デザインを決める


まずは、どんな風にしたいか、自分の考えをまとめる為に、立水栓のデザインを、まずは絵(形)にしましょう。
紙は、チラシ広告の裏でも何でも良いです。自由にいくつも書いてみて、案を練りましょう。
なるべく立体的に、出来れば平面図も書いて、素材の数を確認できるようにしておきます。

<サンプル>
水栓サンプルno.1 水栓サンプルno.4 水栓サンプルno.2 水栓サンプルno.3

ここに掲載しているレンガ等の素材写真は、mnetマークがデザインした立水栓のサンプルです。
右側2枚の写真は、既存のプラスチック立水栓を生かして、廻りにレンガを積み、
パンも自然石の乱形材を生かした物です。

レンガ素材選び


私たちエクステリア業者が使う組積み用レンガやコンクリート製品は
ホームセンターなどに並んでいる品物の仕入ルートと少し違います。
ですからホームセンターなどでは、一回りサイズの小さな物も扱ってますが、
私たちが使用するレンガは、長さ230_×幅110_×高さ76_が、標準サイズです。

レンガには、積み上げ用の丸い穴が3つ開いた基本形と、一番上に載せる、穴の無い笠木の2種類があります。
まれに四角や丸の2つ穴がある輸入レンガもあります。

レンガサンプル1

主な産地は、ベルギー、イギリス、オーストラリア、南アフリカなどで、
焼きムラが出た角のとれたもの(タンブルと呼んだりします)を使うと、
風合いが出て最高です。

レンガはリサイクルが困難なため、産業廃棄物になってしまいます。
不用になった時は、お知り合い同志でのリユースをお勧めしますが、
ecoの観点からも、計画的にご利用下さいます様お願い致します。

素焼きタイプのレンガを使用した場合、細かな穴に、苔など汚れが溜まり易いのが最大の欠点です。
中性洗剤を使い、デッキブラシなどで洗い落とすしかありません。

レンガ積み作業


全てのイラストはクリックで少し大きくなります。

用意する物
用意する物no.1 用意する物no.2

目地ゴテ
クラッシャー(ジャリ・砕石)
セメント(砂が混入した物でも可)
水平器
じょれん(土を平らにスキ取るのに楽です。)
蛇口の延長パイプ(レンガの厚み分だけ)
バケツ(セメンを粘る用器)
だるまゴテ(移植ゴテなどでも可・セメントを粘る道具)

下準備
何個使う?

まず、既在立水栓の太さ、通常は7cm位ですが、確認しましょう !
使用するレンガのサイズとの相関関係を計算しながらデザインします。
左の図の様に、
一番面積が広い面を平らにして積み上げるのを平積みと呼びます。
立水栓の回りの積み方が決まりデザインが決まったら必要個数を用意しましょう。
横向きに立てて積む場合はコバ立てと言い、主に花壇などを作る時に使用する手法です。
今回、水栓の前部分は蛇ロの金具の関係でコバ立てに積みます。

下地造り(根切り)
レンガ積み始め

今回は水栓の回りに3個積み上げますので、
まずは左の図の様にレンガを実際に並べてみて
それよりも5cm程大きく土を鋤き取ります。
底をおよそ平らにした後、
クラッシャー(砕石)を平均に敷きつめ踏み固めます。
モルタルを3cm位の厚み分を底に入れたら、お互いの間は1cm程開けてレンガを並べ、
水平器を使い平らに積み上げる事だけ考えて下さい。

下地造りと積み始め

まっすぐ並べる時は、レンガ一段分位、
巾は30センチ位に、素材を埋める感じに土を掘ります。
底を平らに仕上げた後、何回か踏み固めます。
最近はホームセンターでも手に入るクラッシャー(砕石)をそこに敷きつめます。
左の図の様にモルタルを入れ(ベースと言います)、糸を張ります。
この時、水平器で水平を確かめ素材を糸に合わせ、
1cm位間隔をとりながら並べていき、後からモルタルを詰め、目地ゴテで仕上げます。
本格的には、二段目は半分ずらして、互い違いになる様、並べます。
その時はレンガを半分にする加工が必要になります。(サンダー使用)
長い距離を30cm以上積む場合は、鉄筋を入れないと無理です。

少し専門的ですが、レンガ積にも参考になるので詳しくはこちら→ブロック塀の施工方法PDFファイルへ!

水栓の仕上げ
元の立水栓の高さまで3列無事に積み上げる事が出来ましたか?
最後の一個(笠)を立水栓の頭が見えなくなるようにセンターに乗せます。
平積みしたレンガの穴にはしっかりモルタルをつめて下さい。
強度が不安な時は穴に10mmの鉄筋を縦に入れて下さい。

レンガ積みの時もモルタルを使いますから白華現象が欠点でもあり、強さの証明でもあります。
カットした面に、表面と同じ色がついていないのも、欠点ですかね。

  • **注** 白華現象
  • 主に、水に溶けたセメントのアルカリ成分が、大気中の二酸化炭素と結合して、
    ブロックの表面に白く表れる現象をいいます。
    特に、コンクリートブロック製造後初期に多く、
    気温の低さや水の影響により、発生しやすくなります。
    詳しくはこちら→白華現象PDFファイルへ!

    パンの作成
    パン造り レンガはコバ立てで半円に並べます。
    注意点:中にバケツが置ける位の大きさになればベストです。
    地中にレンガの長さの半分位埋まれば大丈夫です。
    下地をしっかり造ってモルタルを敷き、1cm位間をあけながら並べて行きます。
    そのスキ間には後にモルタルを詰めて、目地ゴテで仕上げます。
    中の造作は、排水管の段取りをしてメガネ板(皿)を用意、
    下地を作った後自然を貼ったり、きれいなジャリを入れたりして仕上げましょう。

    天然石の主な産地は、イタリア、中国、インド、ブラジル、ドイツで、ほとんどが砂岩系。
    堆積して出来た特徴として、一定方向に割れるのが、欠点であり、長所でもあります。

    排水をつなげる雨水升等が無い場合は、地中に浸透させましょう。
    パンの下に直径30cm、深さ5・60cmの穴を堀って、中にジャリをたっぷり入れます。
    本当はプラスチックの円筒形のマスを入れるのですが、もったいないのでそのままでも良いでしょう。
    本格的には穴のあいた円筒形の浸透升を使います。

    ご自分で造った立水栓、出来上がりはどうですか ?
    宜しければ写真を掲示板(BBS)にアップしていただけたらうれしいです。
    お待ちしてます。

    最後に、 nikkoの立水栓 をご紹介しておきます。
    かわいいデザイン蛇口や、コンクリート製品の立水栓がもりだくさんです。 ○このページの一番上へ

    自作立水栓の作品募集中 !
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