以前「レイストーム」(タイトー)を題材にSS(短編小説)を書こうと思っていた。
時期を逸したこともあり、これを書くことはとうに諦めもついたのだが、
そのために作ったSF設定がもったいないので、ここに掲載しておきたい。
まずはゲームの解説を。
「レイストーム」は強制縦スクロールシューティングゲームである。
ロックオンレーザーによる低高度敵機攻撃と、まとめて倒すと点数が倍加する
「稼ぎ」が話題を呼んだ「レイフォース」の第2作で、
現在細々と(T_T)好評稼動中の「レイクライシス」の前作にあたる。
レイストームから、横置きモニターとポリゴンによる疑似3D空間を採用。 自機斜め見下ろし視点で、画面表示には遠近法がとられている。 敵機移動は2ラインから、自由自在に上昇・下降するスタイルへ変更された。 これに伴い、ロックオンはどの高度の敵機にも適用されるようになった。
武装は連射付き通常ショットとロックオンレーザー。 更に、ボタン同時押しによるスペシャルアタック(ゲージ式ボム扱い)と、 ロックオンを一箇所に全て集中すると発生する、 ムチャクチャ攻撃力の高いハイパーレーザーがある。
また、自機「RーGRAY」が2タイプ用意されている。
RーGRAY1は、前作「レイフォース」と同じく、強力でワイドな通常ショットと、
ターゲットの数だけの本数を多弾速射できるロックオンレーザーを装備。
RーGRAY2は独特で、通常ショットは真正面にのみ発射される細い線(^^;)。
ロックオンレーザーが更に独特で、一回の発射で一発しか出ない。
イナズマ状のレーザー(?)がロックオンした順に、移動・攻撃していく。
よって、後でロックオンした敵機は、発射後すぐに撃墜できるわけではない。
また、発射後にロックオンした敵機も追尾する特性があるため、
「稼ぎ」がしやすい替わりに、とっさに2発目が撃てなかったりする。
なお、先行試作型のRーGRAY0がPS、SS版で使用可能となっている。
パワーアップは2通りある。
通常ショットの強化と、ロックオンレーザーの強化。
赤い敵機を撃つと出てくるパワーアップアイテムを取る、ふつうの形式。
通常ショットの強化は、攻撃力を強化させると共に、
RーGRAY1ではワイドショット化、同2では残像(^^;)強化も進む。
ロックオンレーザーの強化については、ロックオン可能箇所が増加する
(RーGRAY1で8箇所、同2で16箇所まで)とともに
攻撃力そのものも強化されている(?)。
ザコ編隊にときどき含まれている赤い敵機は、通常の3倍のスピードで 行動するのだがそれは嘘で、パワーアップアイテムを持っている。 通常ショット用は赤いクリスタル状、ロックオンレーザー用は同じく緑色。 青いのが時々出るが、これはどちらもMAXパワーになるアイテム。
この赤い敵機は通常ショットを減衰させる機能を持っている。
要は、ファーストガンダムでいうところのパプリクのビーム拡散膜とか
ビグ・ザムのIフィールドみたいなもんである。
簡単な所では水蒸気やアルミ箔(チャフ)でもレーザー減衰効果はあるが、
ここでは通常ショットに使われているレーザーの帯域の可視光線を吸収する
重力場(フィールド)ということにしておこう。
そんなフィールドを発生するモノを積んでる機体だから 赤方変移して赤く見えるのである。 この赤い敵機を撃墜し、その重力場を中和(?)すればレーザー減衰膜は除去される。 それにより、通常ショットは本来持っている力により近い、 強い攻撃力を持つことが出来るようになるのである。
なお、赤方変移するほどの重力場を持ち、かつレーザー減衰膜を発生させている 張本人の機体をレーザーで撃墜できるのかという素朴な疑問は残る(^^;)。 「中和」という言い方(化学用語じゃん)も実はあまり気に入らない(^^;)。 フィールドを「散らす」という言い方の方がイメージに近いかな。緑のアイテムは通信波を乱反射するタイプの重力場である。
RーGRAYは、非常に高度な電子兵装「AXー11」を搭載しているとされている。 火器管制からECM(対電子戦装備)まで全面的にコンピュータ制御されており、 ミサイルなど、レーダー(電磁波?)による誘導兵器は効果がない。 よって敵も味方も、目視戦闘を余儀なくされるという。
でも、赤外線誘導とか有線誘導、光学追尾は利くんじゃないかと思う(^^;)。そこに、ロックオンレーザーが登場する。
ロックオンレーザーは、レーザーとはいうものの、 レーザー発光するほどに励起させられた荷電重粒子そのものである。 イオン化(?)された「道」を辿って目標に到達し、 その熱で、あるいは質量で、電磁波で、パルス振動で、衝撃波で敵機を破壊する。 「道」を作るために、RーGRAYは照準用電子ビームを常時発射している。 1本は真正面射界に、2本めは偏向させられている。 この2本目の偏向をCLSで制御し、敵機を捕捉するのである。 2本の電子ビームが交差する点で、空間は帯電(?)される。 2本のビームを利用して三角測量の要領で、三次元空間の一点を指定するわけだ。 こうして帯電した点の連続が線となり、この出来た「道」を 荷電重粒子が高きから低きへと流れて行くわけだ。 一度レーザーが通過すると、この「道」は電気的中性に戻り、消える。
偏向電子ビームってのは要は「ブラウン管」なんだな(^^;)。 でも、電子ビームが2本交差しても、帯電はしないと思う(^^;)。 1本通るだけでプラスに帯電する、のかな? 電子ビーム同士の衝突時に、エネルギーがでかけりゃ、 なんらかの中間子とかが発生するかもしれないが、どのみちすぐ崩壊する。照準用電子ビームに本来攻撃力はない。 RーGRAY2では、ロックオンレーザーの制御処理の負担が大きすぎるため、 通常ショットを積む余地が無かった。これを回避するため、 照準用電子ビームを高出力にして通常ショット替りにも利用している。
また、荷電重粒子そのものを撃つ、ということになると 「弾切れ」の懸念も出てきてしまうのであった(^^;)。
なお、一部の機体ではイルカやシャチの生体脳をCLSに使用しており、 メロン器官から発生する超音波を増幅して、そのまま索敵に利用し、 偏光照準用電子ビームと連動させている。 全方位索敵出来るのが長所で、そのため正面射界外の機体をもロックオンする ことが可能となっている。敵軍ではこのタイプのCLSを多く採用している。 最終ボスにして敵政府であるところの並列処理型量子コンピュータ 「JUDA」の戦闘系モジュールには数頭のイルカの生体脳が使用されている。
戦艦などに搭載されている地上砲撃用大型屈曲レーザーは、 ロックオンレーザー以前の旧式の技術であり、CLSを使用しない。 戦艦に搭載されている縮退炉を利用し(暴走させ?)て重力波を放射し、 重力レンズ効果でレーザーを屈曲させている。 レーザー自体の出力も大きいため、あまり屈曲の小回りは利かない。
だけど、重力レンズ効果の方が高等テクノロジーだと思う。たぶん(^^;)。RーGRAY2のロックオンレーザーは、集中ロックオンのハイパーレーザーを撃つと 着弾点にマイクロブラックホールを発生する。 そこで、レーザーの正体を重力子ということにしたい。
のだが、そんなまだ発見されてもいないモノ、あまり使いたくないのであった。まだ、俺設定はたくさんあったんだけど、なにせ昔のことなので、 もうほとんど忘れてしまったのさ。よって、以上(T_T)。
まぁそれゆーたら、重力波もニュートリノも陽子崩壊も(たしか)まだ 検出されてないけどさっ(^^;)。がんばれスーパーカミオカンデ。 だいたい、そもそも重力子(ゲージ粒子)って帯電するのか?
参考文献 ゲーメストムック「レイストーム」(新声社)
音楽CD「レイストーム」(ZUNTATA RECORD)
ゲーム「レイストーム」(タイトー、PS版)
ゲーム「レイヤーセクション2」(タイトー、SS版)