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旺 初めまして 旺なつきです。ようこそいらっしゃいませ!

− こちらこそ 今日はよろしくお願いします。旺さんは釧路に1年ほど前に来て下さったんですってね
旺 はい 1泊しかできなかったけれど、バースディー割引で来ました。その時に釧路湿原をず〜と回ったの。凄くよかったぁ。
− 旺さんは前から釧路湿原は好きだったんですか?
旺 私ね もともと人の手が入っていない自然が大好きで、釧路湿原は憧れの地でしたね。だから時間がなく湿原だけしか観ていないんです。それと前回演鑑ではなく、まなちゃん かなちゃんと一緒にミュージカル「ミネット」で来ました。その時は細岡展望台でご飯を食べて、キタキツネと「ノロッコ号」も見ました。
− 釧路での公演は、冬ですから是非今度はSL冬の湿原号に乗りましょうよ。広い雪原の中をSLが煙を吐くんですよ。そこで丹頂鶴が舞うんです。
旺 丹頂にあえるかなぁ〜。
− 会えますよ(^^)/
旺 私は演鑑で北海道を回るのは初めてなんですよ。何度も行くことが出来ないので、とっても楽しみにしているんです。
− 旺さんは演鑑で回っているのは『花よりだんご』と『山彦ものがたり』ですよね。
旺 あとニールサイモンの『電撃むすめ』かな。一番回ったのが『花よりだんご』で120ステージでした
− でも北海道はいらしていませんね。
旺 北海道で公演したのは、松井須磨子の役で来ましたね〜。
(ここで、木村有里さんが登場)
− 旺さんが、宴会泥棒に出演することになったきっかけは?
旺 もともと私は尊敬する有里さんと一緒にやりたいという想いがあったんです。有里さんに「何かないですか、ないですか」と話しかけをしていたんです。そして連絡を頂きまして「私も昔やったことがあってとっても面白いお話しよ、やりましょうね」「はい、やります」とすぐお答えして(笑)。
それだけ一緒にやることが夢だったんです。またご一緒できて、とっても嬉しいんです
− それで、今回の『宴会泥棒』というのは一も二もなく お受けしたんですね。
旺 でも私この作品を拝見していないんですが先輩から非常に当たったと聞いたんですよ。当たった舞台というのは、後から入るってプレッシャーで不安でした。責任がきちんと果たせるかどうかという気持ちが有りました。でも有里さんも居てくれるし相談しながらやれば成功すると思うの。
− これは 大爆笑コメディーですものね。
木村 移動も大爆笑!(笑)
− 皆さん仲が良いんですか。
木村 昔からね♪
− 林 与一さんと共演されるのは初めて?
旺 はい 初めてですす。
− コメディーで有りながら夫婦の最低の物語と書いてあったんですが。
木村 このお芝居はただ笑わせるだけではないのよ。ラストに素敵な場面があるから、日本人に会っていると思います。今色々な物が薄れている世の中ですから、もう一回家に帰って夫婦で語り合ってほしいんです。
旺 林さんが横文字のものをなさるのが、初めてだったので大変だったんだって?
木村 そうよ プログラムを家に帰ったらトイレから何からに張って、今まで“ごんざぶろう”というものしかしかなくって、名前が横文字ばかりでノイローゼになりそうだったって言ってたわ(爆笑)
− 旺さんは、コメディーというのは?
旺 コメディーの反応はダイレクトで難しいじゃないですか。舞台でコメディーをやる時は、今日のお客様だけにやっているんだなぁ、映画にはない感じがします。基本的にこのお芝居は思いっきり笑うんですけれど、何かしんみりしたりポイントをつかむような感じがありますよね。
− 旺さんにとっても、この作品に出会えた意味として?
旺 夫婦再生の物語をまだ未婚の私が、有里先輩の経験を聞きながら頑張りたいと思います(笑)
木村 私もまだ子供を産んでいないんで、大丈夫なのよ、そこが良いのよ芝居って。やったことがないことを経験できるから
旺 舞台では何度も結婚して子供も産んでいるんですけれど、夫婦だけに限らず大事な家族の事なんかを、劇団のメンバーはきちんと聞いて下さる。特に有里さんは的確にアドバイスして下さるんです。今回の『宴会泥棒』の私の役はわりと難しいポジションだと思うんです。
受け身の側で、ある意味辛抱役だと思うの、そこをコメディーの乗りで客席の方たちの中にうまく入っていくものだと思うの。コメディーというのは自分への反応もダイレクトでくるし、だからそういう意味でも課題は多く、これをクリアしなきゃあ駄目なんです。
− 旺さんはツッコミのほうですか、ボケのほうで すか?
旺 いいやぁ ボケているんですけど・・・(笑)
木村 がんばれ〜(笑)
− 有里さんは今日、ツッコミですね
木村 本来はボケですけれど(^^)
− 旺さんは鑑賞会についてどう思っていらっしゃいますか、私達会員はは皆さんをお迎えするのに3ヶ月ぐらい前から準備を進めています。
旺 運営サークルの方たちが皆に「良かった!」と言って貰えるように、手を組んで準備するんですよね。そして会員を増やすんでしょう。
終わった時に「しんどかったけど、やったね」とか「頑張ったね」という思いがあるから私達も燃えて、演じることができるのよね。それが一般の舞台と比べて違うところね。
− 熱いエネルギーを感じて頂けるかなぁと思うんですけれど。ただ単に待っているだけではなくて、自分たちが自主的にお迎えしなければと・・・旺さんと木村さんが来年、北海道に上陸した時に「熱いぜ!」と感じて頂けるといいなと思います。
旺 それは私が北海道に来て感じていました。土地柄ですよね、楽しみです。
− それでは最後に会員に向けてメッセージをお願いします。
旺 今回 北海道演鑑の皆様にお会いすることは、初めてです。幼い頃からその雄大さに憧れていました。有里さんもおっしゃっていましたが、私も美味しい食べ物に魅せられています(笑)
時間とお金が有れば旅行したいナンバー1です、ですから仕事とはいえ長い間居られるのは楽しみです。それと尊敬している有里さんとまたご一緒できることを心から喜んでいます。ご迷惑をかけないように、怒られないように、突っ込まれないように頑張って付いていきたいと思います。
ぜひお一人でも会員さんを誘って大勢で私達を迎えてくれたら嬉しいです。
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− 2006年の例会作品アンケートで『宴会泥棒』が数ある作品の中でアンケート1位だったんです。
木村 凄いわね!丁度タイミングも良かったのね。このお芝居は1960年頃出来たもので、その頃は3時間以上でとても長いものでしたが、かいつまんでスッキリし面白く仕上げたのよ。
− 釜さんが脚色を?
木村 そうそう私達も入って此処はいらないでしょうって感じで。
昔の翻訳劇というのは饒舌なの、セリフで聞かせるっていうことが随分あって、でも出来事がどんどん入ってきた方がお客様が退屈しない。
テレビだって長くて2時間でしょう。昔は味わいのあるセリフを聞きながらというのも演劇の楽しみだったんですが、この頃はそうじゃあないですからね。掻い摘んで面白おかしくし、私達も随分その作業をやって、セリフを此処に持ってきて、それが増えてそして又消して。
山有り谷有り起伏が激しくてね。
日本の夫婦の会話で「風呂! めし!」ぐらいしか言わない家庭では、奥さんが我慢をして「あなた、何時に出かけるの?何時に帰るの?」と聞いても「わかんない」としか夫は言わない。
今までの日本ではこういう夫婦が多かったと思うの。今回の旺さんの役も堪え忍ぶ役だから、自分から仕掛けてどうというわけではない。
大人しくして居るんですが最後に決心をしてきちっと主張し家族再生をする。その場面があるからご覧になった皆さんは、人ごとではなく家に帰ってお父さんに女房に、ちょっと言ってみようかなというお芝居なの。
− 木村さんの役はマチルダというレオ(林
与一)のお姉さんの役で結構笑いを取る重要な役ですよね。
木村 私達姉弟は早くに両親を無くした設定にしているの。私が母親代わりをして彼を心配しているわけです。言いたいことを言い誰より文句、意見が多く大家族の中心人物でやっぱり騒ぐ役所ね。
− 芝居の中では思いどうりにツッコミを入れているんですか

木村 そうね、とぼけているトイレ掃除のおばさんの役なんだけど、チップをもらって綺麗にしプライドを持っているの
− 最初の方で女優に間違われるんですよね。
木村 そうそう本当は台本にはなかったんですが、女優とオペラ歌手になりたくてもなれなかった。でもそこから離れることが出来なかった。そしてそこのオペラ座をぎゅうじっている。私は大好きな役です。
− NLTは一貫してオシャレな喜劇をしますね。ところでフランス喜劇とイタリア喜劇の違いは?
木村 今度のは コメデァデラールという手法とイタリア喜劇が元でそこからフランスに行って、昔は仮面劇としてやっていたんです。イタリアの方が原点に近く、笑いなどハッキリしていてわざとらしい、人情喜劇 濃いんです。議論好きで喧嘩をしてもすぐ仲直りする、だから言いたい放題のことを言っても後に残らない。それに比べてフランスはちょっとしんみりし、オシャレな感じでウィットにとんでいてと違いがありますね。私はどちらも好きだわ。
− 木村さんの性格コメディっぽい?
木村 そうでもないわ(笑)。お芝居でもシビアなものからからコメディーまで幅広く演じています。日本人の心情に合うシビアな物はわりと簡単に音楽なので表現できるけど、コメディーというのは難しいわね。
観客のエネルギーが暗かったり、現実の物を引きずってくるでしょう。演者にそれを忘れさせる力がないとお客様に満足して頂けない。そうしてお互い空間を共有する、それって贅沢な時間だと思う。
、それは観た人じゃないと解らない。テレビなんかでは味わえないものです。
演鑑の良いところは皆さんの受け入れ体制が整っているでしょう。だから私達も最高の芝居が出来る。これから何をするか解らない、時間があるから観ようという一般の方たちだと、こちら側の用意も雑念があったり、何のためにやっているのか目的を失うとお互い虚しくなるでしょう。
だけれども演鑑の良いところは準備して受け入れて下さって、だからこちらも演じるのが楽しい。そこが演劇鑑賞会のありがたみで有り、強みで有り、素晴らしい所だと思うの。
− 釧路の会員は「せっかく来て下さっている役者さんに、自分たちこんなに楽しんでいるのを、もっと表さなくちゃ駄目だよね」とよく言
っているんです。みんな一生懸命表現しようとしているんですが、シャイなところがあって。
木村 日本人は奥ゆかしいでしょう、こんな所で笑って失礼になるんじゃあないかしら、下品じゃあないかしら、邪魔じゃあないかしらとちゅうちょなさる所があるの。
だから心をオープンにして頂くと、こちらも乗ってくるのね。役者はお客様に何なのという空気がもしあると、要らない力を出すことになってしまいます。ですから是非遠慮なさらず気持ちを解放して下さい。でも皆さんは友達同士できているので、きっと反応が早いと思いますよ。
真面目な芝居の時は怒られますけれど、私達の芝居の時は是非笑ってほしいの。実はその事でお客様に教えて頂いたことが沢山有るの。本に書かれていることでここが面白いだろうなと思っても別の場所で反応が良くて、あっここが可笑しいんだとわかったり、皆さんの反応でどれだけ助けて頂けたことか、気づいたことか。
その事が観ている、観てもらっているだけではなく共同でお芝居を創っていることになるの。私達は感謝で創っています。難しいことを考えずに楽しんで下さい。そして私達には美味しいものを食べさせて下 さい(爆笑)
− 制作の小川さんは「浜番屋、浜番屋」やって。
木村 あそこでしょ、美味しかったわ〜(笑)
− NLTの良いところは?
木村 理屈はこねない、芝居は楽しいものを創る。コメディーってね冷静で客観的に見ないとに何が可笑しいか解らないでしょ、のめり込みすぎるのも駄目なの。あんまり理屈が多くアンダーラインでこれを見よとやられると偏りすぎますでしょ。
気楽さ、明るさみたいな・・・それが度を超すとアマチュアぽくなちゃいますけれど、芝居でコメディーをやるときは必要じゃあないかと思います。私達NLTは共通に何が可笑しいか解っている
− 搬入から搬出までみんなでやって、一度 北海道に来ているんで懐かしいと言ってくれて。
木村 そうでしょう 恥ずかしがっていない。私達も楽しみますけれど勿論芝居の質は落としたくないですね。いつもフレッシュでなければいけないし、お客さんに笑って頂くとどうしても、それを当て込んでいく所があるんです。笑ってもらうために頑張ってしまうの。本来の必要人物に戻って笑ってもらわないと、すじと違うところにエネルギーが掛かっちゃうのね。それはずれてきますから解って戻りますけれど、微妙ですよ。また旅公演だと大劇場が多い、観せなくちゃあいけない、そうするとテンポが遅くなったり、説明が過剰になったり、だから常にフレシュさを心がけておくんです。
− 去年の〈宴会泥棒〉よりフレッシュな気持ちで再演なさるんですか?
木村 そうです、私達は場数を踏むことが大事なのよね。東京のステージでは8ステージか10ステージしかさせて頂けなくて、何か気が付いても終わっちゃうの。
ですからこのような旅公演が非常に有りがたいんです。例えば40ステージがあれば40ステージ目が一番最高になるかも知れない、そういうところを目指していきたい。
− 去年が初演で、来年の1月からの東北が初の地方での再演になるんですね。この作品の凄いところ、見どころ、この芝居にかける思いを北海道の会員さんにお願いします。
木村 皆さんには素直な気持ちで観て頂きたいです。そして楽しい時間をお互いに共有しましょう!私達も頑張ります。楽しく素晴らしい時間を過ごせることを、お約束します。
だから、運営サークルの皆さんも私達を最高の状態で迎えて下さいね。お互いやるべく事をやって触れあいましょう!と是非みなさんにお伝え下さい。
あともう一つ 林 与一さんはコメディーが初めてなんですが、最後のシーンが素敵なの。与一さんならではの所が有るんです。楽しみにしていて下さいね!
− 今日は 有り難う御座いました! |