| ■ エミール・クーエの法則 |
例をあげてみましょう! 60cm幅の一枚の木の板があるとします。板の長さは約5mあるとしましよう。 この板があなたの目の前の床の上にあります。さあ、足を板から踏みはずして 床につかないように板を歩いて渡ってください。 自分が渡っているところを想像してみましょう。板の上を歩いて渡りながら、 あなたは、自分のおよその位置を確かめるために、 一,二度ちらっと見下ろすかもしれませんが、あとはいともたやすく 平気で渡りきって足が床に触れるようなことはけっしてないでしょう。 次に、この板を二つの支脚で支えて2mの高さの空中に置いて、同じように渡ってみましょう。 今度は、板から目が離せません。たぶん、足の運びは少しぐらつくかもしれませんが、 何とか上手く板の端までたどりつけるでしょう。 さあ今度は、同じ幅の板を二つのビルディングの谷間の空中10mの高さに 吊り下げて、渡って見ましょう。なにかが起こるかおよそ見当がつきますか。 あなたは、板の端でふらつきながら体を後ろへそっくり返らせ、 歩道上に散った、とても無気味な赤い斑点のことを頭に描くことでしょう。 板の端で震えながらおそらく「風が吹いたらどうしょう!」と思うことでしょう。 板が床の上にある場合は、確かな足どりで威勢よく渡れます。 10mの高さになると、足が震えます。 なぜかと言いますと、想像力と意志力との間に衝突が生じます。 意志力のすべてを動員しても板を渡ることはできません。 クーエの法則のために、想像力の方が勝利をおさめるのです。 ● このことを証明するためにあなたに実験をやっていただきたい。振り子の実験へ
想像力を用いる | エミール・クーエの自己暗示法 |