第十三話 〜乱入者 - Dark magics〜
????? 「クククッ・・・ぴかのかけらを盗むぐらいだから、相当強いと思っていたが・・・まさかこんなのだとはな・・・」
マキシム 「うぅっ・・・か・・かえ・・・返せ・・・かけ・・ら・・を・・・・・・」
????? 「返せ・・・ってか、面白いヤツだな。たった今負けたばかりなのにいきなり返せとはな・・・デシラス・イエネイ。フェシラ・グレイス・ネップ・デリフ」
周りが完全に黒い世界となった。
????? 「カエレディアスアエッド」
手に何か持っているようだが、真っ暗で何もわからない。
唯一わかったのは、それで地面を強く突いたこと。
ドンッ・・・ドドドドドドドドド・・・
大地が大きく揺れ始める。
杖を突いたところから半径十メートルの円に向かって線が延びる。
そして、円から白い「何か」が吹き出した後、地割れが発生した。
円の縁から二メートル間隔で向こうからだんだんと割れ目が迫ってくる。
マキシム 「あああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!」
叫び声が割れ目から聞こえてきたときには周りは少し前のように明るくなっていた。
周りに地割れを起こした人物の姿は無い。
通りすがり 「なんだこのひび割れは・・・?」
役人 「あ・・・あ・・・あ・・・・・・」
通りすがり 「下、五十メートルはあるな・・・」
????? 「・・・ぴかのかけら、確かにもらった・・・」
-そのころ-
ピッカマン 「なぁ、クリス。」
クリス 「なななな・・・なんだ?」
ピッカマン 「本当にこんなにもいるのかな?食料?」
クリス 「テメェが買ったんだろうが!」
ピッカマン 「いや、ロボットの割に苦戦してるようだからさ。」
クリス 「最悪壊れますよ。」
ピッカマン 「ところで・・・」
クリス 「あ!?」
ピッカマン 「ピッチマンどこだっけ?」
ピッチマン 「ここだよ!」
クリス 「そこにいるだろ!」
ピッカマン 「あ!そこにいたのか!!ずっと探してたんだぞ。」
ピッチマン 「探してたも何も・・・」
クリス 「お前、目が見えなくなったか?」
ピッカマン 「いや、ちゃんと見えてる。」
クリス 「・・・向こう、なんか騒がしいな。何かあったのか?」
ピッカマン 「行ってみますか。ピッチマン。」
ピッチマン 「何?」
ピッカマン 「ホテル戻って部屋片付けておいて。」
ピッチマン 「・・・了解。」
-
ピッカマン 「・・・」
クリス 「なんだこの地割れは・・・」
セリファ 「あ、皆さんも騒ぎを見て来たんですか?」
ピッカマン 「あぁ。」
クリス 「円形の地割れか。いったいどうやったんだろう・・・」
そうしてクリスは手を広げて出す
ピッカマン 「何か感じるか?」
クリス 「うーん・・・・・・!!」
ピッカマン 「何か残ってたか?」
クリス 「魔力を感じる・・・いつ頃できたんですか?この地割れ。」
セリファ 「今日の十一時三十分です。確かに、魔力は感じ取れるんですが、二時間半たってるのに・・・」
クリス 「二時間半経ってこの残留魔力。とてつもなく強力だな・・・」
ピッカマン 「そういえばセリファって魔法使いなんだ。」
セリファ 「あ、気付いてたんですか?」
ピッカマン 「そりゃ杖を身につけてりゃ誰でも気付くわな。」
調査員A 「隊長!」
隊長 「どうした?」
調査員A 「ピカチュウと思われる生き物を発見しました。」
隊長 「何!?今すぐ引き上げろ!」
調査員A 「了解!」
ピッカマン 「何にせよ、なんでここに地割れができたのか。それだけははっきりしたな。」
セリファ 「強力な魔法・・・」
ピッカマン 「あ!!」
クリス 「どうした!?」
ピッカマン 「あれは・・・」
セリファ 「『あれ』って、今引き上げられた人・・・いや、ピカチュウのことですか?」
ピッカマン 「マキシム!」
クリス 「ハイ!?」
ピッカマン 「あああ・・・アイツの体を調べてくれ!!」
セリファ 「え?どうしてですか?」
ピッカマン 「アイツがピカ村の宝である『ぴかのかけら』を盗んだヤツなんだよ!」
セリファ 「そうなんですか!?ちょっと、待っててください。」
-5分後-
セリファ 「残念ですが、それらしき物は・・・というより、持っている一切ものはありませんでした。」
ピッカマン 「『持っているものがない』!?んなバカな・・・」
セリファ 「身体的にも大きなダメージを受けてます。偶然ここに落ちたと言うよりも、この地割れを起こした人物に『落とされた』というほうが正しいみたいです。」
クリス 「ってことは、ぴかのかけらはその魔法使いに盗られた、と。」
ピッカマン 「オイオイオイオイ・・・」
クリス 「追っかける相手が変わったな。ピッカマン。」
ピッカマン 「顔も知らないヤツを追っかけろったってムリがあるだろ・・・」
セリファ 「大体、誰かわかりましたよ。」
ピッカマン 「え?」
セリファ 「多分、『デザグド』がやったんでしょう。昔からネールディアとは仲が悪いし・・・」
クリス 「そういえば、ピカット団の本拠地があったのはデザグドじゃなかったか?」
ピッカマン 「となると、行き先は・・・」
クリス 「デザグドだな。」
セリファ 「僕も、そこに行くことになりそうですね・・・」
ピッカマン 「え?何で?」
セリファ 「たった今、ネールディアの『クリアサファイア』が盗まれたとの報告が入りました。その現場にデザグドの魔法使いしか持たない、デザグドのメダルがあったようです。」
ピッカマン 「それはつまり?」
セリファ 「クリアサファイアを取り返しに行かなきゃなりませんね。」
ピッカマン 「なんか事態が大きくなってきたッスよ・・・」
To be continued...
---
ぴかのかけらを追うピッカマン。
徐々に離れる距離。
新たな敵の存在。
・・・で、成り行きで一緒に行くことになったセリファ。
なんだか違う展開を見せて参りました。
乞うご期待
-作者のあとがっ(殴-
少し違う風味を加えてみたくてね。
ちなみに、ピッカマンのお話には人が登場しないお約束なのですが、今回は思いっきりでてます。
しかも魔法使いだし。
マキシムやられちゃったし。
っつか今回からタイトルついてるし。
っつかデザグドって全部濁点だし。
←Back→Next