- FFISHF MES(15):淡■ 波 紋 ■ (へら鮒) 02/04/21 -
19925/19925 GHC00723 もじり 巨べら>Good_Tim'ing!
(15) 02/04/18 21:41

おひさでやんす。
通い続けた三重県の野池で、ようやく良いのが釣れましたので報告です。

4月14日。朝。

三重県にある婆歩池は、周囲1Kmほどの池で片岸は小高い山に囲まれ、裏
にはのびやかな平べったい風景が広がっているのどかな環境の中に佇んで
いる。そして、上流部は葦原が広がり、ダム湖のバックウォーターを思わ
せる池である。うむ。いい感じだ。

車を止めて誰一人いない堰堤を歩いていると、あちらこちらでがさごそと
葦を揺する音がする。ようやく白みかけた空の明るさからすかしてみる
と、伸び始めた葦の新芽を中心に、池全体の葦がまるでなにか巨大なもの
に擦りつけられているように、あちこちで動いている。おお、ハタキ
ぢゃ!。(^_^)
夜が明けるにつれて、私の体中の血液が逆流するような興奮を覚えた。よ
し、やってやろう。

道具を運ぶ頃にはすっかり夜が明けて、池の様子がはっきりと見えてく
る。70Cmもあろうでっかい鯉さんが発情しながらメスを追いかけているす
ぐ横には、尺半クラスのへらさんがエッチの真っ最中だ。ほとんど全身を
水面からさらけ出している光景をまともに見て、私の興奮は最高潮に達す
るのであった。ああ、えくすたしぃ。(^_^)

柳の間に、葦と葦の小さな空間があって、小さな釣り座が作られているの
を見つけた。池の様子から見て、深場を控えたハタキ場と判断し、私は迷
うことなくこの場所に釣り座を構えた。釣り台をセットするのも、仕掛け
を作り直すのももどかしいほどハタキはすぐ真横でも始まっていて、目の
前を悠然と40Cmクラスのへらさんが通り過ぎる。ああ、たまらんっ。はよ
餌打ちたいっ。(;_;)

ひょいと手を伸ばせば掴めてしまいそうなところに突っ込んでいるへらさ
んを見て、私は迷うことなく芸舟 10.2 尺を継いだ。この竿は脇名「巨べ
ら」とされていて、まさにこの状況で使うにはお誂えの竿である。大きな
オチ。太く強靱な穂持ち。でっぷりと抱卵した体重のあるへらさんでも、
強い穂持ちが強引に浮かせ、口を切らせる。頼もしい竿である。

葦原の少し沖目を狙い、もしへらさんが掛かれば無事に取り込めますよう
にと、上鈎のかわりに鮎の鼻環をセットする。

前々夜から合わせても5時間も寝ていない私の思考回路はすっかりと狂っ
てしまい、床取りからウキのバランス取りまで、手慣れた筈の一連の作業
すら失敗を繰り返す。

興奮と苛立ちのなかで第一投。ん?! ウキが馴染まない、、、、、とほ
ほ、根掛かりぢゃ。(^^;;
焦るとろくな事がない。でも、この光景にぶつかって焦らない人はいない
だろう。ともかく、大急ぎで鈎を付け替え、段差を広げて再び餌を打ち返
す。

堰堤の隅っこに、見慣れた4WDが停まった。昨日、長平池でお会いしたOさ
んだ。本来なら飛んでいってでもご挨拶しなければいけないのだけれど、
この時私の頭にはそんなことさえも浮かんでこなかった。

3投目。ゆっくりと馴染んでいったウキがもそもそと動く。しばらく待っ
て餌を切る。

4投目。馴染み際にふわりと触る。餌が床に着いた瞬間、もそっとしたア
タリが出たけれど見事に空振り。

5投目。同じように馴染み際にふわりと触り、餌が床に着いてからしばら
く待ったところでモゾッと来る。すかさず合わせてやるとどっしりとした
重量感が芸舟 10.2 尺を弓なりに曲げる。おおっ!この引きと重量感は間
違いなくへらさんぢゃ!。ぐんぐんと沖目に走り出すへらさんを竿にしっ
かりと矯める。

凶暴な竿の張りに矯められ、沖目に走り出すことをあきらめたへらさん
は、なりふり構わず左横の葦原に突っ込んでいく。まぁ、好きにするがい
い。上鈎の代わりに鮎の鼻環を使っているので、葦に絡まる心配はない
し、08のハリスではここで無理はできない。
ちょっとしたスキを見てへらさんをゆっくりと引っ張り出す。成功だ。
(^_^)

「でかいっ!」そのとき、へらさんの全身が水面近くに浮いてきたのを見
た私は、体中の血液が頭のてっぺんに一気に逆流するくらいの興奮に襲わ
れた。「焦ったらあかん、冷静に、冷静に。」もう、すっかりと我を忘れ
かかった自分に言い聞かせ、ゆっくり、ゆっくり、慎重に竿を立ててやる
と、まるでそれが当然のようにへらさんはゆっくりとタモに収まった。

46.7Cm。自己記録更新!。ばりばりの抱卵べら。
飛んできてくれたO氏とともに、その魚体の美しさとあまりの迫力にしば
し見とれていた。

三重に通ってよかった。もう、何もかもが報われたような気がした。

その後41Cm級を一枚追加した。
しかし、日が高くなるにつれてハタキは小さくなり、夕方にはすっかりと
その気配も消えかかってきた。

Good Tim'ng!とはこのことを言うのだろう。私にとってこの日の釣りは
生涯忘れることのない興奮と感激を味わった釣りとなった。(^_^)

帰宅道中。すれ違った対向車の人々は、にやにやしながら幸せそうな顔で
プラドを転がしているおっさんを見て、はたしてどう思ったのだろう
か。。。。まぁ、なんでもいいわい。大きなおせわじゃ。

【ID  】GHC00723
【ハンドル】もじり
【釣行日 】2002/04/14
【時間  】AM5:30〜PM5:00
【都道府県】三重県
【会議室 】波紋
【対象魚 】へら鮒
[釣り場名]婆歩池
[ポイント]葦の切れ目
[天気  ]快晴
[使用竿 ]芸舟 10.2 尺
[道 糸 ]1.5号
[ハリス ]上06 下08 
[ウキ  ]社作・逆光
[上針と餌]鮎の鼻環 段差バラケ&夏
[下針と餌]がま10号 グルテン
[水深  ]約一本
[タナ  ]段差の床
[釣果 ]2枚、46.7Cm 41Cm(約)
[備考 ]詳細・画像は http://member.nifty.ne.jp/Mojiri/

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02/4/18(Thu) 09:26pm GHC00723 もじり
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