私は1964年東京生まれです。花粉症は高校生の頃に発症しました。その頃は花粉症という名前は知られてなく、専門家も少なかったので、長時間かけて病院へ通っていました。
当時、病院でもらう薬は欠かせませんでした。今思うと、風邪薬と同様のものだったかもしれません。鼻づまりやくしゃみは治まるものの長くは効かないし、ぼうっとして気力が低下します。勉強や仕事にも支障を感じました。一向に改善しないので、20代後半以降は薬を飲むのを止めてしまいました。マスクをし、鼻をかみながら、集中力のない頭でデートに臨み、彼女の話を上の空で聞きつつ、花粉症の季節が去るのをじっと待つだけでした。
結婚数年後、炊事担当になりました。いわゆる男の料理ではなくて、毎日の普通の食事を作るのは初めてで戸惑っている頃、丸元淑生さんの料理本に出会いました。そのレシピをマネしていると、自然に栄養のことが気に掛かり始めます。オレが作っている食事が家族の健康を支えている、という責任と不安。一般に売られている食品の安全性に危惧を感じ、安心して食べられる食材を探すようになりました。
焼肉大好き生活から一転、1998年頃から、野菜、魚、豆、玄米や全粒粉など精白されていない食品を摂ることで体調がよくなってきました。風邪をひきにくくなりました。でも、花粉症はあまり変わらず。。。
2001年「おいしく治そう」(丸元淑生・文春文庫)の花粉症の項を読み、これで治ったらすごいな、という軽い気持ちで除去食を試みることにしました。