もじりさん、川釣りに目覚める。

4月4日

山陽道・白鳥PAで目が覚めた。午前5時、外は煙のような細かい雨が降っている。車外に出ると冷気に包まれて身震いするほど寒い。適当に用事(^^;;を済ませて車に潜り込む。
待ち合わせの7時にはまだ時間がある。ゆっくりと頭を目覚めさせ、出発前に家で作ってもらったお握りを引っ張り出し、勇気を持ってかぶりついてみる。うむ、大丈夫だ。腐ってない。(^^;;

集合場所をNAVIにセットする。白鳥PAからはほんの10Kmほどの距離なので、15分もあれば到着できる。ゆっくりとまどろんでいてもよかったのだが、やはり釣り人の悲しい性なのか落ち着かない。6時過ぎには出発して、近くのコンビニで暖かい肉まんにかぶりついた。(^^;;

OLMは本当に面白いものである。
普段、NETの掲示板を介して文字だけのやりとりをしている人たちと実際に会うことのおもしろさ。文面から受けるその人のイメージと、実際にお会いしたイメージとのギャップに驚いたり、逆に、イメージ通りの人であればより親密度が高まったりして、まさに「出会い系サイト」的なスリリングさがたまらない魅力である。
パソコン通信の時代からOLMには何度も参加し、何人もの人たちと知り合った。そんな人たちの一人一人の顔を思い浮かべながら、待ち合わせ場所へ車を滑り込ませた。

待ち合わせ場所には、すでに3台それと思われる車が停車していた。
みんな初対面だったけれど、とりあえずはじめましてのご挨拶タイムとなる。
しばらくして、超豪華!キャンピングカーに乗り込んだKOMAKIさんご夫妻が登場。(^_^)
そして地元の松下さんや阪神クラブの杉原さん、三木さんなどなど、そうそうたるメンバーが集結した。いやほんまに、こんな冷たい雨の日でも、きっちり時間通り全員が揃うなんてのは、ほんとうに好き者ばっかりなのよね。(^^;;

早速杉原さんの先導で市川のポイントを案内してくださる。
潮止め堰堤から上流に向かい、市川橋あたりまで川に沿って北上していくのであるが、途中、いかにも釣れそうなトロ場に立ち寄った。
「本日はここでやります」と杉原さん。「おお、ここなら車から近いし楽ちんやん!(^_^)」と大いに喜んだもじりさんであったが、「あの橋の下あたりに車を停めて、ここまで対岸を歩きます。道はありますが、険しいとこもあります。でも、足場は昨日ちゃんと作っておきました。」だって。(^^;;

遙か上流に霞む橋を眺め、対岸に見える足場までの距離を目算した途端、このまま無事生還できるのかという不安がむくむくと沸き上がるのであった。(^^;;

竿を出した阿呆堰上手のトロ場。ここまで来るのがちょっとしんどいけど。(^^;;

でもね、それだけ実績もあり成果もある絶好のポイントで、しかも全員が釣り座を構えられるように前もって足場作りまでしてくださった阪神クラブのみなさんの好意に背をむけるわけにはいかない。
全員の顔合わせと自己紹介の後、クマザサの茂みにパンチを食らい、茨に手の甲をひっかかれ、ツルに足を取られても、「38Cmくらいなら出ますよ」という甘い言葉に誘われながら、ひたすらがむばって道らしき道を半泣きになって歩くもじりさんであった。(^^;;

更に厳しい道を足場に向かって進む。比較的開けたポイントにたどり着き、今日はここでがむばってみようと決めた。

竿は旭峰 13.0 尺を継ぐ。小節で硬式胴調子という、ちょっと大きめのへらさんを狙うには心強い竿だ。タチは二本。今まで、川の釣りでこれほどタチのあるところで竿を出したことはない。しかもこの時期だから、タチがあるだけに果たしてほんとうにここで良いのか、、、などと不安を背負いながらエサを打ち始めた。

残念ながら、茨とクマザサと葦なんかがごちゃごちゃに生い茂った隙間に作られた足場だから、みんなの釣り姿を見ることができない。限られた狭い空間の中で、黙々とエサを打ち続けた。
1時間。2時間、、、お隣りでへらさんが出た。しかしボクはあたらない。少し開きの早いエサに戻し、「近所におるならそろそろあたってくれ」などと、冷たくか細い雨の中で、祈りを交えながらせっせとエサを打ち続けた。

11時過ぎだろうか、初めてウキに動きらしきものが出た。ん!?。しばらく待ってみるが触らない。仕方なくエサを切り打ち返す。なじみの途中でウキが戻す。おっ!なんかおるっ!。床に降りていきなりのつんっ!。ごつんっ! きゅん! ぐい〜〜ん! ごごーーん!。竿をひったくられるような強烈な引きに、しっかりと竿を矯め、胴に載せて浮かせてくる。

三角形の白い魚体が見える。へらさんやっ!。

この強烈な引きに偉いさん(鯉)を確信していたもじりさんは、あわてて立ち上がり竿を突き上げるのであった・・・と同時に、ぱらり〜〜んとバラしてしまった。(;_;)

ああ、なんたることか。喜びと感激のあまり、いちばんやってはいけないことをやってしまった。
その後は、また以前のように、ウキは微動だにしなかった。合掌(;!;)

お昼前。再びエサの開きが早くなる。しかしサワリは無い。思いっきりマッシュを練り込んで、小さく小さく付けてみる。と、、、、なじみでもそもそと触る。よしっ、これからやっ!と気合いが入ったところで、夢釣人さんの「お昼ですよ〜〜」コールが川面を走り抜けるのであった。ああ無情。(;_;)

ヤキソバ&お好み焼き&豚汁。サイコーにうまかったです。(^_^)

高架橋の下では柴田さんご夫妻のご厚意で、ヤキソバ&お好み焼きという、いかにも関西という昼食を準備してくださっていた。

しかも絶品!。みんなでYYGGと食べる昼飯ほどうまいものはない。熱いぶた汁でトドメを刺されたもじりさんは、アタリが出始めたこともすっかり忘れてしまい、みなさんとの会話に没頭していった。

とりわけ印象的だったのは、和竿の使い手であり作り手でもある杉原さんとの和竿談義。特に孤舟竿の話題では、我が敬愛する故・一之江鮒夫氏を凌ぐほどの熱い会話にぐんぐんと引き込まれ、また違う方向から和竿の良さを教えていただくことができ、更に視野が広くなった気分であった。(^_^)

そんな楽しい時間は一瞬に過ぎ去って、いよいよ午後の部の開始である。アタリが出始めた事を思い出したもじりさんは、途中から猛ダッシュで釣り座に戻るのであった。(^^;;

3投目。なじみでゆっくりと押さえる。ちょっと待って「ちくっ!」 軽く合わせるとどすんっ!と胴に乗り、きゅんと糸を鳴らせて沖目下にぐんぐんと延ばされる。強烈に力強い締め込みに脳天を快感が突き刺さる。おお。。おお。。こりゃすごい。

型は尺1寸級のものだったけれど、止水面の釣りばかり体験してきた私には、この時の引きの強さは強烈な快感をもたらしてくれた。あかん、こりゃハマリそ〜〜。*^_^*

しっぽの先端が写ってないけど、34.6Cmの妊婦さん。馬力が違います。(^_^)

水が増え、ゆっくりと流れがつく。カタキンでエサを止めてやると偉いさんの猛攻にあう。かといってバランスでやれば触らない。ウキが弱い。しもる。しかし、これしかない。

あの強烈な締め込みをもう一度味わいたくて、流れにも負けずがむばってエサを打ち続けるもじりさんであった。(^^;;

お隣りで37Cmが出た。ううむ。本日の賞品は、皆が1000円程度のおみやげを持ち寄り、長寸をGETした人から順に選べるというもの。杉原さんからは手製の和竿が提供されている。

よくばりなもじりさんは、「37.1Cmでいいから来てくれっ!」と念じながら必死になってウキを睨み続けていたのだけれど、やはりというか、穂先を「きゅん」と締め込んでくれたのは34.6Cmのへらさんだった。(^_^)

納竿後。皆が輪を作って集まった。続いて成績の発表。私は本当にラッキーで、夢釣人さんの手製ウキを3本いただけることとなった。銀山湖の深宙ではバッチリ。(^_^)

帰り際、杉原さんが手作りのウキをプレゼントしてくださった。肩幅の広い鉛を背負うタイプのウキで、まさに川釣りを想定した素晴らしいウキである。大切に大切に車の助手席に乗せてやり、この次、またここに来るときに使う喜びを思い浮かべながら帰路に就いた。

おみやげ交換会のヒトコマ。釣った人も釣れなかった人もこのときばかりは笑顔満面。(^_^)

参加されたみなさん、ほんとうに楽しい釣りをありがとうございました。(^_^)

お世話くださった杉原さん、三木さん、柴田さん。駐車場の鍵を手配してくださった松下さん。ヘラ研阪神クラブのみなさん。みなさんのお力で充実した釣りを心より楽しませていただきました。ありがとうございました。

で、市川ですが、、、、、ハマリそーです。またよろしくお願いします。(^_^)