Title:MilkAge
おわりに
子供も2人となると、親の睡眠時間は減り、手のかかりようも大きくなり
ました。しかし、苦労は2倍にまでなったとは思えませんし、代わりに得
た喜びは2倍以上に大きいものだと思います。                        


ただ、家族が増えて行く事は、想像以上に大変で、「有難い(そうそうあ ることではない)」ことだと実感しています。また、核家族化の流れの中 であっても、一家族での限界も見えてきました。本当に多くのつながりの 中で生きていることも感じます。

我家の葛藤は、決して我家のメンバーだけでは乗り越えては行けないもの でした。多くの方々に支えられたことを強く感じ、感謝しています。特に 妻の母や姉妹達には、時間的にも労力的にもとてもお世話になりました。 一時は片道2時間もかけて毎週のように駆け付けてくれた、義姉:つや子 氏には、お礼の言いようもありません。この場を借りて、お礼をします。

もう1つ、ここで書かなければならないことがあります。本書の所々に出 て来るように、私達は信仰を持っています。しかし、そのことに多くの項 を割きませんでした。子に親の信仰を強制することの是非も含め、現在の 日本では信仰を語る時によほど慎重にならないといけないと思います。多 くの宗教が興り叩かれています。それらとは異なると大声でいった所で、 あまり意味がありません。そう思って、あえて信仰に触れる点は極力避け ました。しかし、今息子は、食事の前に手を合わせて私達の祈りを待ちま す。私達は真面目なクリスチャンとは言えませんが、毎日の食事と支えら れた健康に感謝することだけは忘れません。子供の出産までの不安、息子 の呼吸停止、それからの歩み...大きな問題から毎日の苦悩まで私達は祈 ってここまで来ました。自分達の祈りと、私達を見守ってくれている多く の方の祈りがなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。心 から感謝しています。

私のレポートが本になるにあたって、高く評価して下さった、けやき出版 の清水氏ならびにマイライフ社の島田氏、大きなチャンスを与えて下さっ た、オリジン社の水原氏ならびに橋本氏、様々なアドバイスや指摘をして 下さった、高城氏に心よりお礼申しあげます。

息子もようやく2才。今までになかった感性を日々、開花させては、親を 困らせたり、驚かせたり。まだまだ書きたいこともありますが、この辺り が第1幕の終りであるように思います。日々育つ感性との葛藤は、機会が あれば次幕で紹介したいと思います。その時は、娘の活躍も見物です。私 自身がどんなことを書かされるのか一番ワクワクしているのかもしれませ ん。期待しつつペンを置きます。

三井英樹 1994.4
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