糸の切れた凧@離湖&円山川

5月3日

朝。重だるい気分で目が覚めた。
今日も朝から天気がいい。
一番大切な四月に入ってからの雨が少なかったので、どこもかもが今年のハタキは遅れている。
円山川もそうだったけど、本来ハタく水辺の雑草が干上がってしまっているので、仕方なく浮きゴミにはたく光景を目にすることも多い。

おなじみの離湖の朝

心配した割には離湖の水位は思ったほど低くないので、そのせいか型は細かいもののへらさんの姿を拝めるだけでもありがたい。

まっ、釣れる型は数年前に大型が大量に浮いたから細かくても仕方が無いが、とにかくマブくんの威力はすごいのだ。

昨夜のナイターでは、先にギブアップしたボクと違ってokadaさんは42.9Cmなんてのを釣り上げたらしい。
うーーむ。やるやん!
どれだけマブ君の攻撃に我慢できるかが、大型を出せるか出せないかと言うことなんだろう。つまり、ボクは辛抱が足らんということだ。

パンを食ってほっこりしていると、お約束のkomakiさんご夫妻が挨拶に来てくださる。
うれしいな。この前お会いしたのは信州・中綱湖だったので、半年振りの再会となる。

こうして、いつもここに来るメンバーと顔を合わせることができるということだけでも、GWにここに来る価値はある。思う釣りができなくても、ここで七夕さんのように再会ができるという事を思えば、丹後半島のてっぺんまで走ってくる価値はある。

しばし談笑のあと、この日もまたマブくんとのあくなき戦いの火蓋が落とされるのであった。

で、3投目くらいから触りが出始め、数匹マブくんとのご対面。そして9寸級のへらさんが乗ってきた。
同じパターンだ。もう、ほとんど惰性で餌を打ち、惰性で竿を絞り取り込む。

たまにへらさんが来てくれるものの、型は8寸から38Cmまでである。

「あのね、おとうさんかおかぁさんを連れておいで」なんて言っても通じるはずも無い。

いい加減に飽きてきたので、離湖をぶらりと歩いて一周してみることにした。
残念ながら離湖は、湖周を歩くルートがないものだから、仕方なく生活道路を回ることにする。

途中、「牧場の手作りアイスクリーム」なんて店があったので、これは食べないとあきません・・・ということで、とれとれの牛乳で作ったソフトクリームを平らげた。
ふぅ、これで離湖一周に費やしたカロリー以上のカロリーを摂取したことになる。あほや。

よそ見しながらてくてく歩いていると、スルメの乾燥機を発見したり、いつも車で走るときには気づかない面白い看板などを発見して、それなりに喜びながら約1時間かけて歩いた。マブくんの姿がトラウマ状態だっただけに、ちょうどよい気分転換だった。



ラブラブポイントのkomakiさんご夫妻と、マブと戦うokadaさん

komakiさんご夫妻はいつもと違う場所で竿を出してらっしゃった。
なんでも、いつものラブラブポイントは四駆の荒食いに懲りたということ。
今年は深場の場所を選んで仲良く竿を出してらっしゃった。

さてこのポイント。周りを見るとカップルが3組も仲良く竿を振ってらっしゃる。
うう・・・真のラブラブポイントを発見! とてもこの中に混じって竿を出す勇気はない。(^^;;

しばらく話してから釣り座に戻る。
数発目からマブくんがやってきて、しばらくするお約束の尺前後のへらさんが乗ってくる。
そのパターンに変化は無く、同じ事がまた繰り返されるだけである。

さすがに2時間ほどでまた飽きてしまった。

夕方、okadaさんが釣り座に戻ってきた。
夕食にと、ヤキソバとおにぎりを振舞っていただき、久しぶりに腹いっぱい平らげた。

今夜は手持ちの電気ウキが全滅したことから、ナイターはやらないつもりだったのだけれど、okadaさんがケミを貸すからと強引に誘うので、半夜だけのつもりでまた釣り座に戻った。

打てども打てども状況は変化せず、よほどの大雨か大風が出ない限りだめだろうと、半ば諦め気分でただ同じような時間をだらだらと消費するだけに終わった。

結局この日は10枚のへらさんが出たのだけれど、最長寸は38Cm級のべっぴんさんのみ。けっして大型は期待していなかったけれど、さすがに物足りない気分で今年の離湖の釣りを終えた。

一人がんばるokadaさんを残し、車の中で他の情報を収集する。
旭川が出ているとの連絡もあり、湖山も適当に出ているような話も聞く。

いずれにしろ、良い話の聞けるところは帰路とは逆方向になり、さすがにちょっと疲れも溜まっていることだし、明日はもう一度円山川の違う場所をやってみて、そのまんま最終日は三方湖を狙ってみようということに決めた。

5月4日

周囲がすっかり明るくなった頃目が覚めた。

さっさと朝の用事を済ませ、釣具を適当に車に放り込んで移動の準備を始めた。

komakiさんご夫妻が「お昼に」と、巻きずしをプレゼントしてくださった。
ここのコンビニにしかない手作りの巻きずしで、店頭に並ぶや否や売り切れるという評判のもので、わざわざお店まで取りに行ってくださった。嬉しかった。ありがとう。

期待していた離湖の釣りは、大型こそ出なかったものの将来に楽しみを残す釣りとなった。

この湖は、数年前に多くのへらさんが死滅し、屍の湖となって多くのマニアを落胆させた。
にもかかわらず今年はへらさんが、しかもこの次の世代のへらさん達が、その事件からは信じられないくらい活発に食い、元気に竿を曲げてくれた。

昔から繰り返されていることとはいえこの湖の驚異的な回復力を見て、来年また再来年の釣りに大きな期待を寄せるもじりさんであった。


The maruyamagawa

円山川にたどり着く。時間はもう10時にもなっている。

狙っていた衛生公園の入り口は工事の途中となっていて、片側の入り口が封鎖されている。
祝日と言うこともあってこの日の工事は無いだろうから、ここに車を止めて竿を出しても問題ないだろうとは思ったのだけれど、もし迷惑を掛けることになると後味が悪いので、一昨日やった車横付けポイントに入ることにした。

見事に晴れ上がり、風はほとんど吹いていない。
こんな日は釣れないだろうから、今日は車の清掃と、寝袋を干してコーヒーを入れ、横の川で頭でも洗ってのんびりとやろう。

飄々14尺を継ぐ。
お昼を過ぎる頃までなんの気配もなく、川面は鏡のように動きがない。
車のダッシュボードで暖めたカレーとさとうのご飯を平らげたあと、パイプ椅子にもたれてうたた寝をしているときに、昨年もここでお会いしたへら研阪神クラブのM氏がお見えになる。しばらくM氏との会話を楽しんだ。

今日はどことも芳しくないとのことだったので、こんな日は少しでも水の動いている所の方が勝負が早いかと思い、流れが当たる少し出っ張った部分に移動したりする。
竿も飄々12尺に変え、手前の筋を狙ってみたりする。まぁ、こんな冒険もたまには良いだろう。この日は餌打ちの練習日にすることにした。

南からの風が徐々に強くなってくる。
2時半を回った頃から川面が波立ち、規則正しく流れていたウキに変化が現れる。

じわじわとながれ、ちょっと止まってまた流れる。放っておくと餌落ちが急に早くなり、餌落ち寸前でチクリと来る。尺二寸が水を割ってタモに収まる。

この日はべっぴんさんの尺3寸が数枚混じったのだが・・・・


まるでそれが合図だったかのようにウキの動きが活発になり、尺2寸から尺3寸の型が釣れ続く。
おおすごい。すごいぞっ! 回遊にぶつかると一気に気分も高まってくる。

竿を納める6時半までの間に、尺2寸から尺3寸ばかりの型が16枚。この日の釣りは朝の雰囲気とは逆に、ちょっと信じられないようなとてもハードなものだった。

maruyamagawa@sunset.co.jp

さぁて、いよいよ明日はこのGWの最終日となる。

円山川から三方湖へ向かう途中、舞鶴の街で風呂に入り飯を食う。

これまでの釣りをひとつひとつ思いだし、これまで出会った仲間達の顔を思い浮かべながら、いよいよ最終日の釣りに向かうもじりさんであった。