夏休み@2006_やっと中綱湖

やっとお盆休み。(^^)
諸般の事情により、今年の春はまともに竿を振ることが出来なかったので、このときばかりと5日間の釣行を計画した。
昨年の夏休みは九頭竜湖から仏原ダム、そして御母衣湖へクワマンさんと釣り歩いたのであるが、やはりせっかく距離を走るのだから適当に竿を曲げたい時間も欲しい。
涼しくて、かつ型が見れて景色の良いところといえば信州・中綱湖。何度か足を運んだ懐かしい釣り場でもある。「信州」という諸国名を聞くだけで、緑に囲まれた湖面に渡る風の涼しげなイメージが浮かんでくるのである。私の「信州」のイメージは中綱湖。ここが一番好きである。

さて、これで決まり。いつもNETで遊んでもらっている土肥青年(金メッキふりーくどん)やKOMAKIさんご夫妻、クワマンさん、そしてフタバさんとN青年という、暑さから逃れたい面々が時間差で信州・中綱湖に集うことになった。
私は、今年の夏休みはここを基点として、昨年悔しい思いをした御母衣湖〜九頭竜湖を巡る計画とした。

8月12日

午前6時に京都の我が家を出発した。
お盆休みということで、高速道路は朝から大混雑の様子である。私は当初から一般道を長野に向けて走る計画だったので、京都南インター付近の渋滞を後目に、一路琵琶湖大橋を目指して爆走した。
無料開放された湖西道路から琵琶湖大橋を渡り湖周道路に入る。彦根まで湖周道路を走り8号線に流れ込む。米原から21号線で土岐まで。
中央道の渋滞の影響を受けて大渋滞の19号線を走る。中津川をすぎてようやく快適なドライブとなる。
木曽福島あたりでは強烈な夕立に遭遇し、気温は一気に下がってくる。夕立エリアをすぎるとエアコンを切り、窓を全開にして山々の間を縫うように快走する。ひんやりとした空気が室内に流れ込んできて、Tシャツ一枚では寒くて仕方がない。中津川までの、あのうだるような暑さがまるで別世界の出来事だったかのように、長袖のTシャツを重ね着した。

塩尻北から長野道に入り、梓川SAでお目当てのジャムを買う。今年はいちごとブルーベリーをごっそり買って、とりあえず今回の旅の目的のひとつは達成した。
豊科ICで降り、51号から安曇野をかすめながら147号線に抜け、いよいよ大町に入る。

しばらく来なかった間に大町の町並みは一変し、どこにでもあるような地方の小さな都市の国道風景が広がっている。
おいおい、ちょっと前までは北アルプス登山の拠点の街として、ひなびた、田舎臭くて古くさくて、それでいて懐かしい風情のある町並みが大好きだったのに、大型スーパーだとかチェーンのカメラ屋さんだとか派手な看板、コンクリートの固まりが国道の両側を挟み込んでいて、あたかも自宅の近辺を走り回っているような気分にさせられる。
どこででも見かけるなんの個性も無いごく平凡な国道風景に成り下がっていたことに落胆した。

この外気温の急激な変化を見よ!これぞ信州ですやん!(^^)

午後4時前。中綱湖に向かう最後の峠を走り、ようやく簗場の駅にたどり着いた。ここまで走ってきた達成感が一気に湧きだして、車の窓を全開にしていることも忘れ、「やっと来たどっ!」と大声で叫んでしまったもじりさんであった。10時間。やはり疲れた。(^^;;

駐車場に車を乗り入れる。適当に腹に詰め物をして、そよかぜ号(愛車のチャリンコ)を引っ張り出す。釣り人は点在していたけれど、お目当ての桟橋は空っぽだったものだから、大急ぎで道具を運び竿を出す。
ようやく段取りを済ませひと息つく。このときになって始めて周囲の風景が目に入ってくる。
昔とおんなじ。ぜんぜん変わっていない中綱湖の風景にしばらく見とれていると、もう釣りなんてどーでもよくなってくる。
傾きかけていてもなお強い日差しと冷たいほどのさわやかな風。緑一色に囲まれて、透き通るような湖水。桟橋の下でどくろを巻いているへらさんの群れ。
「とりあえず、明日まで一人なので餌でも打ちますか」と、我に返ったもじりさんはおもむろに竿を振りだすのであった。

2,3発餌を打ったところで、後ろから「どうですか?」と声がかかる。
振り向いてみればそこにKOMAKIさんがいらっしゃっていた。

「あら? 明日じゃなかったのですか?」なんて、ちょっとうれしさを押さえて応える。

前もって出会う計画をしていても、実際にお会いするまではやはり不安なもので、とりわけ遠く離れたなじみ薄い土地でのめでたい合流は、実際に顔を見て始めて安心できるものである。
思いがけない早い合流にすっかり気分を良くしたもじりさんは、このままKOMAKIさんご夫妻とナイター突入の気合いで餌を打ち始めた。

「なっかつぅなこー♪」。 こののどかな風景はいつまでも変わって欲しくない。(よそ者のわがままかな?)

桟橋の下にはおぞましいほどのへらさんが居着いていて、数頭目には明確なアタリでハリに乗ってきた。竿は9尺の振り出しグラス竿。720円で買ってきたものだ。気楽に使えるのでたまにはこういうのもいい。(^^)

提灯のタナであっても餌が見えている。
白いマッシュの周りにはヘラさんの群れがふらふらと寄ってきて、スレとからつんでウキは大騒ぎ。
両グルテンを小さく付けて一発目のアタリを合わせていくと、たまに餌にくらいついてくる奇特なヘラさんが居る。

桟橋の上では避暑にやってきた女の子達がのべ竿でバスを狙っていたり、「餌くださぁい〜」なんて言いながら水中のへらさんの固まりを狙ってウキを投げ込んでいる。私のタモはすっかり彼女たちに占領されてしまうなどと、彼女たちのおかげで、とても賑やかで楽しい時間を過ごすことが出来た。

周囲がすっかり暗くなってきて静けさが戻ってきた頃、いよいよKOMAKIさんご夫妻と一緒にナイター突入!ということになったのではあるが、日没からの急激な寒さと真正面からの冷たい風に負けて、薄着しか用意していなかった軟弱なもじりさんは午後8時前にギブアップした。(^^;;

とりあえず15枚。初日はとりあえず型を見れたので、これで満足出来ないはずはない。