
「賢い判断」というフレーズがあります。(注:これは所謂、ストリートスマート的、「世渡り上手の罰当たり」的な意味ではなく、本当に状況をよく踏まえた適切な判断という意味です。)いますよね、そういう人。いつもいろんな事を考えに入れて、他人の心の中まで気遣った判断が下せる人。わたしもそんな人間になりたいと、いつも思っていました。今もそうです。そんな中で出会ったのが、このクリティカルシンキングです。教育学の授業の先生がその専門で、その先生と仲良くなるうちに結構深く学ぶことができたのですが、人間として、教育者として、本当に出会えてよかったと思える学問です。「賢い判断」のエッセンスが詰まっています。また、今までいろんな分野の中で結構宙ぶらりんになっていた、知・情・意のバランスをとるという目的を、簡潔に(完全ではないにしろ)説明もしています。
5年前に価値のあったものが今は何の役にも立たないというようなことが当たり前の現代、子供たちに何を、どのように教育すればいいのか、また自分がどのように考え、どのように判断を下したらいいのかを明確に示してくれた、わたしにとっての(聖書に次ぐ)人生の教科書です。教育者でなくとも、人生をよりよく生きるための道具として身につけたい学びだと思います。はじめは少しややこしいかもしれませんが、このクリティカルシンキングを生活の一部として訓練していくうちに(まさしくこの訓練とそれに耐える力こそがクリティカルシンキングの鍵です!)、だんだんと身についていくのがわかります。是非自分の人生に、教室に、職場に、「賢い判断」のパワーを広めてください!(注:カルト的なマインドコントロールっぽい思考法や、人間の感情を無視した理論ではありません。クリントン・アメリカ大統領も「すべての大学生にクリティカルシンキングの力をつけさせること」を教育目標に掲げていたほどに認められている、知能、感情、意志のバランスの取れた教育理論ですので、害はまったくありません!)
ここでは特に、リチャード・ポール氏 (Richard Paul) のモデルを中心として説明しています。他にもいろんなモデルがありますので、興味のある方は Robert Ennis、Matthew Lipman、Vincent Ruggieroなどを参考になさってください。(日本では、まだ大きな信頼のおけるクリティカルシンキングの本は出ていないようです。)
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