夏休み@2006_御母衣湖 ウグイ 8月15日
朝5時。
ちょっと信じられないくらい車の量が多い梓川SAを出発した。
松本ICで高速を降り、梓川に沿って国道158号を西に向かう。
市中をしばらく走り、奈川渡に到着する。
しばらく湖面を見ながらパンをかじりしばし休憩タイムとなる。
車のサンルーフを開放し、ひんやりとした空気に包まれると眠気も一気に過ぎ去っていく。昨夜、ほとんど寝ていないにもかかわらず、「涼しさ」ってやつは「最高の元気薬だ」なんて勝手に決めつけてやった。
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上高地への別れから安房峠に入る。気温は一気に下がり、フィールドモニターは18度を表示している。うう・・・寒い。
ふつうならひんやりと感じるはずのトンネル内であるが、ここではトンネルに溜まった空気の方が遙かに暖かい。
解放していた窓を全閉し、深い山々の中を縫うように高山に向けて車を走らせた。安房峠。高度を上げるにつれ、気温はぐんぐん下がっていく。
松の木から国道361号線に入る。
途中、美女高原なんて魅力的な高原があるので、心をときめかせながら通過する。たしかに、キャンパーには若いおなごも混じってはおったのであるが、、、、うむ。これ以上書くまい。(^^;;秋神ダムのダムサイトに到着した。イメージでは、もっともっと山深いひなびたダムを想像していたのであるが、実際に自分の目で見て、妙に明るい雰囲気のダムであることに驚いた。
上流に向かう。トンネルを抜けるといよいよ春に打ってつけの渓相となる。ははぁん。狙うとしたらこのあたりだな。
春にはこのダムを狙うワイルドなへら屋さんが獲物を求めて、必死の形相で竿を降っている光景が浮かんでくる。渓相は極めて魅力的で、目の前のこの台地の上でふらふらとエッチの相手を求めてさまよう、とてつもなくでかいへらさんのイメージが頭にこびりついた。
一人、少し上流にへら屋さんらしい人影が見えたのだけれど、あいにく煩った腰痛から、現場まで行くことは断念した。
さらに旧道のトンネルを抜けると、キャンプのあとが道ばたに生々しく残っている。しめしめ、ここに降りる道があるど。
ふだんなら片目のケンケンで降りれる道なのだけれど、桟橋腰痛がでて体が起きあがらない。
両手で木にぶら下がり、岩にしゃがみつきながら水辺に降り立った。秋神ダム。強者どもの夢の跡。この場所で目を血ばらせてダム屋さんが夜遊びをしますのね。(^^;; ここ数日間の連続した減水が湖畔にはしっかりと出ていて、まるで瑪瑙の断面のような模様が岸辺に着いている。
湖面は深い緑色でよどんでいて、モジリの一発も出てくれない。
半時間ほど岸辺で様子を見て、今回はここでの竿出しは断念することにした。
道路に這い上がると、わずか数十メートルの所に野猿がしゃがみ込んでいる。目を合わさないように知らんぷりしながら車に乗り込み、御母衣湖へ向けて出発した。おお、ワイルドなところ。(^^;;高山を抜ける。
ここも国道風景は他の地方と同じで、「飛騨・高山」なんてロマンチックなイメージとはほど遠い、ボクのご近所さんの町並みである。ふぅ。全然個性がないのね。(^^;;深い山々の間を縫うように西に向けて走り、御母衣湖の岩瀬橋に降り立ったのはもう9時半にもなっていた。
御母衣湖はほんとうに広大な湖だ。昨年はそんなに感じなかったのだけれど、昨年より5mほども水位が高い湖面を眺めていると、まるでどっかの海の湾にいるような錯覚に陥る。腰痛さえなければ岩瀬橋の東詰まで歩いて、この下で竿を出したかったのであるが、ともかく今日は痛くてたまらないから、車横付けポイントを選んで竿を出そうと思った。
御母衣湖。今年は水が高いので、まるでどこかの海の湾です。 岩瀬ワンドのミオ筋側にあたる右岸には、いくつも大きな波紋が広がっている。しばらく見ていると明らかにへらさんと思われる反転したモジリだとか、イルカモジリも何発も出ているのだ。しかも、型は良い。
なんとか無理してでも右岸でやりたかったのだが、いかんせんこの腰ではどうしょうもない。泣く泣く左岸流れ込みのワンドまで車を進め、ワンドの中で竿を出すことに決めた。
照りつける太陽は強烈で、時折風が通り抜けると心地よい。しかし風がなければ、立ちくらみするほどの日差しである。なんどもふらつきながら、ようやく餌を打ち始めた。
数頭目からウグイが釣れだして、瞬く間にウグイの猛攻となる。
時間差攻撃なんていいながら釣り座を離れ、本湖筋を見て回る。
本湖筋、とりわけ右岸には相変わらずモジリが良く出ていて、尺半くらいのががばっとやってくれたときにはポイント移動を決意した。
できるだけミオ筋に近づけるような出っ張りを見つけ、ひん曲がった腰をいたわるように道具を運ぶ。
長い時間をかけてようやく釣り座を構える。
単独釣行の気楽さで、道具を無事運び終えたもじりさんは爆睡タイムに突入した。午後からも絶えることなくモジリは活発に出ていて、「寄ってこい、寄ってこぉ〜い」とおまじないをかけながらがんばった。しかし寄ってくれたのは尺ほどのウグイ君ばかりで、一時入れ食いとなったときにはさすがに閉口した。
とうとう、夕方5時の餌切れまでの間、この日の釣りはモジリウォッチングに終わった。後髪をを引かれる思いで御母衣湖を後にした。「また来年」なんて、しつこくまた来ようと企んでいる自分が滑稽な気もしたが、釣れなかっただけにまた挑んでやろうという気持ちが強かった。
白川郷から白山スーパー林道を経由して、手取川ダムを見て九頭竜に入る。いちおう、そんな計画を立てていたのであるが、林道のゲートに無事到着し料金表を見たもじりさんは、3,150円と書かれた看板を見てあわてて来た道を引き返した。高すぎるやん!
そういえば昨年もこのゲートで引き返したのであったが、このときは時間切れで追い返された。
うう、昨年この価格を見ておれば、今日、はるばるこんな所までくる必要がなかったのにと、大いに悔やみ、ソフトクリームをヤケ食いした。白川郷に寄り道する。
しかし、ここの駐車場もタイムアウトで追い返され、おみやげのひとつも買うことが出来ず退散した。つまらん。車からのワンショット。駐車場は閉店。こっち方面はついてない。 再び御母衣湖を経由する。つい先ほど「また来年ね」なんて挨拶したにも関わらず、同じ道をまた荘川に向けて戻る。
国道156を白鳥に向けて走ると、車窓からむんとした空気が流れ込んでくる。高度を下げるにつれてなま暖かい空気が車内に流れ込んできて、白鳥の街に入る頃にはエアコンのスイッチを入れていた。
御母衣湖の威容(九頭竜には負けるけど(^^;;) 昨年、クワマンさんと入った飯屋に入る。ここの大女将は私のことを覚えていて、去年の美人の湯(銭湯ね)はどうでした?とか、郡上の花火大会は見ましたか?なんて、気さくに話しかけてくださったのがうれしかった。
去年と同じみそかつ定食を腹に詰め込んで、開通したばかりの油阪峠道路を快適に走る。まるで高速を使っているような感覚で一気に九頭竜湖の湖畔に出て、適当な空き地を見つけて寝場所を決めた。さて、今夜は寝るどっ。