10月。この三連休に、ちょと奮発して岡山方面に出かけることにした。
ちょっと席を外した時、カラスにエサを盗まれたり、ひとかかえもあるヌー公と対峙したり、石垣の間から這い出てきたにょろにょろと戦ったり、まぁなんちゅうか、いろいろな面で印象深い釣行となりました。
8日 吉井川 流藻攻撃のこと
今回のはじまりはこの川と決めていた。さっそく乗馬クラブのワンドで藻際を狙って打ち始める。
ジャミが激しく触り出すが、一向に収まる気配がない。
打ち始めて3時間ほどで急に流れが強くなり、ワンドの中は本流の巻き返しで浮藻に埋め尽くされていった。
できるだけ鉛を背負うウキで粘ってみたが、もうどうしょうもなくなって泣く泣く退散。河口近くまでポイントを探して下ってみたが、河原はどこも賑やかすぎて竿を出す気にもなれず、そのまんま千町川まで移動。
この日の千町川は水量もたっぷりでモジリも頻繁に出ていたが、対岸の民家から親子喧嘩の声が聞こえてきて、せっかくセットした釣り座を仕舞って幸田川に移動。8日 幸田川 車横付けは大好きですねんのこと
なはは。車横付け。(^^)
小雨交じりの幸田川は減水気味で、タチも1本弱。それでも水中生物の気配は濃厚で、へらさんのモジリも連発していた。
上流から川相を見て回ったのだけれど、モジリの多発している所もいくつかあった。しかし、やっぱり車横付けの魅力にはかなわない。そして、昨年ここで散歩していたおばさんにまた会えるかもとの期待もあった。
飯を食って、一時間ばかり仮眠した。
小雨になった頃を見計らって釣り座をセットする。
さて、釣るか。
8日 幸田川 いまいましいマブの絨毯のこと
10発も打たない間に8寸級のへらさんが釣れてきた。
さすがにこのタチだとよく走る。
この日使った飄々作12尺は胴にきっちりタメを効かせ、面白いように簡単に寄せてきた。浅いタナの釣りにはこの調子がもっとも威力を発揮する。(^^)
瞬く間に数が伸びて、「打ったらツンッ!」状態が続く。ウキの周囲は激しく濁り、一枚掛けると水面が波立ち、一気に散る。しかしまたエサを打てば一斉に寄ってきてエサを奪い合う。ふぅ。お腹が空いていたのね。(^^;;10枚目のツ抜けべらは、へんな格好の尺1寸。
しかし、こいつが来た後は急にマブくんが釣れだして、夕刻までの間、ぎっしり詰まったマブの絨毯の上にエサを落としている気分だった。
ほとんど空振り無し状態でマブくんが乗ってくる。ふぅ。疲れた。もうお腹いっぱい。ごちそうさん。(^^;;
9日 高梁川 昔の面影を求めてのこと
久しぶりのこの川は、昔の面影をすっかり失ってしまって、どこか違う未来の川に来た気分だった。
目的は右岸の船穂橋(当初、霞橋と勘違いしていた(^^;;)下流域だったが、至る所に護岸工事が施されていて、しかも目的の場所は目下護岸工事中。(^^;;
柳がうっそうと茂る切れ間からひっそりと釣ろうなんてもくろみはどっかにぶっ飛んで行って、「これはちょっと違うぞっ!」と嘆きながら釣り座を求めて河原を走った。
ひげなまずさんから教わった左岸ワンドは、すぐ下流のグランドで運動会(野球かも(^^;;)のイベントがあるようで、紅白の幕とかテントが張られていて、やかましくて釣りにならないだろうとまた右岸に戻った。それにしてもモジリがない。バスらしきハネ上がりはあちこちで見れるのだが、へらさんの気配は皆無である。まぁ、もともとモジリの少ない川ではあるが、ちょっと落胆しながら河原を走った。
9日 高梁川 やっと見つけた2本半のこと
船穂橋上流の小ワンドは雰囲気が良くて、とりあえずここで竿を出すことに決めた。
しかし打ち出してしばらくして、農作業に来たおじさん達がやかましくて、おまけに畑に水を入れるためのポンプが一斉に回り始めた。
ああ、これじゃ面白くないと道具を仕舞い、再び釣り座を求めて河原を走った。四駆の特権で、右岸上流の突き当たりに格好の場所を見つけた。うむ、ここなら静かにしっとりと釣れるだろうとしばらく眺めていたが、あいにく全然気配はない。
でも水量はたっぷりありそうなので、出会い頭を期待してエサを打ち始めた。お昼過ぎまでしっかり粘ってみたのだけれど、ウキの動きは最後までジャミに終始した。
だんだんさんが旭川ダムに来ているというので、よほどそっちに向いて走ろうかと悩んだのだけれど、この次ここにはいつ来れるかわからないということもあって、今日はの川で沈没しようと、とりあえず釣り場を求めて移動することにした。9日 高梁川 「藻に絡む魚体を引っ張り出そう作戦」のこと
ちょいとさぼって柳井原貯水池を見て回った。ここは昨年も見に回ったのだけれど、バスボートがうじゃうじゃはいずり回っていて、とても竿を出す気にはなれなかった。
昔、良く釣れた新幹線下のポイントは手が入っていなくて、よほどここで出そうかと考えたのだけれど、轟音とともに走り去った新幹線の騒音にめげて退散した。新船穂橋下流右岸に降りる。工事中の護岸の円形階段の先に藻がぎっしりとある。底が見えるほど浅い所なのだけれど、こうなればすこしでも可能性のあるこの場所でやってやろうと思い竿を出した。
散歩のおじさんとかおばさん、ジェットの騒音と喧噪をなるべく意識しないようにラジオのイヤホンを耳に突き刺し、FMのボリュームを上げて対処した。
9日 高梁川 ワンコが寄ったのこと
なにやら気配を感じて振り向くと、へんな顔のワンコがこっちを見て尻尾を激しく振っている。ジャミにもてあそばれ続けている最中なので、ちょっと床休めをかねてワンコと遊んだ。
このパグくん。おもいっきり人懐っこくて、かまってやるともうそばを離れない。(^^;;
へしゃげた鼻から煙が出るほど思いっきり興奮してじゃれついて、ボクのTシャツはこいつの毛だらけになってしまった。(^^;;
8歳と高齢なのだけれど、その仕草はまるで子犬のように可愛くて忠実だった。
結局夕方まで粘って鯉っこ一本の釣果に終わり、あれほどイメージをふくらませていた高梁川の釣りは、落胆と失望の中に終わった。
今度またここに来ることができたときにはニュー・高梁川のイメージで近代的(^^;;な釣りをしてみたいと思った。10日 市川 ジャミの柱のこと
この春に出会ったバス青年とここで再会するために市川に戻った。
あいにく今年の市川は芳しくなく、春先に夢さんと釣ったワンドの釣りだけが印象に残る釣りとなった。
でも、いつまでもそんなに悪くないだろうと思い、この日はバイパス下流のテトラに釣り座を構えることにした。この場所は短竿の宙が良いと聞いていたので、芸舟10.2尺を引っ張り出してエサを打ち始めた。
二投目からジャミが湧きだして、澄んだ水の中にジャミの柱がはっきり見えるほど激しく寄っている。
それでも一生懸命エサを打ち続けたが、ジャミの猛攻だけが途絶えることなくいつまでも続いた。見に来られたご夫妻のへら屋さんからは、長竿の床がよいと教わったので、がまの20尺を出してみることにした。タチは3本半もある。(^^;;
この時期、こんなタチでへらが出るものかと疑ったのだが、床に降りるとウキは嘘のように静かになる。
バス青年とべちゃべちゃ話しながら、久しぶりに釣果を忘れた釣行となった。
ま向かいに釣り座を構えられた先ほどのご夫妻は、3投目でご主人がへらさんを引っ張られた。うむ。居るところには居るもんだ。せっせとジャミ様にエサを運んでいた私だったが、それを見て気合いが入ったことは言うまでもない。
10日 市川 バス青年のこと
さてこのバス青年。私の真横にまるでヘラ屋さんのように陣取ってルアーを放り込む。
「バスがおらん」なんてぼやいているのだが、足下のテトラの間を40Cmもあろうかというバスが悠々と泳いでいるのを見て、急にバサーの血がよみがえったようで、上流へ下流へとルアーをぶら下げて歩き回って行った。
昼飯の用意をしに車まで戻っている間に、30Cmほどの小さなバスを釣り上げていた。それで青年はすっかり満足してしまったようで、釣りをそっちのけで私の真横に居座り、生活のこと、子供のこと、カミさんのことなどなど、やんちゃそうな風貌からは想像もできないほど、かれの口から出る言葉には重みがあった。
また冬枯れの季節になればここで一緒にやろうと言う約束をした。
10日 市川 タモの大きさと魚体の大きさの目測のこと
お昼過ぎ、にわかにウキの動きが重々しくなり、気合いを入れた途端に大きく押さえ込みが出る。
3本半のタチから大きく竿を締め込んで浮いてきたのはまさしくへらさん。久しぶりの市川べらとの対面だ。沖目に下に力強く走り、ようやく卸したてのタモに収まった。
ぢつはこのタモ。先日、へら研阪神クラブの杉原さんからいただいたもので、手作りの40Cmタモである。深さも充分にあって、型狙い用の物である。だからタモに納めた時は尺程度の型だと思っていたのだけれど、計ってみると35.5Cmであった。うむ。タモの大きさで魚体の大きさを見る感覚が狂ってしまうのね。(^^;;その後もマブに混じって同型のへらさんを一枚追加して、根掛かりで仕掛けを飛ばされたことを契機に、再び10尺でテトラの穴を狙うことにした。
あいにくこの日の市川の水はおそろしく澄んでいて、2本半のタチがあるにもかかわらずウキが馴染む直前まで白いエサが見えるほどである。
ジャミの柱の中をエサが突入している様子が間近に見れて、これで床近くまで持つのだろうかなんて、へんな所に興味を持っているとき、いきなり2節の明確なアタリで尺2寸級が釣れてきたのには驚いた。(^^;;
結局この日の市川の釣りは、バス青年と遊びながら3枚。いずれも尺二寸級の肉厚のへらさんで、久しぶりに市川の力強い引きを味わった。