GW @2005_2

5月3日

朝。なにやらごそごそする音で目が覚めた。
明け方の冷え込みがきつかったので、車のガラスは思いっきり結露している。
それでも目覚めなかったのは、昨日一日ミドリの四駆と格闘した疲れからなのか。(^^;;
私の後ろに車を停めたクワマンさんはもう起きていて、寝床の片づけを始めている。うむ。歳とると朝が早い。(^^;;
追われるように慌ただしく朝の儀式を終えて出発した。

右岸沿いを走る。衛生公園は相変わらず水位が低く、人気のある場所だけにモジリでもあればやってみたかったのだが、あいにくこの日も静かな川面がゆっくりと揺れているだけだった。
迷わず一昨日に入ったポイントに向かう。

やはりここはへらさんが集まっているようで、あちこちにモジリが広がっている。今日も釣れるな。(^_^)
一昨日釣った車から歩いて19歩で釣り台まで行けるシルバーポイントは、敬意を表してクワマンさんに譲ることにした。おお、いるいる。餌を打つところのすぐ近くで何発も波紋が広がっている。

さて、ボクはどうしょう。まさか隣に並ぶなんてのもできないので、ぶらぶらと掛かれる場所を探しに出かけた。
少し上流にある、ほんのささやかに作られた河原に降りる道を見つけた。しかし降りてみると竹藪のまっただ中にようやく釣り台を出せる程度の空間しかなく、雰囲気はよかったのだけれど残念ながらここは諦めるしかなかった。
河原に降りる道を探しながら歩いていると、さらにもう一本それらしい道を見つけた。
河原にたどり着くまでには倒れた竹がどっさり横たわっていて、その間を縫うようにして水辺に出る。



足元を狙って斜め打ちのいやらしい図

大水でごっそりえぐられ、テラスのようになっているその窪みに釣り台を組もうと思っていたのだが、うっかり工具を車の中に忘れてしまったものだから、横着こいてテラスにペッタンと釣り台を広げただけで釣り座の完了!とした。
すぐ目の前にはおぞましいほどでかい鯉さんの群れが、ちょいと手を伸ばせばつかめるほどのところを遡上している。そのあとから10枚ばかりのへらさんが後を追いかけるように泳いでいる。
段取りをするのも忘れて、しばらくその光景に見とれていた。

空は快晴。無風。日が差し込んだ対岸の新緑が真っ青な空に映える。まさに五月晴れ。

釣り座にはまだ日が差し込まないものだから、水の中の様子は手に取るようにわかる。型はせいぜい尺3寸程度のものばかりなのだけれど、どんどんどんどん次から次にとへらさんの群れはやってくる。時々、びっくりするくらい大型のへらさんも混じっていて、おそらく尺半クラスではないかと疑うようなものが群れに混ざっている。ああ、あいつを釣りたい。(^^)

とりあえずタチを計ってみると馴染みで1本半。徐々に手前を探ってみると、岸辺から1m程のところでトン!と落ちていることがわかった。決まり。(^_^)

迷わず釣り台を斜めにセットして下流に向け餌を打つ。竿は頂ものの10尺カーボンを出す。だって、あんな鯉が来たら怖いでしょ。(^^;;


円山川の主力・38Cmスレンダー美人の図

いつものようにいいかげんにマッシュを水で溶き、そろ〜りと第一投。ウキが斜めに入る。あら、もうスレてるやんか。(^^;;
4,5投目くらいだろうか、馴染んでいきなりチクッ!と入る。なはは。へら釣りってカンタン!(^_^)
早朝から尺2寸級を取りこんでご機嫌なもじりさんは、目を瞑っていても見えるような明確なアタリばかりを狙って、9時前にはもう6枚のへらさんを釣り上げてしまっていた。

朝飯を準備するために車に戻りちょっと休憩。



釣りまくるクワマン兄の図

この時にはクワマンさんも何枚か釣り上げていて、さい先が良いと喜んでくれた。(^_^)

釣り台の工具を持って釣り座に戻る。
日が差し込んで来るにつれて水の中がはっきり見えてくる。
私の打っていたポイントは底が餌で真っ白になっていて、その上でゆらゆらとへらさんが寄っているのがはっきり見えてくる。
うむむ。しばらくはそんな状態でも釣れていたから面白がって餌を打っていたのだけれど、それもだんだん飽きてくる。
釣り台をテラスの窪みにセットして、餌打ち点を正面に変えた。(^^;;

何発か餌を打つともう触っている。
しかし、沖目で寄るへらさんは食いが悪く、とにかくよくスレる。スレの合間のきっちりしたアタリばかりを狙い、お昼前には14枚のへらさんを仕留めていた。
ただ少し不満だったのは、一昨日に比べて全体的に型が細かいこと。鯉まじりではあるが、尺2寸級が主力で38Cmクラスまでばかりの標準的な型ばかりが揃った。

いつの間にか15尺から13尺に変えて爆釣!しているクワマンさんも釣果は変わらず、いいペースで釣り上げている。「これだけ釣れるのはひさしぶりじゃ。」なんて、ムキになって釣っている。まぁ、せいぜい楽しんでくださいまし。明日は厳しいからね。(^^;;

飯を食って釣り座に戻る。と・・・なんと釣り台のすぐ前にメーター級の巨大な鯉さんが居着いている。私が釣り台に座るとこっちに寄ってきて、ちょいと手をさしのべるとちょっと警戒し、視線を逸らすとまた知らない間に近づいてくる。
ためしに・・・と丸めたマッシュを放り込む。そのときは知らん顔している癖に、ちょいと目を離しているわずかな間に投げ込んだマッシュが無くなっている。おぬし・・・

「あのねぇ、この餌は辛いぞ。苦いぞ。しょっぱいぞっ!。絶対に食ったらあかんぞっ。」
何度も言い聞かせたはずなのに、餌を打ち込んむと同時に走っていく。ああ、、、やめてくれ。。
ゆっくり馴染んでいく餌が巨大な鯉さんの影に消えたっ!。と思ったら竿がぎゅーんと曲がる。(^^;;
こらっ!。あれほど言い聞かせたのにぃ!

竿を伸ばし、おそるおそる道糸を掴む。うう、走らない。頼むさかい切ってくれ。(^^;;
さらにゆっくり寄せてくると、まるで材木が引っかかったように鯉さんはおとなしく寄ってくる。足下まで寄ってきて、掴んでやろうと手を伸ばした瞬間、思いっきり水を掛けてくれながら切っていってしまった。うう・・次に来たら許さん! ええいっ!鯉コクの刑じゃっ!(=_=メ)


こいつ・・・・・オボエトレヨ!

午後2時になって、北西の風が強くなる。
しばらくスレで泣かされていたのだけれど、風が出だした事で急に食いが立つ。
この日の最長39.4Cmを取りこんで、離湖へ向かう約束の午後3時を待ち19枚で納竿した。

クワマンさんもよく似た釣果で18枚。型は尺2寸級から39Cmまで。型はともかく、タモを見れば走るその元気な引きに結構楽しんでくれたようで安心した。(^_^)

久美浜のスーパーで食料を仕込んだ。
時間が時間だけに車の量も多く、離湖までたどり着くのにたっぷり二時間を要した。

とりあえず、いつものポイントに車をとめる。
早速そよかぜ号にまたがり、出島一帯を探索する。
出島の北側にはまだ何人か釣り人も残っていて、状況を伺うと相変わらず合いべらくんだとかマブくんが離れないという。
それでも桟橋の端っこでは40Cm級のへらさんが出ているとかで、この時間から打ち出してナイターを掛けるのであればこのあたりでやるべきとクワマンさんに進言した。
そりゃそうだろう。GWのはじめから常に釣り人が入り餌を絶やさない場所なのだから、待望のへらさんもしっかり居着いているはずだ。回遊狙いの南側で打つよりもはるかに確率は高い。

しかしクワマンさんは浅場でやるという。

浅場では、大阪のおっちゃんが一人で竿を振っている。なんでも、ウナギとか鯉を狙っているとかで、何年か前にあったことのある人だ。
クワマンさんはおっちゃんよりもワンドの内側に釣り座を構えた。

一方ボクは前日からの疲れと今朝方の冷え込みで体がだるく、今日は夜這いは遠慮することにした。
夜釣りのことだから兄さん一人ではちょっと可愛そう。幸い大阪のおっちゃんが居てくれるので、今夜はひたすらギャラリーに徹することにした。

KOMAKIさんご夫妻のキャンピングカーを見つけた。再びそよかぜ号にまたがり丹後半島周回道に出る。
ご夫妻はいつものようにいつものところで仲良く竿を出されていた。うらやましいなぁ。さて釣りのほう。状況は一昨日と同じで、ちょっと奥様のご機嫌も麗しくないとか。
ともかく、久しぶりのご挨拶もできて夕飯の準備をするためにいそいそと釣り座に戻った。
今夜の夕食は鮭のムニエル&シャウエッセン&チャーハンのコース。うまかった。(^^)

さてクワマン兄さんはがむばって餌を打ち続けている。いきなり1号のハリスを飛ばされたとかでムキになって打っているのだが、やはり状況は一昨日の時とさほど変化はない。結局、寝床に入るまでの間にハリス切れ3回と、あとはあのおぞましいマブくん攻撃だけで終わった。

5月4日

朝。見慣れた風景が目の前に広がっている。まだ山から上がったばかりの低いお日様が淡い光を差し込んでくる。いいね。(^^)
さてやるか。

私は昨日、大阪のおっちゃんが釣っていたところに釣り台をセットした。
数投目でウキが踊りだす。うう・・・またか。
ウキが消えたと思ったらマブくんがスレてきて、静かになったと思ったらミドリの四駆が水面から顔を出す。一昨日と同じ。(^^;;
一方、クワマン兄さんは朝から入れ食い。(^^;;


出島先端の釣り人のフラシには、へらさんの姿は無かった

ただ一昨日と違うのは、明らかにへらさんと思えるモジリがいくつか出てきて、もしかしたら・・・なんて希望をもって竿を振り続けた。

お昼前。クワマン兄さんは自宅に向かって出発した。

私は一人、この釣り場できままに竿を振り、夕暮れが迫るころになるまでマブくん&合いべらくんと遊び続けた。

GW @2005
楽しみにしていた離湖の釣りは、1999年以来最悪の結果となってしまった。
しかし結果はともかく、今年もまた元気にこの風景の中で竿を振れたこと。
来年もまたここで竿を振れますようにと願いながら、待ち受ける渋滞の中に突っ込んでいった。(^^;;