春はちゃんべらに限ります。ほんまか、、、 ついこの間まで、身の切れるような冷たい北風が吹き荒れていたかと思えば、3月に入ってからは信じられないような穏やかな日和が続いています。
みなさん、元気してはりまっか??そろそろ、近くのダム湖でも釣り人の姿が見れるようになり、華々しい釣果の報告こそ聞こえてきませんが、がんばるダム屋さんが増えるに比例して、これから水辺も賑やかになってくるでしょう。
なかでも、大人気の高山ダムなどでは、治田川の岸部一帯はまるで滑走路のように、ナイターウキの明かりが点々ときらめいております。がんばってますな。(^_^)
一方、私は相変わらず今年もスロースタータでありまして、昨年から密かに狙っていた一庫ダムだとか、鍔市ダムの日だまりを偵察する日々が続いております。
でも、さすがにローカルなダムだけに、釣り人の姿も少ないですね。まぁ、その分場所取り合戦も楽なわけですけど、だんだんその気力が無くなってきた自分が悲しい。(^^;;で、前のへらにっきで車を乗り替えたと書きましたけれど、実はこれがよかったのか悪かったのか、3月に入ってからは私の行動範囲もうんと広がってきました。
ひとつは燃費の良さ。今度の車は3000CCのディーゼルターボなんですが、これがまた想像以上にトルクフルでありまして、しかも燃費が9.5と、排気量に比べて予想以上によろしい。前の車と比べれば、おそらく二倍近い経済性を発揮してくれています。(^_^)
それに、シートの構造でしょうか。アイポイントの高さが余裕をもたらし、しかもちょこんと腰をかけるような構造になっているものですから、いくら走っても全然疲れません。
以前、クワマンさんが往復700Kmまでなら走る自信があると言っていたのが納得できます。(^_^)まぁ、そんなわけで、ここのところ目指す釣り場の偵察を兼ねて、そこいらじゅうをちょろちょろと走り回っております。(^^;;
3月9日
そろそろ型狙いもしなくてはいけないのだが、今年に入ってからは消化不良の釣りが続いている。まぁ、こんなご時世だから釣り掘りに行っても釣れないし、それならばと、また野釣りに戻っては見たものの、なかなかアタリを見る機会に出くわさない。あのね、世間様では乗っ込みを目前に控えて殺気立っているのよね。わいも、そろそろ重い腰を上げないと乗り遅れますがな。ともかく、景気づけにどこかで釣らなければいけない。(^^;;
このまんまシーズンに突入ってのも寂しいし、まぁ、ボーズ街道まっしぐら直前のお遊びということで、N氏とともに少しでもアタリの見れる可能性の高い神池へ釣行した。人っ子一人居ない早春の神池
神池は兵庫県市島町にある周囲1Kmほどの小さな池で、三方は深い山に囲まれ、堰堤下には小さな郷が広がっている牧歌的な池である。私はこの池にはもう20年以上も前から毎年竿を出しているが、池の雰囲気はその当時とちっとも変わっていない。この池の堰堤に降り立つと、なんか「ほっと」するような気分がこみ上げてくる。
地元の漁協では毎年放流がなされていて、水中の食物連鎖の下っ端に属するワカサギが今でも釣れる環境の保全された貴重な池である。
まぁ、釣れるへらさんの型はご存じのように手のひら級から尺までと、こんなええ時期に必死になって通うだけの魅力は乏しいけれど、それなりの釣りをすればこれほど楽しめる釣り場は少ない。
私は、この池で使う竿は昔からできるだけ柔らかい竿と決めている。だから、手のひら級のちゃんべらばかりであっても、どてっと胴に乗る総高野竹ならば合わせから取りこみまでの感触は尺もののそれである。(^^;;
つまり、道具立て次第ではいくらでも楽しみ方を模索できる貴重な池だと私は思っている。誰もいない堰堤に到着したのは、もう8時半にもなっていた。
空はすっきりと晴れ上がっているが、山のてっぺんにぶち当たってくるくる回る風はまだ冷たい。日だまりから外れれば冷たい風に身震いをするほどだ。
車に付いているフィールドモニターをみれば、気温はわずかに3度。そら寒いわいな。(^^;;まぁ、とにかくやりましょうということで、私はいつものように出っ張りの先端に釣り座を構え、この池の釣り用に誂えた総高野竹、水連 16.3尺を竿袋から取り出した。うむ。いい感じ。この池にこれほど似合う竿はない。(^_^)
まだ水色は冷たいけど、、、 3本半で床につく。
段ばらとマッシュをいい加減に合わせ、グルテンに水をぶっかける。適当にエアーを抜いて第一投。濁りのない綺麗な水中に、ゆらゆらと餌が沈んでいくのがはっきりと見える。キンと冷えた冷たい空気、晴れ渡った空と周囲の山々の緑と透明度の高い青い水が抜群のコントラストを作り出し、おまけに出っ張りは私一人の貸し切りで、これでアタリでもあれば何も文句はあるまい。(^_^)開拓精神の旺盛なN氏は、池の一番上流部に陣取って24尺の長竿で攻めるという。朝の低い太陽に照らされて、銀色の竿がきらりと光る。がんばっているね。(^_^)
半時間も餌を打ち込んだろうか、いきなり落ち込みでウキが消し込む。あらら、なんでこんな早いこと寄るの??
総高野竹の水連 16.3 尺を満月に曲げて、いつものようにてのひら級がもっこりと顔を出す。ああ、とりあえずボーズは脱出。(^_^)
それからもアタリは続き、餌がなじむ直前に目の覚めるようなアタリで釣れ続く。でも、いくら釣れても無機質な機械的作業の繰り返しになるのを嫌い、床に落ち着かせようと、バラケをやめて両グルに替えてやると触らない。たまに触ってもスレ。あらら、この時期にへらさんが浮いてしまっている。(^^;;
グルテンを小さく小さく鈎に絡めて、ゆっくりと落としてやればなじみ直前にウキが消し込む。どっしりとした手応え。まるでスレでも掛けたかと思うくらい左右に走り回り、ぎゅんと沖目に走られたへらさんをしっかりと矯め、竿にまかせて浮かせてやる。おお、なんちゅうこっちゃ。尺もんやんかぁ。(^_^)長いことこの池で釣っているのだけれど、尺ものを釣り上げた記憶はいくつもない。やはりこの時期だからなのだろうか、それからも何枚か尺ものが混じる。こんなことってあるんやね。予期せぬ出来事に、すっかり気を良くしたもじりさんは、さらに良型を求めて13尺の宙に挑むのであった。(^^;;
神池の尺もの。ここでは巨べらの扱いぢゃ
こんな時期の釣りでも、神池のへらさんは素直に浮いてくる。2本半から2本。挙げ句の果てには1本のタナまで浮き上がり、餌を追いかけるへらさんの姿が透明度の高い水を通してはっきりと見えるくらいまでなってしまった。ああ、、、なんちゅうこっちゃ。この時期にこんな事件を予想していなかったもじりさんは、無節操でお下品な神池のへらさんの振る舞いに、ただただ呆れかえるばかりであった。。。(^^;;
午後二時。それまで池の上空を旋回していた冷たい風が北からの風に変わり、とても釣りにならないくらい流れが強くなったのを期に、久しぶりの満足な気持ちを味わいながら竿を納めた。
ちなみに私の釣果は20枚。そのうち、尺にからむものは4枚出た。集金のオッチャンによると、昨秋には尺もの級を放流したとか。なるほど、だから良い型が釣れるようになったのか。しかし、私はやっぱり神池は神池の型が釣れるから神池なのだと、なんか釈然としない気分であった。
最上流でがんばったN氏は、頑張って最後まで粘り続けたのだけれど、「そんなもん、あたりなんかあるかいっ!」などと大いに威張りながら、重い足取りで引き上げてきた。根性ですなぁ。こんな人がいつかは巨大なへらさんを引っ張り上げてくるに違いない。(^_^)