〜特集〜 


これが鉛中毒におかされたマガンの悲痛な叫び声です


〜特 集〜(鉛中毒死)    

宮島通信より拝啓 環境庁様、どれほど殺せば鉛を禁止するのですか?

ここ宮島沼では、この春すでに10羽のハクチョウと1羽のマガンが鉛中毒死しました。

140.107 ・・・ この数字は、1983年からの宮島沼で鉛中毒死した白鳥とマガの羽数累計です。今春も、10羽の白鳥とマガン1羽が、北帰を前にして非業の死を遂げました。(4/28現在)
宮島沼の水辺には、それが本当に効果があるかどうか環境に適切なのかという論議は別にしても、白鳥の首が沼底に行かないように丈夫なネットが張り廻らされています。グりッド(鳥類の消化を助ける小石)用の小砂利も十分すぎるほど撒かれています。
越冬した本州各地の湖沼河川で、沈んでいた鉛散弾を拾った白鳥たちは、宮島沼に来た頃折悪しく発病するものと考えられます。
既に知られているように、マガンは宮島沼を我国最終の集結地にしています。北帰の白鳥たちは、多数をしめるコハクチョウは道北のクッチャロ湖などえへ、オオハクチョウは涛沸湖など道東の湖に向かう途中での沼での休憩です。大群で訪れても、この期間が1週間程度のコハクチョウには、鉛中毒で発病する固体は殆ど見当りません。沼地で菜食する習性を持つオオハクチョウは、更に越冬各地での餌付けに慣らされているために、宮島沼での滞在期間が長くなりがちです。群れから離れ陸に上がり、苦しそうに中毒の症状を見せながら孤独に病死していくのです。また、オオワシ等に、二次的鉛害も発生しています。先進各国では、とっくに鉛からスチール弾への切り替えが進んでいるといいます。お役所はじめ国民の全てに、全国の湖沼河川には鉛散弾という猛毒がばら撒き続けられているのだという認識を持って、鉛中毒問題に早急に対処して欲しいと訴えたいのです。

鉛中毒水鳥の数
年 度 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 累計
白 鳥 15 33 20 16 10 140
マガン 80 107


大変です1998年今秋もまたまた鉛中毒死です

環境庁様、いつまで鉛の弾を野鳥に食べさせつづけるつもりですか?、いま鉛弾を禁止にしなければ手遅れになります、急いで下さい。

  この秋、宮島沼で死んだマガンは9羽です、そのうち4羽を草野、星子、長谷川の3名で回収しました。回収したマガンを北海道大学大学院獣医学研究科、比較病理学教室で解剖した結果、4羽のマガンは急性鉛中毒症で死んだことがわかりました。
回収出来なかった5羽のマガン(キタキツネやトビに食べられてバラバラになっている)も、おそらく鉛中毒で死んだものと思われます。今まで、宮島沼での秋季のマガン、ハクチョウには鉛中毒で死んだ例は無く、今季が初めてですどうしたことでしょう?。
鉛中毒で死んだマガンは、何処でこの鉛散弾粒を摂取したのでしょうか、今秋の宮島沼は、渡ってきたばかりのマガンは沼の東側で盛んに逆立ちになって、何かを(鉛散弾粒かも)採食している姿を見ました。

 

鉛中毒死のマガンとハクチョウ.1998年10月25日回収
2000年5月7日保護


生録音データー提供(田辺 至)

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