過去の佐賀弁集

今日の佐賀弁にもどる

今日の佐賀弁 意 味 使い方と内容説明
69
時ならん時 本来のタイミングでない時、忘れた頃 「ボロ買いさんな 時ならん時 に来らすけん、用意でけんさい」 (「古紙買取業者さんは忘れた頃に来るので、すぐ準備できません」)
68
おしょるっ (枝や板などが)折れる 「木の枝ん端ん方さん行ったら、わが重さで おしょるっ ばい」 (「木の枝の先の方へ行ったら、自分の体重で枝が折れてしまいますよ」)
67
ずっ 出る 「今度んテストは、教科書ん50ページかい ずっ ちゅうよ」 (「今度のテストは、教科書の50ページから出るそうだよ」)
66
とけた (建物が)取り壊された 「道ば広うなさすとに、だいぶん家の とけた ね」 (「道を広くするために、だいぶ家が取り壊されましたね」)
65
つんなむ ついていく、同行する 「今かい病院さん行くけん、あんたも つんなまん ね」 (「今から病院へ行きますので、あなたも一緒についておいでなさい」)
64
あらんと 別のもの、違うもの 「頼まれもんば買うてきたばってん、こりゃ あらんと じゃった」 (「頼まれたものを買ってきましたが、これは(それとは)違うものでした」)
63
こうぼう 背中 こうぼう がかいかー」 (「背中がかゆいな」)
62
ゆっつらーと ゆっくりと、のんびりと 「久しぶいに温泉に行って、 ゆっつらーと してきたばい」 (「久しぶりに温泉へ行って、のんびりしてきましたよ」)
61
往生すっ 手こずる、難儀する 「本通りは駐車違反の車の多かけん、バスどんが通っときゃ 往生すっ さい」 (「本通りは駐車違反の車が多いので、バスなどが通るときは(狭くて)とても難儀しますよ」)
60
(すり傷などが治りかけた時にできる)かさぶた のできたらかゆうなっもんね」 (「かさぶたができるとかゆくなりますね」)
59
がばい とても、大変 「ゴルフ道具ば見ぎゃいったら、 がばい よかクラブんあったばい」 (「ゴルフ道具を見に行ったら、とてもいいクラブがありましたよ」)
58
なんかかっ もたれかかる 「ふすまに なんかかっ たら、うっ倒るっばい」 (「ふすまにもたれかかったら、倒れるよ」)
57
ずーんずんすっ 寒気がする、ぞくぞくする 「昨日かい ずーんずんすっ けん、風邪ひいたごたっ」 (「昨日からぞくぞく寒気がするので、風邪をひいたようです」)
56
よんごひんご ゆがんでいる、変形しているさま 「父ちゃんの日曜大工で作らした棚は、 よんごひんご しとっさい」 (「お父さんが日曜大工で作った棚は、ゆがんで変形しているよ」)
55
すずるっ あふれる、こぼれる 「風呂ん水ば入れよっ時は、時々見よかにゃ すずるっ ばい」 (「風呂に水を張っている時は、時々見に行かないとあふれてしまいますよ」)
54
わっかもん 若者 「コンビニどま、 わっかもん のたいそ来よるもんね」 (「コンビニには、若者がたくさん来ていますね」)
53
うっかんぐっ 壊れる 「そがん乱暴に扱こうたら、すぐ うっかんぐっ ばい」 (「そんなに乱暴に扱うと、すぐに壊れてしまいますよ」)
52
ねーこむ (行列などに)横から割り込むこと 「そこんおばさん、 ねーこまん よ」 (「そこのおばさん、割り込まないでください」)
51
くびる (ひもやロープなどで)しばる、固く結ぶ 「古新聞ば集めて、ひもで くびっ とってくれんね」 (「古新聞を集めて、ひもでしばっておいてくれませんか」)
50
いさぎなもん 大そうなもの、素晴しいもの 「今日ん結婚式ゃ、 いさぎなもん じゃった」 (「今日の結婚式は、とても素晴らしいものでしたよ」)
49
うしてた 捨てた 「古新聞な邪魔んなっけん、 うしてた ばい」 (「古新聞は邪魔になるので、捨てたよ」)
48
待ちなんか 待ち時間が長い 「病院ないつでん混んじょっけん、診察ば受くっまで 待ちなんか もんね」 (「病院はいつも混んでいますから、診察の順番までの待ち時間が長いですね」)
47
そーにゃ とても、大そうな、ひどい 「くんちにいたちきたばってん、ことしゃ そーにゃ 賑わいじゃった」 (「お祭りに行ってきましたが、今年は大そうな賑わいでしたよ」)
46
ねずむ つねる 「隣でわるそしよったら、爺ちゃんにふーたんば ねずま れたばい」 (「隣の家でいたずらしていたら、お爺ちゃんに頬をつねられたよ」)
45
へんじょこんご言う グズグズと文句を言う、口ごたえする へんじょこんご 言わじ、早よう学校さん行ってこい」 (「グズグズと文句ばっかり言っていないで、早く学校へ行きなさい」)
※「へんじょこんご」とは、お遍路さんが唱えるお経の「遍照金剛」から来ている言葉のようです
44
みたんなか みっともない、恥ずかしい、不細工な 「参観日にゃ、そん格好じゃ みたんなか」 (「参観日には、その格好では恥ずかしいですよ」)
43
ないどん 〜ですが、しかし(「ばってん」と同意語) 「パチンコ屋の開店前かい並んだ ないどん 、 よか台は取られっしもちょった」 (「パチンコ屋の開店前から並んだのですが、いい台はすでに取られていました」)
※「ないどん」は、県北部でのみ使われている言葉のようです。
42
うてあう 相手をする、話を聞く 「振り込めてんなんてん電話の来てん、 うてあわん ごとせにゃ」 (「振り込めなどという電話が来ても、相手にしないように」)
41
乗いきらん (バスや電車などに)間に合わない、乗れない 「まちっとんところで、バスに 乗いきらん じゃった」 (「もう少しのところで、バスに間に合いませんでした」)
40
ももど (足の)もも ももど ば上げち走らんば、早ようならんばい」 (「ももを上げて走らないと、早く走れませんよ」)
39
のっけらかして 平気な顔をして、恥ずかしげもなく 「隣ん息子は万引きてん何てん、 のっけらかして 悪そすっさい」 (「隣の息子さんは万引きなど、平気な顔して悪いことをしますよ」)
38
ひざる 下がる、少しバックする 「危なかけん、まちっと ひざって くれんね」 (「危ないので、もう少し下がってくれませんか」)
37
てれんぱれん 目的もなくブラブラしているさま、無駄に時間を過ごしている様子 「ウチん子は冬休みどま てれんぱれん して、すぐ終わってしもたさい」 (「ウチの子は冬休み中ブラブラと無駄に過ごしてしまって、すぐに(休みが)終わってしまいましたよ」)
36
おらぶ 叫ぶ、大声を出す 「そがんふとか声で おらばん でちゃ、聞こゆっばい」 (「そんなに大きな声で叫ばなくても、聞こえますよ」)
35
なまんこっちゃなか 簡単にいかない、難儀する、大変だ 「みゃーにちお寺さんにみゃーりぎゃ行くとも、 なまんこっちゃなか」 (「毎日お寺にお参りに行くというのは、なかなか大変な事ですよ」)
34
うんだごて 目立たぬように(気づかれないように)じっとしているさま 「参観日にいたちきたばってん、ウチん子は手も挙げじ、 うんだごて しとったばい」 (「参観日にいってきましたが、ウチの子は手も挙げずに、目立たぬようじっとしていましたよ」)
33
ぬっ 寝る 「明日は早起きせんばけん、早う ぬっ よ」 (「明日は早起きしなければならないので、早く寝るよ」)
32
しかともなか 大した事もない、どうと言う事もない、つまらない 「バーゲンにいたちきたばってん、 しかともなか ごたっとしかなかったよ」 (「バーゲンに行ってきましたが、大した事のない(つまらない)物しかありませんでしたよ」)
31
ぞろい ぞろぞろと、いっぺんに、いっせいに 「昨日雨ん降ったけん、みみずどんが ぞろい 出てきたさい」 (「昨日雨が降ったので、みみずなどががいっせいに出てきましたよ」)
30
あまくらかす もてあます、(食べ物などを)食べきれないで残すさま 「夏休みはなんかけん、子供どんがおろんちょろんして、 あまくらかす さい」 (「夏休みは(期間が)長いので、子供たちが(用も無く)ウロチョロして、もてあましますよ」)
29
ざっとなか 大変だ、骨が折れる 「毎朝犬ば散歩に連れちいくとも、 ざっとなか ばい」 (「毎朝犬を散歩に連れていくのも、骨が折れます(大変です)」)
28
うっちゃかす 落とす 「どこさんじゃい、財布ば うっちゃかし て きたごたっ」 (「どこかに財布を落としてきたようです」)
※地域によって、「おっちゃかす」や「うちゃきゃーた」などという言い方もあるようです。
27
とんお 十、十個 とんお しか入っとらんばい 」 (「十個しか入っていませんよ」)
※普通「とお」と言うところを、なぜか間に「ん」が入っています。
26
あっちゃこし 逆、反対になっている 「こりゃ右と左ん あっちゃこし たい」 (「これは右と左が逆ですよ」)
※同じ意味で「ひっちゃこし」という言い方もあります。
25
しゃーでんなか 簡単だ、朝飯前さ 「こんくらいんこつぁ しゃーでんなか 」 (「この程度の事は、朝飯前ですよ」)
※「しゃいでんなか」という言い方もあります。
24
ふるぬっか 生温かい、ぬるい 「こん酒は ふるぬっか けん、燗ばまいっぺんつけちこにゃ」 (「このお酒(燗酒)はぬるくなっているので、もう一度お燗してください」)
23
まっぽし さえぎるものがなく、直接 「そこん木ば切らしたけん、 まっぽし 見ゆっごてなったね」 (「そこの木を切ってしまったので、(向こう側が)直接見えるようになってしまったね」)
22
ひまんいる 時間がかかる、遅い 「道路工事のありよっけん、街さんずっとに ひまんいる さい」 (「道路工事が行われているので、街へ出るのにも時間がかかるよ」)
※「ひまんいる」=「暇ん要る」
※「ひまんいる」は、発声上「ひまんいっ」と聞こえることがあります。
21
やいかんぼ たくさん、多すぎるほど 「そがん一人で やいかんぼ 食べちゃならんばい」 (「そんなに一人でたくさん食べてはいけませんよ」)
20
だんじゃなか 手が付けられないような、ひどい状態 「昨日ん雨は、 だんじゃなか ごて降りよったよ」 (「昨日の雨は、びっくりするほどひどい降り方でしたよ」)
19
ひ や (合図用の)花火 「明日ん朝、ひや の上がったら運動会ばさすちゅうよ」 (「明日の朝、(合図の)花火が上がったら運動会を行うそうです」)
18
やおいかん 容易でない、むずかしい 「年とったら目のほぼしゅうなって、針に糸ば通すとも やおいかん ばい」 (「年をとると目が悪くなって、針に糸を通すのもむずかしくなります」)
17
みのくるい (子供たちが)あばれる、プロレスごっこなどをして騒ぐ みのくるい どんばっかいせじ、勉強ばせにゃ」 (「あばれてばかりいないで、勉強しなさい」)
※「みのくるい」は、発声上「みのくりい」と聞こえることがあります。
16
(穴を)ほがす (穴を)開ける 「壁に穴ばほがさんごてせにゃでけんよ」 (「壁に穴を開けないように気をつけなければいけませんよ」)
※「ほがす」は自ら「開ける」という意味合いの使い方であり、自然に「開く」、あるいは結果として 「開いた」時には「ほげる」という言い方をします。
☆「穴んほげとっ」 = 「穴が開いているよ」
15
そでる(そづっ) 傷む、キズがつく、ダメになる 「かかとば引きずらんごて歩じこにゃ、靴んそづっさい」 (「(靴の)かかとを引きずらないように歩かないと、靴が傷む(ダメになる)よ」)
14
つーつらつー スイスイと、よどみなく 「道の空いとったけん つーつらつー で来たさい」 (「道路が空いていたので、順調に(スイスイ)走ってきました」)
※佐賀では、擬声語、擬態語を3回言う傾向があり(標準語では通常2回繰り返しのみ)、 例えば「雨のざーざーざーで降りよっですね」とか、「車のどんどんどんで来よっですよ」 という使い方をします。今日の「つーつらつー」も同様に3回繰り返しの応用形です。
13
(お金を)割る (お金を)くずす、両替する 「一万円ば割ってくれんね」 (「一万円札をくずして(両替して)くれませんか」)
12
よろいすっ とても困る、閉口する 「あん娘は顔は美人ばってん、酒飲んだらどこさんでん寝っしもうて動かんごてなっけん よろいすっ さい」 (「あの娘さんは顔は美人だけど、酒を飲んだら所かまわず寝てしまい、動かなくなるのでとても困ります」)
11
ぐらいすっ がっかりする、とても残念に思う 「あん娘は顔は美人ばってん、酒飲んであばるっけん ぐらいすっ さい」 (「あの娘さんは顔は美人だけど、酒を飲んであばれるので がっかりします」)
10
そいぎ それでは、そうすると そいぎ、どこさん行くね」 (「それでは、どこへ行こうか」)
※ 別れの挨拶として「そいぎー」、あるいは「そいぎね」(「じゃあね」という意味合いで)という使い方もある。
※ 県中南部や佐世保方面では「そいぎんた」(意味は「そいぎ」とほぼ同じ)という使い方をする場合がある。
ととしか たどたどしい、不器用だ 「ウチん爺ちゃんな ととしか けん、ひまんいらすさい」 (「うちのお爺ちゃんは不器用な(動作がたどたどしい)ので、時間がかかります」)
おらす ⇔ おらっさん 「おらす」=居る / 「おらっさん」=居ない 「爺ちゃんなおらすね」 、 「んにゃ、おらっさん」 (「お爺ちゃんはいらっしゃいますか」、「いいえ、いません」)
※ 「おらす」は、本来「居る(おる)」の尊敬語として使われていた言葉ですが、その反対語である「おらっさん」(尊敬語)は間違った使い方で、本当は「おらん」と言うべきでしょう。
※ 相手に対して「おらす」あるいは「おらっさん」と使う場合は、正当な使い方で、例えば「おらっさんごたっ」(=お留守のようです)という使い方は、正しいと言えそうです。
おおけんなか 少ない、物足りないこと (数量の少ないものを見て)「こりゃおおけんなか」 (「これは量が少ないようです(すぐなくなってしまう、皆の分が無い)」)
※「おおけんなか」=「多けん無か」
ぞーたんのごたっ 冗談じゃない、とんでもない (贈り物のお礼などを言われて)「ぞーたんのごたっ ! ウチん方がお世話になりっ放しで」 (「とんでもありません! こちらの方こそお世話になりっ放しで‥」)
※「ぞーたん」=「冗談」
ふーたんぬるか 手ぬるい、じれったい、不十分なこと (電池の切れかかった器具などで)「こいじゃふーたんぬるか、 新しか電池と替えにゃ」 (「これでは不十分(動きが遅くて使えない)です、新しい電池と入れ替えなくてはだめです」)
※「ふーたん」とは、もともと“ほっぺ”のことですが‥
いたちょこ (先に)行きましょう、行っておきましょう まっと先さんいたちょこ (もっと先の方に行きましょう(行っておこう))
※決して○治や○永などの『板チョコ』ではない
おろいか (品質などが)良くない、悪いこと 「こりゃ値段な安かばってん、おろいか」 (「これは値段は安いですが、品物が悪いようです」)
ぬってっつー 行動が機敏でなく、“のろま”で要領の悪い人のコト 「あん人はぬってっつーじゃっけん、ひまんいらすもんね」 (「あのひとはのろまな人だから、かなり時間がかかりますよ」)
ふうけもん “バカ者”や“おろか者(頑固すぎるような人)”のことを、愛着を持って表現した言い方 「ありゃふうけもんじゃっけん、どがんもならん」 (「彼は頑固なバカ者だから、どうしようもないよ」)


今日の佐賀弁にもどる