■    香港・マカオ旅行記   ■

(1998年3月18日〜3月22日)

 

 

◆ 今回の旅行ルート

 東京(成田) →日本航空→ 香港 →船移動→ マカオ →船移動→ 香港

 →日本航空→ 東京(成田)

 

 

【出発前】

 春休みも半ばに入って暇を持て余していた3月の初め、あまりに暇なので「海外にでも行かねー?」と声を掛けてみたところ、同じように暇を持て余していた語学クラスの同級生裕也と幸司がOKと言ってきたので突然旅行が決まった。もっとも、来週行こうという急なものだったため、近場に することになり、行き先は香港とマカオに決定。航空券が取れるのか微妙に心配だったが、高田馬場にあるCASツアーに行って「来週の香港便あります?」と聞いてみると、全然余裕で取れた。しかも、たまたまなのか一番安かったのが日本航空だったので、文句もなくその場で購入。ホテルもCASに置いてあったアップルの料金表で手頃な値段だったマジェスティック(香港)ホリデイ・イン(マカオ)に決定。この旅行はいきなりしかも簡単に決まった感じだった。

 

【3月18日】

 成田午前10時発の日本航空731便で香港に向かう。…予定だったのだが、この日は香港の天候が悪かったらしくカウンターの職員に「出発が遅れます」と言われる。仕方 がないので出発ロビーの上にあるマックで時間を潰していると、「日本航空731便香港行き…」というアナウンスが流れたので慌てて出国手続に向かった。そんな感じでなんとか出発したものの機内では「香港に着陸できない場合、台北に向かいます」とかアナウンスしている。「別に台北でもいいか」「いや実はむしろ台湾の方が行ってみたかったんだよね」みたいな話をしているうちに、「当機は香港啓徳国際空港への最終着陸態勢に入りました」とアナウンス。香港はちょうどこの時期まであの有名な啓徳国際空港を使用していた。なんでも、世界で最も着陸が難しい空港の一つだそうだ。 以前からそんな話を聞いていたので、ずっと窓から外を見ていると、目線とほぼ同じ高さに洗濯物が干してある。それを見て驚いていると、ひどくハードな着陸をされた。あれは天候が悪かったからなのか、着陸が難しいからなのか、単にパイロットが下手だったからなのかよく分からないが、着陸に失敗したのかと思うほどで、 私の経験上二番目にハードな着陸だった(ちなみに一番ハードだったのはパリからミラノへ行く時に乗ったアリタリア航空。この時は濃霧の中で着陸すると、滑走路に向かって赤色灯回した消防車が近づいてきて、 少し様子を見た後、戻って行った)。…と、まあそんな感じで一応無事に香港に到着。

 少し話は逸れるが、機内で隣りに座っていた女の子が年に何回も訪れるほどの香港好きらしく、香港でのお薦めスポットを色々教えてくれた。その中から、ここは美味しいというレストランを幾つか教えて もらったので紹介しておきます。まず天星フェリー乗り場の近くにある文化センター内の「映月楼」というところの飲茶がお薦めだそうです。また、金巴利道にある「上海一品香菜館」というところの雪菜麺小龍包もおいしいとか。他には、中環にある有名な「繼L酒家」の向かいにある「魚翅撈飯」というところのフカヒレもおいしいそうです。時間の都合で、 私自身はどこにも行くことができなかったのですが、これから訪れる人はぜひ試してみてください。

 この日はそのままマカオに向かう予定だったので、啓徳国際空港から直接バスで香港島にあるマカオ行きフェリーターミナルに向かう。マカオへはそこから船かヘリコプターで行くことができるのだが、一般的にはジェットフォイルという水中翼船で行く人が多い。チケット売り場はすぐに 見つかったので、そこでチケットを買い乗り場へと向かったのだが、当然一番早い便が良いだろうと思って出発5分前の便のチケットを買っていたところ、出境手続に手間 取り見事に乗り遅れてしまった。もちろん乗り遅れても30分おきに出ている次の便のチケットに振り替えてくれたのだが、出境手続には最低15分かかることを見越して、時間に余裕のあるチケットを買ったほうが良いでしょう。

 香港からマカオまではジェットフォイルに乗り約1時間で到着。黄海と呼ばれるだけあって、海の色は本当に黄色かった。マカオのフェリーターミナルは島の東端、ヤオハンデパートから歩いて行けるあたりにある。到着後、とりあえずホテルで休もうということになり、宿泊先のホリデイ・インまでタクシーで向かった。ちなみに、マカオのタクシーは他の国に比べて割安感があり、気軽に使える移動手段だと思う。

 

↑夜のセナド広場@

 

↑夜のセナド広場A

 

 夜になると、散歩がてら有名なリスボア・ホテル&カジノの前を通って、マカオの中心セナド広場の方 に行ってみた。夜のセナド広場はどことなくヨーロッパっぽい雰囲気でいい感じだ。夕食はセナド広場にある義順牛奶公司の隣りにある食堂でお粥を食べ、食後に義順牛奶公司で 有名な牛乳プリンを食べたのだが、どちらも美味しかった。マカオの場合、香港と違ってメニューが中国語とポルトガル語表記のため、漢字を眺めて推測するしかない。このような場合、お粥を注文するとほとんどハズレがなかったと思う。基本的に、食事に関しては変わったものに挑戦しない 私はお粥ばかりを食べていた。

 

↑有名なリスボア・ホテル&カジノ

 

 その後、やはりマカオと言えば…!ということで、リスボアのカジノに行ってみた。マカオではカジノが合法化されているため東洋一と言われるカジノ地域が形成され各地にカジノがあるのだが、その中でも最大規模で有名なのが上の写真にあるリスボアのカジノだ。

 マカオのカジノでは、ラスベガスやモナコ同様バカラやルーレット、ブラックジャックなども楽しめるのだが、最も人を集めているのは「大小」と呼ばれるサイコロ賭博。このゲームは、3つのサイコロの出た目の合計が十より下か十以上かを当てる単純なもので、単純で一回のゲーム時間が短いだけにハマりやすく、初心者でも楽しめる。このゲームの攻略法としては、沢木耕太郎の『深夜特急』にある「音を聞き分ける」とか「場が盛り上がったところでゾロ目を狙う」といったものが有名なのだが、ここで 私なりの攻略法を紹介してみたい。その攻略法とは、玄人(らしき人)についていくというもの。このゲームをしている時に気づいたのだが、周りのお客の中にいつも同じ台にいて、一勝負ごとに何かメモを取っている人がいる。そういう人が賭けているところに、同じように賭けていれば、結構な確率で勝て るような気がした。ただこの方法では、純粋にカジノを楽しむことができないので、「負けてもいいや」ぐらいの気持ちの方が楽しめるのかもしれない。ちなみに、 私はけっこう負けました。同行した裕也と幸司は、堅実に勝ちもせず負けもせずという結果だったようなのだが。そういえば、私が熱くなってきたあたりで冷静な裕也に言われたのが「(香港ドル紙幣を見せながら)お前、これってお金だよ。」という言葉。外国に行くとどうも日本では考えられないくらい金銭感覚がルーズになり、特にカジノではまるでゲームのコインのごとくぽんぽん賭けてしまうことがある(←私だけ?)ので注意しましょう。カジノの周りには高級そうな腕時計が並んだたくさんの質屋があるのだが、ここのお世話になる事態は避けたいところだ。

 

【3月19日】

 

↑大砲台にある落書きだらけの大砲

 

↑階段の下から見た大三巴牌坊

 

 この日は 、午前中からマカオ観光に出かけた。マカオは島自体がそう大きくないし、有名どころだけを周るのであれば、一日で全てを見て周ることも可能だと思う。上の写真は、左がモンテの大砲台で、右が大三巴牌坊。この日はなぜか大砲台の中まで入れてもらえず、仕方ないので外にあった大砲と一緒に写真だけ撮った。ここは街の高台にあるので、非常に景色は良いが、そこに行くまでけっこう歩くのがつらい。また、大三巴牌坊とは建物正面が残っているだけの聖ポール天主堂跡なのだが、ここは大砲台から歩いてすぐの所にある。ところで、マカオの人々の運転技術はすばらしく、大砲台へ行く かなり急な坂道でも平気でマニュアル車を縦列駐車していた。オートマ車に慣れきってしまった私にはとてもできない芸当だと感心した。

 

↑羅理基博士大馬路を散歩中

 

 そんな感じで歩いてぐるっと観光していたら、ヤオハンデパートの所まで辿り着いたので、昼食はヤオハンデパートの正面にある食堂でラーメンのようなものを食べた。 日本のラーメンとはだいぶ雰囲気が違ったのだが、味は悪くなかった。午後は、またマカオの街をふらふらと散歩。

 夕方になると、夕食にまた昨日と同じところでお粥と牛乳プリンを食べてから、カジノへと繰り出した。この日はリスボアだけでなく、宿泊先のホリデイ・インにあるカジノなど他のカジノもいくつか回ったのだが、ホリデイ・インでは負けて落ち込んでる所にホテルの職員がやってきてチップをねだられたり、なんとなく入ったヤオハンの近くの超高級そうなカジノ(お客の一人一人に専属のガードマンをつけてくれる)では、ミニマム(BETの単位)が1,000HKドル(約15,000円)に設定されていて賭けられずモノホン香港マフィア といった感じの人たちが賭けているのをガードマンと一緒に見てたりしていた。ガードマン氏もこれまた一般の方ではなさそうな雰囲気だったのだが、私があまりお金を持ってないのを察してかチップを受け取らず、笑顔で送り出してくれた(←そんな端た金はいらないって感じだったような 気もする)。このカジノに入ろうとした時には、 いきなり「お前、誰だ?」と聞かれたので何かおかしいとは思ったのだが、とりあえずパスポートを見せてみると職員同士で「日本人か…」と呟いて入れてくれた。今考えてみると、分不相応な怪しい若造だけど日本人だから金は持ってるのかなって感じで入れてくれたのか も。深夜にカジノからトボトボと歩いて帰っていると、ストリートガールに声をかけられたり もしたのだが、英語が通じないようで全く会話が成り立たなかった(まあ、成り立ったところでって話だけど)。そういえば、彼女が話した英語は「スリー、スリー」だけだったのだが、3,000HKドルじゃ高いし、300HKドルじゃ安い気がするし、あれは一体なんだったんだろう?

 

【3月20日】

 この日は、午前中にマカオを出発して香港へ戻った。来た時には、「カジノで勝って帰りはヘリだ!」と意気込んでいたのだが、当然来た時と同じジェットフォイルで帰った。

 まずは荷物を置くために香港での宿泊先マジェスティック・ホテルに向かう。ガイドブック等にはよく香港島→九龍半島、九龍半島→香港島の移動は嫌がれらるし、割増料金を取られるのでタクシーを使わない方が良いと書いてあるのだが、あれは本当のようだ。行き先を言った途端、運転手はかなり嫌そうな表情をしていた。もちろん仕事だから行って はくれたのだが、大きな荷物を持っていないときには地下鉄の方が無難でしょう 。

 

↑尖沙咀海浜公園 その1

 

↑霧の向こうに見えるのが香港島

 

 ホテルでひと休みした後、香港観光へと繰り出した。宿泊が半島側ということもあり、この日は半島側をうろうろしてたのだが、同じ半島側でも香港島側の尖沙咀と大陸側の油麻地、旺角なんかではだいぶイメージが違う。

 上の写真は主に尖沙咀の辺りの写真なのだが、この辺りは高級ホテルやショッピングセンター、DFSなどがあり、全般にこぎれいな感じがする地域。特に尖沙咀海浜公園は景色も良いのでお薦め。この近くにあるペニンシュラ・ホテルは、香港で最も伝統ある最高級ホテルで、ここのアフターヌーンティーは非常に人気があるそうだ。また、ここのショッピング ・アーケードにはエルメスやグッチ、フェラガモ、ベルサーチ、プラダといった世界の一流ブランドのショップが集まっているので興味がある人は一度は訪れてみるべきでしょう。

 

↑尖沙咀海浜公園 その2

 

↑ペニンシュラ・ホテル前の噴水

 

 海岸地域とは対照的に、ネイザンロードに沿った佐敦油麻地旺角といった地域は、いかにも香港という感じの街並み。宿泊先のマジェスティック・ホテルは、地下鉄の佐敦駅からすぐのところにあり、この近辺は深夜2時くらいまでにぎわっている。近く にある男人街には、露店が建ち並び、偽ブランド品(ここで売っていたのはPRADOやNITEといった明らかな偽物)なんかを売っていた。油麻地や旺角の方まで歩いていくと、 ネイザンロードから一本裏道に入った辺りに風俗やそれ系のお店がたくさん現れる。この辺りは香港有数の歓楽街らしいのだが、新宿の歌舞伎町やバンコクのパッポンなどに比べると 寂れた感じがして微妙な怖さがある。ちなみに、お店の名前に“日式〜”と書かれているお店が風俗のお店だそうだ。そこから歩いてすぐの女人街にも、男人街同様、偽ブランドの露店がたくさん並んでいた。

 この日の夕食はせっかく香港に来たのだから本格的な中華料理も食べようということで、キンバリー・ホテルにある新洪長興飯店で食事をした。値段もそこそこしたけど、味はさすがに美味しかった。

 

【3月21日】

 この日は昼食に飲茶で有名なお店に行こうと話していたのだが、なんと3人揃って寝過ごしてしまった。ふと目が覚めるとすでに昼の1時を回っていて飲茶どころではない時間。前日調子に乗って夜中まで遊び歩いてたのがまずかったようだ。それはともかく、とりあえず買い物に行こうということでDFSに行き、そこで買い物をした後は、それぞれ行きたい 場所が異なっていたので別行動で買い物することになった。私は、まずペニンシュラのショッピングアーケードに行った後、地下鉄に乗って香港島へ行き、ランドマークタイムズ・スクエアパシフィック・プレイスといったショッピングセンターを周ることにした。この辺りのショッピングセンターは非常にきれいで九龍半島の 雰囲気とは全く違うものだった。

 この日の夕食はネイザンロード沿いで見つけた若い人たちで賑わっていた食堂に入って食べたのだが、どうも日本でいうファミレスのような所だったようだ。メニューの漢字から牛肉料理のセットっぽいのを注文してみると、ファミレスで出てくるようなハンバーグセットが出てきた。味は普通に美味しかったのだが、なんか拍子抜けした感じ。もうちょっと香港というか 中華っぽいものかと思ってたのに。

 

【3月22日】

 午前11時香港発の日本航空736便で帰国。4泊5日という短い日程だったが、意外といろいろできたと思う。ただ香港はあまり周れなかったので、また行ってみたい。今度は香港島側に泊まってみるのも良いかも。

   

 

   

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