第二十一話 〜最悪の疾走 - Fast Dash〜
クリス 「ま、なんだかんだあってとりあえず中に入れたが」
ピッカマン 「入ってすぐに扉が閉まるとは、何とも普通な」
セリファ 「いざとあらば壁を吹っ飛ばせば出られますし」
ピッチマン 「・・・・・・」
真っ暗な道を喋りつつ進む。
ピッカマン 「さぁて、行こうか」
扉を開けるとそこは
ピッカマン 「ぁんんぁこらぁっ!?」
クリス 「何を言っているのかが分からないぞ―それはともかく、何だこれ」
セリファ 「魔法を動力源とする、ネズミの模型ですね」
ネズミ 「ちーっ!」
ピッカマン 「わっ!?」
ネズミが飛びかかり、何かを落としていった。
ピッカマン 「なんだ?」
「このネズミを五十匹捕まえて檻の中に入れること。なお、制限時間はない」
ピッカマン 「この、ネズミを、『五十匹』ぃ!?」
クリス 「やるしかないだろ」
クリス 「これだけ密集してたら、よっと、まだ捕まえやすいが、ぃよっ」
セリファ 「後半大変でしょうね」
クリス 「それにしても、一名もうバテてるが」
セリファ 「無駄が多すぎですね」
クリス 「そうだな」
ピッカマン 「ひぎゃっ!?ぎぁっ、ハァァッ!―ヒィヒィ」
たくさんいるネズミに飛びかかっては、疲れて根を上げている
ピッチマン 「ちなみに、ミカンは無いよ」
ピッカマン 「ふぎぉぃょうぅっあ!」
妙な叫びを上げつつネズミに飛びかかり、捕まえ、檻へ突っ込んでいる。
ピッチマン 「もはや叫びになってないような」
さて、そんなこんなで三十匹を超えたあたり
クリス 「くっそ、過疎化してきたな」
セリファ 「適当に追っても捕まえられなくなりましたね」
ピッカマン 「ぐがぶびばぁっ、うおぃあぁっ!」
クリス 「さっきから叫びにならない叫び上げやがって・・・・・・気が散る」
ピッチマン 「ひふひゅあみにゅあぴゅりゃぁっ!」
セリファ 「ついにピッチマンまで」
クリス 「あぁ、くそっ!ちょっといらついてきた・・・・・・んあぁっ、てぃやっ!!んぎっ!?ぐぁ」
セリファ 「まってくぎゃっ!?っだっ!」
激突、墜落。その二つの行程が一瞬にして行われた。
ピッカマン 「待てぇ、待つんだ!おらまっ、っ!?」
飛び込んできたネズミに鳩尾をぶん殴られ、「か」と「が」が混ざったような、小さな声を上げてピッカマンは倒れて気を失った。
ピッチマン 「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!びぐにゃっ!!?」
気合いを声に変換して突っ込んだ先は、壁だった。
そうしてそこには(この言い方は正確ではないが)四人が気を失って倒れていた。
その上をネズミがちょこちょこと走り回っていた。
セリファ 「ふぁっ、っと。ん〜、遅延魔法を・・・・・・デナピクエス・デイレイ・フィアレッド!」
遅延フィールドが展開され、ドーム型に広がった。が、
セリファ 「全く効いていない!?」
その中にいながらも、ネズミのスピードは全く落ちない。
セリファ 「なんでゅぇっ!?」
そして、ネズミが鳩尾に入る。ピッカマンと同じように、奇声を発して倒れた。
結局そこには四人が気絶し、倒れていた。
「ふむ、なかなか頑張っているが、三十六匹でこれとは。果して登ってこられるだろうか」
「まぁ、この石があれば、構造なんていくらでも変えられますがね」
「・・・・・・そうだな」
ピッカマン 「ふぁっ、ふあぁ〜あ。あ、れ?」
目を開けても何故か真っ暗・・・・・・だと思うと、すぐに明るくなり、そうかと思うとまたしても世界が暗くなる。
ピッカマン 「あ・・・・・・ネズミィッ・・・」
そして気付いた。目の上をネズミが走っていることに。
がばっと身を起こし、即座に追跡を再開した。
ピッカマン 「コノヤロォーッ!良くもオレを踏みやがったな!へぇっ、やるじゃねぇかよぉっ!」
「平然と」踏まれていたことが頭に来ていたようだった。
徐々に檻の中のネズミは数を増した。
最後の一匹。
ピッカマン 「あるるるるらぁぁぁぁっっ!!」
あっさりと捕まえた。
そして、疲れたピッカマンは、自ら夢の世界へと潜り込んだ。
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「・・・・・・で、これの意味ってなんだと思う?」
「さぁな」
「分かりませんね」
「さっきのもそうだよ。ネズミを捕まえて、何になるって言うのさ。本当に」
「それはな」
「誰!?」
「ネズミの人形に間違えて命を吹き込んでしまってな。困っていたからなんだよ」
「意外とこいつらふざけてるかも・・・・・・」
「今回は?」
「洗濯物が・・・」
「ふざけんなテメェら!!」
次回、第二十二話 〜塔の理由 - Tower's Reason〜
-作者、接近。-
あとがきです。さて、何かを書こうとしましたが、ついにネタが無くなりました。緊急事態です。
そこで、何故僕は戦闘表現が下手なのか、それを考えてみたいと思います。
僕としては、臨場感というものが全く無いからそう見えるのではないかと思っています。
それを改善するには、臨場感を出せば良いのですが、その出し方が分からないんですね。
・・・・・・ダメです。ギブアップです。以上です。では。
メイスことM3A3
二〇〇五年十月十九日 二十時三十四分
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