第六話 〜家族特訓 - Return to village〜
ピッカマン 「いやー、久しぶりだなぁ・・・ここに来るの・・・」
・・・ピカ村・・・
ガタッ
ピッカマン 「おかえり!!」
ピッカ父 「逆だ!!・・・おかえり。ピッカマン。久しぶりじゃないか。」
ピッカマン 「あぁ、あんたらが気ぃ狂わしてオレらを襲ってきたとき以来だかんな。」
ピッチマン 「こんにちは。」
ピッカ父 「こんにちょわ〜ん。」
ピッチマン 「(某スピード狂の運転手がタクシーをありえない速度で飛ばす映画に出てた人か・・・?)」
ピッカ父 「それにしても、今日はどうしたんだ。急に」
ピッカマン 「いや、村長からこの村のぴかのかけらが盗まれたって話聞いてないか?」
ピッカ父 「聞いた聞いた。」
ピッカマン 「で、村長から頼まれて探してたんだけどね、偽物だったんだよ。見つけたのが。」
ピッカ父 「ほう。」
ピッカマン 「で、盗んだやつが持ってるんだけどねぇ・・・どこにいるかわっかんねーからとりあえず家でゆっくり考えよってこと。」
ピッカ父 「なるへそ。」
ピッチマン 「(・・・ふ・・・古いぞ・・・)」
ピッカ父 「ま、そういうことならゆっくりしてけ。」
ピッカマン 「ん。」
・・・
バーーン!!!
突如窓の外からの爆音。
ピッカマン 「何だ!?」
バリーーン!!
そして窓が割れ吹き飛ぶ音。
ピッカマン 「うわっ!!」
ドスッ!!
最後は「何か」の直撃を受け吹っ飛び、その後、全身を打ち付けながら着地する音。
プスプス・・・
ピッチマン 「!!!大丈夫!?」
???? 「あぶねー。危うく違う家に行くところだったぜ・・・・・・ま、いっか。」
ピッカマン 「・・・た・・・多分・・・だ・・・だ・・・大丈夫・・・だとお・・・もう・・・ははは・・・ははははっ」
ピッチマン 「お・・・おい!!しっかりしろ!!!・・・ミカンだ!食え!!」
ピッカマン 「おー!大丈夫!!元気バリバリだぜイエェェイ!!」
ピッカ父 「ミカンにはそんな能力があったのか・・・?っと、それよりも・・・」
ピッチマン 「一体何なんだこれは!?」
ピッカ母 「多分あんたの弟だよ。」
ピッチマン 「え?」
ピッカマン 「なにぃ!?」
ピッカ母 「そ。『アニキみてぇになって手柄立てて金持ちになるんだ!!』とか言って現在修行中。」
ピッチマン 「(スミからスミまでコイツを見習えば間違いなく警察に追っかけられるけどな。)」
ピッカマン 「で、どこで。」
ピッカ母 「そこの火山の真ん中あたり。」
ピッカマン 「了解。」
ピッカ母 「何しにいくの?」
ピッカマン 「今のは間違いなくあいつのだかんな。おれにゃ分かる。」
ピッカ母 「ふーん。」
バターン!!
ピッカマンがドアを勢いよく蹴り飛ばす。
ピッカ父 「ドア閉めろーーーぉ!!!」
そして、開く限界点まで行ったドアは反動で戻って
ガタン
ピッカ父 「閉まった・・・」
さてこちら火山の真ん中当たり。
ピッカ弟 「ピルトビーーーーーム!!!!!!」
ズドーーーーン!!
ピッカマンの弟、名はピルト。修行中。技の名前は適当に。
ピルト 「フッフッフ・・・雲をつき抜け・・・ドーナッツの出来上がりぃ!!」
ピッカマン 「なんて言ってる場合じゃねぇだろうがボケ!!」
ピッカマンがピルトをぶん殴る。
ピルト 「いてっ。なにすんだよ・・・っておー!わが尊敬すべしアニキィ!」
ピッカマン 「その『尊敬すべしアニキ』へのご挨拶がビームってわけか。」
ピルト 「え・・・?」
ピッカマン 「あぁ、そうさ!君の尊敬すべしアニキは君の修行の犠牲者になってあげたってワケだ!!」
ピルト 「マジで・・・??」
ピッカマン 「えぇ。マジで。」
ピルト 「いやぁ、ゴメンメンゴぉ〜。いまオレ敵を追尾するビームの練習中でさ。」
ピッカマン 「その謝り方に謝罪の気持ちが表れてないぞ・・・ところで、追尾型ビームだと?フフフ・・・そんなもの、コツをつかめば簡単ではないか。」
ピルト 「え・・・?」
ピッカマン 「よいか、弟よ。誘導ビームというのはこう撃つんだ。」
ピッカマン 「Negotium typus fulsi proluvier!!」
ピルト 「なんて読むんだ・・・」
ピッカマン 「コレ読め。」
そういって本を渡す。
ピルト 「あぁ、うん。」
三分後・・・
ピルト 「Negotium typus fulsi proluvier!!」
ピッカマン 「上出来!!」
ピルト 「そういやこれって何語なの?」
ピッカマン 「ラテン語だ。」
ピルト 「なぜにラテン語・・・」
ピッカマン 「ラテン語ってのは『基本的に』ローマ字読みでいいからな。」
ピルト 「『基本的に』ってところが大事だからな。みんな。」
ピッカマン 「確かにややっこしいところもあるけど。」
ピルト 「でもわざわざラテン語じゃなくて英語のほうが身近でいいと思うんだけど。」
ピッカマン 「Pursuit type beam discharge!!」
ピルト 「パーシット タイプ ビーム ディスチャージ」
ピッカマン 「これはAltaVistaでの翻訳結果だ。」
ピルト 「素直に日本語で言えよ。最初から。」
ピッカマン 「追尾型ビーム発射!!」
ピルト 「オレ、ラテン語で言うわ。」
・・・
ピッカマン 「どうだ。追尾型ビームは撃てるようになったか。」
ピルト 「はい!アニキィ!!」
ピッカマン 「それならいいけど。まぁ、久々に会ったアニキへの挨拶がビームとは思っても見なかった。」
ピルト 「う・・・と、とにかく。家に帰ろうぜ。」
ピッカマン 「そだな。」
・・・・・・
ピッカ母 「アンタ!!もしアレが他の家に飛んでたらどうする気だったの!!」
ピルト 「逃げる。」
ピッカマン 「オイオイ・・・」
ピッカ母 「逃げるですって!?・・・このわたしから逃げられるとでも思って?」
ピルト 「うん。」
ピッカマン 「(オレは逃げられないに全財産を賭ける。)」
ピッカ母 「ふ〜ん・・・じゃ、逃げてみれば。範囲は村ん中」
ピルト 「おぅやってやろうじゃん。」
ピッチマン 「(どっちにしろ低レベルな争いだな。)」
ピッカ父 「始め。」
バターン
ピルトが全速力で家を飛び出す。
その際ドアは蹴り飛ばされた。
そして反動で戻った。
一分後
ピッカ父 「母スタート。」
タタタタタタタタタタタ・・・
二分後
ピッカ母 「捕まえたわよ。」
ピッチマン 「早っ!!」
ピッカマン 「記録更新だな。」
ピルト 「うぅぅ・・・」
ピッカマン 「!!」
ピッチマン 「どうした?」
ピッカマン 「そうだ!またあの時と同じように旅をしよう!!」
ピッチマン 「マジ。」
ピッカマン 「だって途中でばったり出くわすかもしれないだろ。」
ピッチマン 「そだけど・・・」
ピッカマン 「同意と見た。さ、行くぞ!!」
ピッチマン 「え、でも準備が・・・」
ピッカマン 「金は持った。ノートパソコン持った。ミカン持った。」
ピッチマン 「いつの間に・・・」
ピッカマン 「船の設計図も準備してあるから安心しろ。」
ピッチマン 「・・・(そういやボロボロ丸は漂流中だったっけ。)」
ピッカマン 「さ、行くぞ!」
ピッチマン 「・・・う、うん。」
ピッカマン 「じゃオレら行くわ。」
ピッカ父 「えらく急な展開だが・・・ま、行くんだったらがんばってこいよ。」
ピッカマン 「おう!」
ピッカ母 「がんばれ〜〜」
ピルト 「アニキィ!!」
ピッカマンがテーブルの上に置かれたテレビのリモコンに手を伸ばし、つかむ。
そして、適当なチャンネルのボタンを押す。
すると、テレビはそのチャンネルを映し出さず、「砂嵐」と共にザァァァァァという、豪雨が降っているかのような音を出した。
ピッカマン 「オレが旅に出るときテレビのリモコンで操作するとテレビがイカれるというのは健在か。」
ピッカ父 「直せーー!!」
ピッカマン 「やだ。」
バターン
先ほどと同じくドアは蹴り飛ばされた。
やはり先ほどと同じく開く限界まで達したドアはついにかこんという情けない音を出し、二つの内、上の蝶番を吹き飛ばした。
そして、ドアは壁により掛かるような形となり、その全重量を支えていた下の蝶番がぱちんという、これまた情けない音を出して外れ、落ちた。それと同時にさっき飛んだ上の蝶番が地面に付き、くぃーんと、二つの金属音が重なった。
ピッカ父 「ドア直せーー!!」
To be continued...
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こうしてピッカマンは家で
ビカアアアアーーーー
ってひらめいて旅に出る。
異常に急な展開で。
ま、とにかく。
これからピッカマンのぴかのかけら探しのたびが始まる。
果たしてぴかのかけらを取り返すことはできるのだろうか・・・
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ピカ村村長 「おー、ピッカマンではないか。」
ピッカマン 「あ、村長。」
ピカ村村長 「ぴかのかけら、探しに行くのか。」
ピッカマン 「うん。」
ピカ村村長 「では、一つ伝えておきたいことがあるのじゃ。」
ピッカマン 「何?」
ピカ村村長 「実はぴかのかけらが無いんでピッカ山の火山活動が活発になっておる。専門家の話では一年後には噴火して、この村が滅びるというのじゃ。」
ピッカマン 「マジかよ!っつか展開がありきたりだ!!」
ピカ村村長 「うむ。ほんとじゃ。というわけでピッカマン。一年以内にぴかのかけらを取り返してくれないと・・・この村が滅びるのじゃ・・・・・・」
ピッカマン 「い、一年・・・・・・(この行き当たりばったりの旅で見つかるのか?一年で)というかまたしてもありきたりな話だなオイ。」
ピカ村村長 「・・・がんばってくれ。ピッカマン。わしからコレをあげよう。」
ピッカマン 「これは・・・(どーせ秘薬とかなんかでしょ。)」
ピカ村村長 「『元気爆発玉』じゃ。病気のときに飲めばたちまち治る。どーせ盗んだのはマキシムじゃろうから、マキシムと戦うときに飲めば力がわいてくる。戦って傷ついたときでもコレを飲めば元気百倍じゃ。」
ピッカマン 「(最後のセリフを変えておけばよかったんだけどな・・・)っていうか予想当たってるし。」
ピカ村村長 「では、がんばってこいよ!!ピカ村の運命は君たちにかかっておるのだからの。」
ピッカマン 「はい!!(ってやっぱりベタすぎるよ。これ)」
二〇〇五年三月二十六日
ピッカマン・ピッチマン 出発
残り一年(三百六十五日)
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で、このありきたり&急な展開で一年というタイムリミットを設けられてしまったピッカマン。
一年という短い期間でマキシムを倒しぴかのかけらは取り戻せるのか。
乞うご期待
というベタな展開。
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