大学にて
 いくつかの大学で非常勤講師をしていますが、大学で教えていて感じることなどを載せてあります。

HOME我が家の動物記フィンランド記墓碑銘手話活動をしながら大学にてちょっと真面目に畑仕事我が家の 「まわりの」 動物たち我が家のリフォーム記しんちゃんの日記


 卒業の季節 2001年03月

 3月は卒業の季節。私が教えている大学でも卒業式があります。卒業式が終わると謝恩会。卒業式にはお呼びがかかりませんが、謝恩会にはいつも声がかかります。
 大学に行くとちょうど卒業式が終わった時間で学生たちがはしゃいでいます。何せほとんどが女子学生ですから、それは華やいだ雰囲気になります。みんな色とりどりの袴姿でした。学生課の職員に聞いたらレンタル衣装屋と提携して、大学内で衣装を貸しているとのこと。その返却の時間が2時、だそうで、少し長引いた卒業式を終わった学生の何割かは特設の更衣室に駆け込んでいました。「返却時間にもっとゆとりがあればいいのに」と職員は言っていましたが、この時期貸衣装屋は忙しいらしく、おまけに強気らしく「2時」との条件は譲らなかったそうです。また、後日東京で女子大の助教授をやっている友人に聞いたら「東京では袴姿が減ってチャイナドレスなどが増えている」とのこと。静岡でもそのうちそうなるのかな。しかし、大変なこった。
 そして謝恩会。我が大学は教える立場の者も会費を払います。「元を取るぞ〜」と気合が入るのでそれは歓迎です。ところが、今年はアルコールがありません。ウーロン茶やジュースではそうたくさんは食べられませんねぇ、いくら私でも‥‥。
 ステージでは大カラオケ大会。例年、二次会もみんなカラオケです。例によって二次会のカラオケを学生たちから誘われましたが、こちらも例年通り辞退。「君らと話がしたいんだよ!」と思いつつ、「やっぱりカラオケか・・・・」とあきれつつ、「世代が違うな〜」と諦めつつ、転任する教授たちと飲みなおしに繰り出しました。

 福祉の業界は今、介護保険などの影響があり、かなりの売り手市場とのことで、卒業生も全員就職か進学(四年制大学へ編入)が決まっているそうです。新規に介護福祉士を養成する学部も県内のいくつか大学や専門学校などで来年度以降、開講する予定があります。しかし、はっきり言って福祉は利潤追求経営と相容れないいので、介護保険も営利としてはうまみがないのは当たり前です。ですからこのブームみたいな状況はあと何年続きますか。学校、学部が増えて大勢の卒業生を送り出す頃に就職口は大丈夫なのでしょうか。私は少々、悲観的に見ています。でも、この眩しすぎる学生たち、頑張れ!!


 夏休み前の風景 2000年7月

今年度は大学の授業も前期で終わり、あとは試験の採点だけとなりました。年度始めから教えるのは自分の仕事との関係でエラク大変なので来年は少し時期をずらしてもらいたいと思っています。まぁ、それはさておき、昨年までは卒業年度の2年生に教え、昨年から入ったばかりの1年生にかわったのですが(昨年度は両方に教えた)、それぞれ学年の特徴にはおもしろいものがあります。

 大学の学期試験の日。
学食で350円のカレーを食べていると
「せんせぃ」・・・・これは1年生。
「今日の試験は難しいですか」
   真面目に授業を聞いていればできるよ。奇抜な問題は出さないから。
 「せんせえぇ」・・・・これは2年生。
「福祉関係職でデスクワークのできるいい就職口ないですか」
  今、事務職は欠員がでないと募集がないからねぇ。

 私が学生の頃にもいた「福祉を背負っている感じ」族の学生(わかるかな、このニュアンス)も、「今晩お店の出勤は何時?」族の学生も、「ビーチから今お帰り」族の学生も、1年生の時にはまだよく訳がわからない感じでも2年生になると現場実習などで揉まれて、それなりに「福祉をする!」といった顔になってくるから不思議です。
 また、介護福祉関係はやはり女子学生が多く50人の学生中、男子は毎年3人ぐらい。我が短大は社会福祉学科には男子学生が少しはいるものの、「看護」が二学部、そして「歯科衛生」とほとんど全部が女子学生。この男女集団の力関係も見ているとこれもなかなか興味深い。
 誤解を恐れずに言ってしまえば、「女性大多数対男性超少数では女性は冷たい」。女性の大集団は少数男子学生をほとんど無視している感じです。2年生になると男子学生もそれなりにクラスにもとけ込めるようですが、1年生の時には特に著しい。これが立場が逆で、大多数の男性に超少数の女性ならこうはならないと思うのですが、皆さん如何思いますか。とにかく年齢的にも微妙な年頃なので、男性を意識しているのを他の女友達に感じられたくない、と無関心を装うせいもあるのでしょうが、結果として「群としての女子学生は強い、そして冷たい」となってしまうようです。
 昼休みの学食で女子学生大集団が食事をしている、化粧をしている、大笑いをしている、携帯でしゃべっている、バイト雑誌を見ている・・・・このドワ〜とした集団の本当に隅っこで教え子の男子学生が3人かたまって食事をしているのを見ると、思わず肩をたたきたくなってしまいます。


 課外活動?? 2000年1月

 「先生、一緒に見てみませんか」。

 学生に誘われて体育館に入ると中では教え子達が約10人、黒いミニスカートにポックリ靴で歌って踊っていました。曲はモーニング娘の “ラブ・マシーン”。

 「テレビをビデオで撮って繰り返し練習したのよ」。

 そうでしょう、そうでしょう・・・・ずいぶん練習の成果がみられます。フロアーで見ている学生達も一緒になって踊っています。すごく人気のある歌なのですね。でもオリジナルをそのまま真似するなんて独創性がないなぁ。
 「私の学生時代はピンクレディーがはやっていたけど、あえて“黄色いサクランボ”を自分たちで振り付けを考えてやったよ」。なんて、冷たい視線を浴びそうな野暮ったい意見がのどまで出かかったのを押さえました。

 「今度NHK日曜日ののど自慢に出ることになったの」。

 それは、それは・・・・「授業では覇気がないようだけど、こういう時はやはり元気だねぇ」。と2発ぐらい蹴られそうな思いを胸に抱きながら、口から出た言葉は「ぜひ見てみたいなぁ」。
 収録当日の静岡市民文化会館ホールは超満員だったそうです。放映の日曜日は仕事なので(日曜が仕事になったものでミカン山も全くご無沙汰!!)昼に職場のテレビで彼女らの「勇姿」を見ることとしました。
 いつもの練習通りの元気さで鐘二つ、その元気さがアピールしたのか審査員特別賞をもらっていました。3月に卒業する学生達ですが、そのパワーでがんばれ、これからの介護福祉は君たちの肩にかかっている。

 後日談:パソコン通信でこの話題をしたら友人からメール。以下に貼りつけてみましょう。
>・・・うちの職場の女性陣も5人で予選に行きましたよ。
>確か予選ではあの子達の後にやったんですが、
>見事に撃沈!!
>主任が一言「若さに負けた・・・」っと。

当然、翌週にある授業の時、導入で話題にしました。

 「後ろで座っているときの振り付けは先生に教わった手話をアレンジしてうちらで考えたの」

 そうですか、そうですか・・・・テレビでは気がつかなかったけれどなんだか感動だな、でも試験の点数はアップしないよ。

 「今度は“いいとも”に出ることを目標にします、また見て下さい」

 ・・・・・・・・・・・・。


 原稿依頼を受けて 1998年11月

 9月の上旬に電話で、労働医学関係の機関誌に載せる3,200字程度の原稿を初めて依頼されました。前から興味があり取り組んでいる事柄についてで、以前に全国研究会の時に関連したレポートを何回か提出したこともあり、それらの書きためたものを加工して送ればよいかな・・・偶然似たようなテーマで大阪から講演依頼もきていて、それが11月1日だから同時に準備が進められるな・・・などと気楽に考えて受けることにしました。
 原稿依頼の正式文書と同時にバックナンバー誌が送られてきて、それを見て先ず緊張。何だか、こういうのってみんなエラク立派に見えるのですね、これが。チャンスだ立派なのを書くぞ!この原稿書きをこれからの自分のコヤシにするぞ!!との当初の決意がだんだん怪しくなってきます。
 締め切りは11月20日。10月半ばから「原稿ご進行伺い」なるファックスが定期的に職場に入り、事務局がいかに執筆者の遅筆に悩まされているか伝わってきます。と共に真綿で首をしめられるようなプレッシャーがかかり、遅筆仲間から〆切スッポカシ組の組員になるかも知れない我が身を叱咤激励しパソコンに向かうのですが、これがなかなか進まない。パソコンに向かうと他のことが気になって日々のエッセイを書いてみたり、年度後半の大学の授業(注)の予習・レジメ作りを入念に始めたり、いつもより時間をかけてメールを書いてみたり・・・。
 それでも脂汗をかきながらやっと書き上げ、一緒に取り組んでいる仲間にも目を通してもらい20日に電子メールで送りました。これを書いている今は本当にヤレヤレです。あ〜シンドカッタ。

注:学生は11月一ヶ月間、実習で学校に来ません。従って10月から始まった私の授業もお休みで12月から再び始まるのです。


 リンク集

 私のココログ
気づいたことや感じたことを書いております。
こちらも暇つぶしに寄って下され。


HOME我が家の動物記フィンランド記墓碑銘手話活動をしながら大学にてちょっと真面目に畑仕事我が家の 「まわりの」 動物たち我が家のリフォーム記しんちゃんの日記