ハル 「今日のインタビューは骸さんです。WS同盟はTOPからもREBORN部屋からも行けるので、是非そっちにも行ってくださいね」
 「クフフ。よろしくお願いします」
ハル 「早速ですが、気になる昔の話など聞かせてください」
 「ええ、いいですよ。そうですね・・・アレはまだ僕が今のフゥ太君くらいのころの話です」
ハル 「ランチアさんと暮らしていたころですね!」
 「その朝僕は、かねてより作っていた深さ5mを越える落とし穴の最終調整をしていました。底に尖った石を敷き詰め、確実に怪我をするように念を入れて作っていたんです」


ハル 
「はひー!いきなりハードな話ですね!」
 「もちろんその一週間ほど前に、わざと分かりやすい形で深さ10センチ程度の落とし穴を作り、先輩を油断させることも忘れていませんでした」
ハル 「小さい頃からずいぶんと計画的ですね!末恐ろしいです!」
 「目論みはもちろん大成功。先輩は妙な悲鳴を上げながら落ちました」





ハル 「はひ・・・ら・・・ランチアさんに怒られませんでしたか?」
 「それは大丈夫です。先輩が這い上がってくる頃合を見計らって、先輩の気を横にそらしましたから」
ハル 「それはどうやってですか?」
骸 「毒蛇を使って」
ハル 「ど、どど毒蛇ですか!?」



 「ええ。畜生道の能力で召喚したので、毒の強さは折り紙付です。それを『先輩見てください。蛇を見つけました!!』と言って持って近づいたんです」
ハル 「するとどうなりましたか?」
 「一見して蛇の危険性を察知した先輩が、蛇を殺しました」
ハル 「はひ〜・・・恐ろしいお話ですね」





 「そこですぐにあくびをかみ殺し、泣きまねをしてしまえばいちころでしたね。すっかり落とし穴のことなど忘れ、危険だったとはいえ、子供が連れてきた生き物をいきなり殺してしまったことに罪悪感でも覚えたみたいですね」
ハル 「あー・・・確かにそれは落ち込みますね。例えばランボちゃんが猫を拾ってきて、理由がどうあれそれを殺しちゃったりなんかしたら、ハルは自分のことを責めて責めて大変です」


 「きわめ付けに先輩がなにか言う前にその場を走り去り、物置だったかに忍び込んで昼寝をしました。もちろん寝る前に眼を擦り、泣き疲れて眠ったように見えるようにしてね。クフフ」
ハル 「それは凹みますね。ちっちゃい子を泣き疲れて眠らせちゃったなんて・・・ハルなら立ち直れません」
 「3時間ぐらい眠ってから起きると、いつの間にかベッドの中にいました。どうやら先輩が運んだらしく、部屋の外では中を窺ってる気配もありましたっけ・・・わざと音を立ててベッドから降りると、気まずそうな顔して先輩がドアを開けました」
ハル 「それでランチアさんは何て言ったんですか?」
 「実は何も言ってません。何か言う前に、僕の方が先にしゃべっちゃいましたから」
ハル 「へ?」
 「『先輩ごめんなさい。本当は僕も、あの蛇は危ないって思ったんです。でも・・・あの蛇も一人だったから・・・本当にごめんなさい』って」
ハル 「そ、それはランチアさん謝るタイミングのがしちゃいますね」





 「お詫びに今日の晩御飯は僕が作りますと言って、その後はキッチンで薬品実験をしました」
ハル 「料理じゃなくてですか!?」
 「ある意味では料理です。あ、ビアンキさんのポイズンクッキングに近しいものですね」
ハル 「はひー!あれは技ですよ」
 「でも『おいしいですか?』って上目遣いに尋ねたら、先輩はちゃんと『うまい』っていってくれましたよ」
ハル 「それじゃ・・・実はおいしい料理だったと?」


 「さぁどうですかね?先輩以外誰も口にしてませんから・・・そういえば、あの料理はいつまでたってもカビ一つ生えず、ゴキブリなどの害虫退治にもってこいでした」
ハル 「アワワ・・・それって猛毒なのでは・・・」
 「先輩も食べてからしばらくはトイレに篭りっきりでしたね」
ハル 「はひー!!無理して食べてたんですね!?」





ハル 「す・・・凄いお話の連続でしたね・・・えっと、最後に一つ質問良いですか?」
 「構いませんよ」
ハル 「ここまでの流れを聞いていると、チア骸というよりも、骸チアに思えるのですが・・・」
 「ああ、そのことですか」


 「まぁ、僕は正直どっちでもいいということもありましたし、それ以上に・・・」
ハル 「それ以上に?」
 「自分より遥か年下の子供に犯されるよりも、理性で抑えきれず、本来庇護するべき幼子を犯してしまった方が、先輩傷付くじゃないですか」
ハル 「は・・・はひ?」
 「誰かを憎み続けるよりも、自分で自分を憎み続ける方が、億倍も苦しいんですよ・・・クフフフフ・・・」
ハル 「はひー!!ほ、本物です!WSの名はだてじゃありませんでしたー!!凄い事を知ってしまったところで、本日はこの辺で失礼します!!」