VOGUE  言わずと知れた老舗のファッション雑誌。1892年にアメリカで創刊され、フランス版は1920年6月15に創刊されました。多くの著名な編集者や写真家・モデル等を生み出した雑誌です。本研究の雑誌調査の中でもメインに取り扱っています。フランス版・アメリカ版・イギリス版を調査していますが、発行部数が少なく営業実績に左右されない自由さが誌面に強く表れているフランス版を紹介していきます。
ALBUM DU FIGARO  1947年から1954年の9年間しか発行されていない雑誌ですが、まさに50年代を研究するにもってこいの一冊です。モード写真としてすぐれたものが載っています。特にデザインの珍しいタイプのものが多く取り上げられ、パリ・ファッション界が飛躍する時期、その波に乗っていこうとする勢いの感じられる雑誌です。特集記事が興味深いのも特徴です。
Le jardin des modes  直訳すると「モードの庭園」。ズバリ、「装苑」はこの雑誌をお手本にしてつくられたと言われています。誌名も同じような雰囲気を漂わせています。無駄なものがない洗練されたページ構成やデザインされた活字などにセンスを感じます。1996年に、特に休刊等の明記のないままそれ以降は発刊されておりません。図書館所蔵分の保存状態はかなり良好ですが、貴重書扱いの為妙なありがたみを感じずにはおれません。
L'officiel

 もう、なんというか今のところこの雑誌が私の中ではbPです。無地背景で撮られた写真のなんと美しいことよ。見ているだけで溜め息ものの素晴らしい写真が多いです。やたらと長ったらしい正式名称さえも由緒正しく思えてくるから不思議です。WEB上ではお伝えするにも限界がありますが、ぜひご覧ください。

femina

 1901年創刊とその歴史は古い。第一次大戦後のオートクチュール第二の隆盛の時期には専門家向けの高級モード誌でした。特にイラストはデザインを誇張して描かれているので、流行が理解しやすいのも特徴ですが、プレタポルテへの移行の時期1956年に終わりとなりました。1910年から1930年頃には、ルパープ、バルビエ、マルタンなどのイラストレーターを多彩に使って、エポックメーキング的な雑誌として多くの読者を魅了したこともまた興味深い事例です。

Mode et Travaux

 密かに好きな雑誌です。イラストが多く、ほとんど全てのバックスタイルが描かれいるのもありがたい。他の雑誌で気になるデザインのバックスタイルを本誌で発見した時の嬉しさもあったりして、本当は教えたくないくらいのマニアックに好みな雑誌です。

ELLE  1940にその前身であるPoul ELLEが創刊され第二次世界大戦中は休刊していたものの、1945年に「ELLE]として発刊されたフランスの代表的な女性誌です。マリ・クレールをお手本にして作られたと言われています。初代編集長のエレーヌは大戦中にアメリカに亡命し、ヴォーグやハーパースバザー、ニューヨークタイムズで経験を積んだことにより、まだ何でも配給だったフランスに、生活そのものを享受しようとするアメリカ仕込みのスタイルを啓蒙しようとする意思を持って誌面作りを行ったのが特徴です。
Marie France

 この雑誌は一般主婦向けのファッション誌というよりは女性週刊誌といった趣の雑誌です。あまり奇抜なデザインのファッションは掲載されておらず、連載小説や占い家事や育児の記事が多く見られます。スカートのパターンや縫製法も載っています。

Harper's BAZAAR 工事中
GLAMOUR 工事中
COUTURE 工事中
Simplicity 工事中
L'ART ET LA MODE 工事中
international textiles 工事中
McCall Pattern Book 工事中
Advanced McCall Patterns 工事中
VOGUE PATTERN BOOK 工事中
Butterick Pattern Book 工事中
le nouveau femina 工事中
la note de Paris 工事中
La Collection Paris Mode 工事中
COLLECTIONS 工事中
FEMME CHIC 工事中
Actualite Couture 工事中
Seventeen 工事中
VOGUE KNITTING BOOK 工事中
Mademoiselle 工事中

 1950代のファッションを研究するにあたり、主な調査方法として雑誌を閲覧してグラビアページをデジタルカメラにて接写・データ化しています。

 現代の雑誌と同様に、それぞれターゲットが定められ、誌面や内容が構成されています。雑誌ごとに特徴もあり、その背景を知ることでまた制作する作品に対する見方も変わってきます。特にファッションは日々変化する事象をとらえ、世界に発信されるものでもあります。誌面から読み取れることは、そのデザインの特徴やコーディネートの方法だけでなく、その雑誌を作っていく編集者や写真家の意図、広くはその時代の空気感そのものを感じ取ることが出来ます。経済状態や社会が抱えていた問題などの大きな流れが現れているものです。

 インターネットの普及した現在、最新の情報が瞬時に発信され、誰でもがそれを享受できる便利な時代になりました。しかし、図書館で思わぬ素敵な雑誌にめぐり逢えたとき、書店でほしかった新刊が出ているのを発見したとき、自宅でコーヒーを飲みながら、図書館のいつも座る窓際の席で、立ち寄ったひいきの書店で、どんな場面あっても手にした本の最初の一ページをめくるその瞬間は、やはりデジタルなものにはかなわない「なまなもの」に触れる大切な時間と考えています。特に時代を遡った研究をしているためバックナンバーを閲覧する機会が多いのですが、印刷事情や紙質などからも時代を感じ取ることが出来ます。

 私は小学生時代には、石仏の研究にはまっていたおかしな小学生でしたが、あの時その研究を指導して下さった恩師の木川敏子先生に教わった「温故知新」という言葉を、時を経て今まさに改めて真摯な気持ちで受け止め直しながら、今日もまた新しいページをめくります。

 多くの雑誌があるなかで、少しずつですが更新していきますので、ご覧ください。



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