|
切り絵の下絵は、スケッチしたものに直接手を入れてをそのまま利用するほうがよい結果
になることが多いです。下絵用に新しく描き直すとスケッチしたときの生き生きとした線が無くなってしまうことがあるからです。実物を見ながらスケッチしたときの気持ち、線の勢いを大切にしましょう。
切り取る部分と残す部分をどのようにするか検討しながら下絵を整えていきます。これが重要な作業ですが、ある程度慣れが必要な作業です。失敗を恐れずいろいろチャレンジしてみてください。
細部にこだわらない部分と、こだわる部分と、白と黒のバランスを考えながら決めていきます。何しろ白と黒の二つしか選択できないのですから、単純だけど奥が深いのです。
→ オリジナル下絵づくりのお手伝いをします
他の人の作品を鑑賞することも重要です。機会があればジャンルを問わず画廊や展覧会を覗いてみてください。
鑑賞のコツは、上手か下手かを基準にして絵を見ないこと。作品の本質が見えなくなってしまいます。私が大好きな画家パウル・クレーは、「モチーフに何を選ぶかは、作家の主張とは関係ない。モチーフは身近にあり親しんでいるものであれば何でも良い。配置にこそ私の主張がある」と言っています。これは何を意味するのか様々な解釈があると思いますが、芸術作品の見方のヒントをも示していると考えています。つまり、どういう配置をしているか、構成のしかたを鑑賞すると、ここに画家のセンスや主張をさぐる秘密があるというのです。
また、 この作品が好きか嫌いか、鑑賞してどういう気持ちになったか、というような見方も大切だと思います。
芸術作品は作者の魂です。必ず教えられることに出会うはずです。
|