おもいがけないお年玉 あけましておめでとうございます。(^_^)
去年の師走はそれなりに期待も大きかったのだけれど、風邪で寝込んでいたり、一日の中でちょっとした用事のある時間が多くて、なかなか釣りに出かけるというわけにはいかなかった為に消化不良であります。
かろうじて大晦日には釣行できたのですが、貴重な休みの一日を費やして、もっともアタリの見れる可能性が高いだろうと思われる某池へ走ってきましたけれど、せっせせっせとマメに餌打ちを続けそれなりに努力をしたものの、終わってみればアタリ無し。@2002竿納めは、クワマンさんとともに轟沈でありました。まぁ、こんなもんでしょう。(^^;;@2002といえば、年甲斐もなく大きな釣り道具にうつつをぬかし、投資額もさることながら満足度も大きな一年でありました。今まで「車」なんてもんは雨風が防げて走ればいいもんだと端的に考えておったわけですが、いやほんまに、いろいろと細かなことでも手を掛けてやると「愛着」ってもんは倍増しますな。同じ車のサイトで知り合った多くの人たちに支えられながら、あれよあれよというまに大変身を遂げました。大満足です。(^_^)
とりわけ足回りのチューンは満足度300%であります。うちのは、それでなくとも背の高い車なもんで、峠道だとかダム湖畔道のくねくね道ではロールやアンダー傾向が強かったのですけど、ショックアブソーバーを代えた途端、今まで突っ込めなかった速度でもくわえタバコの余裕であります。さらに、シートをホールド性の高いものに代えたものですから疲れ知らずで、しかも、くねくね道なんて全然苦になりませぬ。ああ、こんなんだったらもっと早く代えておければよかったと、投資額に見合う以上の効果にさながら驚いております。
もともと「足回りとかシートを代える」なんてもんは、「やんちゃ盛りのぼんぼんの遊びやわい」などと白い目で見ておったわけですが、いやほんまに、我々のように一般人と比べて遙かにそういったところを走る機会の多い野釣り屋さんは、これほど快適さと安心感をもたらしてくれるものはありませぬ。毎回200Km以上の距離を走破して釣行するのですが、チューン前と後の違いは歴然としており効果絶大であります。
ということで、世の中のダム屋さんには超お勧めですからして、みんなでチューンやりまひょ。でもね、釣り場に止めてある車がみんなRECAROシート装着していたらちょっと恐いかも。(^^;;さて、あけて@2003。今年一年を占う「初釣り」であります。(^^;;
1月3日
毎年のことなんだけれど、年末には「竿納め」という儀式(^^;;があって、年始には「初釣り」というこれまたへら屋さんにとっては欠かせない儀式ってもんがある。
まぁ、ほんとのことを言えば「儀式」というよりも、お正月休みに家族を放ったらかしにしても誰からも責められることなく正々堂々と釣りに行く「口実である」というのが正解なのだが、我が家では「墓参り」に匹敵するほど重要な儀式として家族全員に通達してあるものだから、今年も大手を振って初釣りに出かけた。大晦日に強烈なボーズをともに食らったクワマンさんと作戦を練り上げ、初釣りは「もしかしたらアタリがみれて、もしかしたら50上が釣れるかも」・・・と、欲の深い我々が期待をもてるらっきょ池への釣行となった。
例年ならば古くからの釣友達と釣り掘りでお茶を濁すのだけれど、この地方の野池群へは、昨年一年間頑張って通い続けた割には結果を出せなかっただけに、気の入れ込みは半端ではない。あいにく天気予報は雨ということになっているが、「晴れの日もあれば雨の日もあるわいな。雨がどないしたんやっちゅうねん!」ということで、我が釣友の丸子氏も引きずり込んでの釣行となった。前日からの冷え込みは強烈で、通い慣れた峠にさしかかる頃には両側には白い絨毯が敷き詰められたように雪が残っていて、峠のてっぺんに設けられている気温計はマイナス3度を示している。ああぁ・・・かんにんや。(^^;;
ナイショのらっきょ池(^_^) らっきょ池は周囲200mにも満たない小さな小さな池である。これといって特徴があるわけでもなく、山のすそ野にぽつんと存在するどこにでもあるような池で、その割にはさほど水深も無い。
しかしこの池にはとんでもないでかいのが住んでいて、尺半ていどの型であれば充分可能性を秘めた魅力的な池である。この池からほんの5分ほどのところに住むM氏がこの池を愛し、手を入れ、釣りをする環境は申し分ないのだけれど、噂を聞きつけて大挙してやってくる釣り人が場を荒らし、ゴミをまき散らしてしまう事を恐れ、それを保護するために法的な部分にまでM氏によって守られている。
考えてみればここまでしないと釣り場を守れないというのは同じ釣り人として情けないのだけれど、今まで貴重な釣り場が無節操な釣り人のまき散らすゴミだとか喧噪によって崩壊している場面を飽きるほど見ているだけに、釣り場を守るために行政にまで介入し、理解と協力を取り付けたM氏の行いには拍手である。
まぁ、こんなことは釣り人ひとりひとりの義務であって、世の中の常識の範疇の話なんだけれど、いかんせんこういった愚行は後を絶たない。いわゆる釣り人公害と呼ばれるものである。とりわけ世間ではバサーに対してマナーを云々する意見が横行しているが、なんのことはない、彼らに比べれば一部のしかも年輩のへら屋のマナーの悪さは度を超しており、特にそれが「会」なんちゅう組織で動くことになれば、いつのまにか愚行も正義にすり替えられてしまうようで、ええ歳こいて暴走族となんら変わらない行いとなる。
その点、バサーの若い連中などはゴミや環境に対する意識もあほなへら屋に比べれば遙かに強く、マナーは良い。おっと、だからといってブラックバスに対する是非は別だけどね。それらの意味も含めて、無責任に野釣り場を公開するあほなメディアと、それに群がり、無責任にしかも無差別に紹介する浮かれたいい加減な連中には、節度を持って対処すべきと常々思っている。
メディアといえば、ちょっと前までパソコンを介した情報はごく一部のマニアックな人々のものであったが、今ではI_NETを中心に立派なメディアとなり、情報媒体として確立されている。
その情報媒体としてのI_NETを利用する者とひとりとして、私は無責任に釣り場を公開することをためらい、拒否し、公に認知されている野釣り場をのぞき、あえて「仮称」として書き続けていきたいと考える。
だからといって誤解して欲しくないのは、けっして「自分たちだけの釣り場だ」というような利己主義的で姑息な考えから匿名とするのではなく、釣り場を一部のあほな釣り人から守りたいという気持ちからのことなので誤解のないように。
うう、新年早々ちと辛いことを書いたかも。(^^;;いつもはもっと濁っているのよね。
そんなわけで、ちょっと脱線モードではあったけれど、今年の初釣りはめでたくらっきょ池で迎えた。ちなみに、らっきょ池の名の由来は、前に来たときにおばぁさんがらっきょを洗ってたから。それだけ。(^^;;
キンと冷えた空気に包まれたらっきょ池はいつになく透明な水を蓄え、冬色の佇まいを見せている。あれほど鬱そうと茂っていた水辺の茂みも、今は焦げ茶色の小さな固まりになっている。薄いすりガラスを重ねたような青空が広がり、水面は鏡のように広がっている。
釣り座はすぐに決まった。堰堤の樋横にクワマンさんが予定通り陣取り、堰堤の反対側の隅っこに丸子氏が竿を伸ばしはじめている。
私は前から決めていたように堰堤の対岸に座り、粘土質の濡れた土に滑りながら段取りを済ませた。対岸のクワマンさんと丸子氏とは、ライターのカチカチ音さえ聞こえるくらいの距離だ。
できるだけ静かに物音を立てないように気を配りながら、あまりにも透明な水の色を考え、予定よりも沖目を狙うために心道 18.4 尺を継いだ。タチは1本。予想以上に浅い。
いつものようにいい加減に餌をかき回し、少しでも寄せたいという思いからいつになくバラケを作り始める。さて、第一投。久しぶりに長い竿をゆったりと回し、正面の深い緑のスクリーンに向かって竿を伸ばす。うう、気持ちよいわい。(^_^)
ふと気が付けば先ほどまで広がっていた青空が、いつのまにか薄い雲に閉ざされている。やはり冷える。これで風が吹けばひとたまりもない。
カチカチに凍える手で不器用に餌を丸め、不器用に鈎に絡める。
餌を打ち込む音だけが池の周囲に響き、いつものように単調な時間だけが流れていく。左から。堰堤に陣取るクワマンさん。完全武装のmagosukeさん。寒そうな丸子氏。 1時間も打ち込んだだろうか。にわかに餌落ちが早くなり、微妙にウキの回りに気配らしきものが現れてくる。しかしウキは単調な餌落ちを示すだけ。やる気あんのんかいな。
少し餌を練り込んでじっくりと待つ。んっ!? なんか触った。(^_^)両鈎にグルテンを絡め、更にじっくりと待つ。おおぉ、なんか触っとる。(^_^)
しかし明確な動きは現れない。じっくりと待ち、ちょこんと誘う。でもアタリは出てこない。うーむ。しぶといやっちゃ。(^^;;試しにと、両鈎のグルテンを豆粒状に小さく付け、鉛を上げてゆっくりと落としてやる。おもむろにウキが立ちじんわりと馴染みはじめる。ようやく餌が床に降りる。誘う。ウキが戻る途中にムンズッと入る。すかさず合わせる。ごつんと胴に乗る。なはは、やったわい。作戦勝ち。(^_^)
いつになく綺麗な水の中で白い魚体が鈍い光を受けながら翻る。おお、ちょとましな型ね。(^_^)
ちょうどそのときやってきたmagosukeさんが降りてきて、やんやの口撃を受けながら浮かせてくる。尺二寸くらいやねぇ。初釣りでこんなのが釣れてくると最高ねっ。なんて、ちょっとばかり余裕で浮かせてくる。慎重に寄せて慎重にタモに納める。ん? もうちょっとありそう。38Cmクラスかな?。(^_^)まぁ、ふだんならこれで放流ということなんだけど、めでたい初釣りの一発目のことだからと、念のため検寸台に乗せてみるときっちり40Cm。あらま。(^^;;
長いことへら鮒釣りやってて、初釣りの一発目に40Cmが釣れたなんてのははじめてのことである。ラッキー。(^_^)
しかも、まだ気配がある。大急ぎで道具を運び、大急ぎでmagosukeさんも私の横に釣り座を準備する。
たまたまこの池を見に来たIさんをはじめ3人の釣り人も、私から少し離れたところに釣り座を作り始める。静かな池がにわかに騒がしくなる。終わったな・・・
まぁ正月のことだから、しかもいきなり40Cmなんだからいいか。この日ばかりは寛大なもじりさんであった。(^_^)ちょっきり40Cm。ほんのりと抱卵中(^_^) 予想より早く降り出した冷たい雨に、かすかな気配を伝えていたウキも次第に動きが止まる。しびしびと降り続いていた雨が時折強く叩きつけ、パンツまでびしょぬれになる頃には両手を上げて退散した。
結局この日のらっきょ池は1枚の40Cmが顔を見せただけに終わり、みぞれ混じりの冷たい雨に閉ざされていった。