に出られないのも泣きましたね。そういう行事があったときは一番いやでしたね(ため息)。
でも、女優は自分で選んだ道なのだから、そういうことを乗り越えてきたし、これからも全力投球していきたいと思います。
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