仕事(1)


 あれは確か、夏の縁日のバイトをしている時だったよね。
 あたしは、ぼうっとぼやけた頭の中で、ふと思い出した。


 今年の夏は、熱帯夜が多くて、夜でもとても暑かったな。しかもあたしはあの時、熱くなった鉄板の前で、鉄板の上のものと格闘していたよ。
 そ、文字通り、格闘だったよね。
 でもあれは、とてもいい具合にできた、おいしいたこ焼きだったな。うん。ジブンでジガジサンしちゃうけど、だっておいしくできたって自信があるし、その証拠にあたしの屋台のたこ焼きは、売り切れたしね。材料がなくなっちゃって店じまいしなきゃいけないぐらいに、さ。
 そうだよ、暑い夜なのに、熱い熱いたこ焼きなんて作って、それが売れちゃうんだ。それって、あたしのたこ焼きがとてもおいしかったってことの証拠だよね?みんな、額に汗滲ませながら、はふはふ言って食べてたし。かき氷屋さんやラムネ屋さんが売切れちゃうとか、それとは一味も二味も違うんだよ?うん。

 あたしはこういう―――安っぽいって言っちゃあつまんないけど、気軽な食べ物をつくるの、得意だしね。好きなんだよね、そういうのが。高級な料理、お洒落なお菓子とかは無理だけど、ちょっとした食べ物、日常のおかずなんてのは、あたしの大得意。ご飯のおかず、残り物で作るおべんとう。そんなものがあたしの得意な料理だよ。冷蔵庫の中をかき回していかにおいしいものを作るか!これがあたしの永遠のテーマかな、って思ったりして。
 たこ焼きは別に日常のおかずってわけじゃないんだけどさ…でも、本場じゃやっぱり気軽な食べ物なんだし…ね。でも、おいしいたこ焼きの作り方、覚えていて良かったな。
 お母さん、教えてくれてありがとうね。たこ焼きの作り方。

 あー、なんかお腹すいてきちゃったな。たこ焼き、たこ焼き。たこ焼きはやっぱり、新鮮ないいタコ!それを秘密の味付けをしたお出汁で溶いた小麦粉を用意して、さ。秘密?秘密はひみつだよ。うん。
 たこ焼きのおいしさって、やっぱり食感だよね。どーでもいいような、屋台にありがちなねたたっとしたたこ焼きはダメダメ!やっぱり、外はかりかり、中はとろ〜り。そしておっきなタコが入っていてね。うん、それがおいしいんだよ、やっぱり。

 外はかりかり、中はとろ〜りのたこ焼きを作るには…これ、あんまり知られてないんだけど、油をたっぷり!なんだよね。ちょっとカロリーが気になっちゃうぐらい、だけどさ。でも、カロリーを気にしてたら、おいしいたこ焼きなんてできないよ!だから、おいしいたこ焼きが食べたいなら、一生懸命仕事して、運動してさ。その後に食べればいいんだよ。
 だから…おいしいたこ焼きはさ…油をさ、「ええっ!」って言うぐらい、たこやき鉄板にひいてさ。そこに秘密のお出汁で溶いた小麦粉を入れて、たこをぱらぱらっとふって。ニセモノじゃない、ホンモノの紅しょうがをぱらぱら。着色料なんかでごまかしている紅しょうがじゃ駄目だよ。ホンモノね。

 それで、焼く!っていうか、ホントのところは、焼くっていうより、揚げるみたいになるのかな、って思う。揚げているからかりかり、って奴になるんだろうしね。そういや、この間「カツレツ」の作り方ってのを、TVの料理番組のテキストで見たけど、たこ焼きとカツレツって似てるって思った。なんとなくね。あの、ひたるぐらいの油で揚げるように焼く、っていうのが同じみたいな気がするんだ。

 んー、いい香りだよ。たこ焼きのじゅーっと焼けるにおい。香ばしくてね。金属製の櫛で、くるくる、くるくるって回してさ。
 沢山のたこ焼きの焼け具合をちゃんと覚えてないと、たこ焼きの屋台は切り盛りできないんだよ。手際よくできないからね。あの広いたこ焼きの鉄板をさ、ちゃーんと管理しておかないと、生焼けとかこげこげとか、そんなたこ焼きを大量生産する羽目になるからね。そんなダメダメなたこ焼きは、お客さんに出せないからね。
うーん、おいしそうだな…。お腹、減ったな…。


 あの日は…そうだったね。

 たこ焼きを作って売って、忙しい日だったけれど、恵美ちゃんのことがずっと心配だったな。でも、頼もしい姉御―――いや、芹華さんがいてくれたから、心配も少しだけ減ったかな。ううん、かなり減ったよね。頼りになるよね、姉御は。姉御って呼ぶと嫌みたいだから、今度から心の中だけで呼ぼうっと。あたし的には、誉めてるんだけどな。
 そうそう、あの時の姉御は、かっこよかったな。黒いかすりの浴衣を着てさ、お似合いでさ。とてもかっこよかった。素敵だった。すらっとしていて、背が高めだから、ああいうのってほんとに似合うし。芹華さん、あたしの格好もかっこよかったよって後で言ってくれたけど、ああいうさりげない気配りが素敵なところだよね。あたしのカッコなんて、屋台のつきもののハッピスタイルなのにさ。

 芹華さんに初めて会った時は、ちょっと怖いなって思ったけど、人は見かけによらずってのはホントだよね。でも、恵美ちゃんが紹介してくれなかったら、あたしもわからなかっただろうな…そう考えると、やっぱり恵美ちゃんありがとう、だね。
 でも、かっこいいなー。
 あたしはちびで、自分でも子供っぽいって思うから、なおさらああいうお姉さんみたいな雰囲気の人って憧れるな。あれで同い年って言うから、ほんと、ちょっと落ち込むよね…。ま、いっか。あたしはあたしだ、うん。

 でも、あの芹華さんが―――人嫌いに見えるし、おっかながって学校じゃほとんど男の子も近寄ってこないのにさ。それなのに、男の子連れで現れたときには、さすがのあたしもびっくりしたよ。芹華さんに男の子が寄ってこないってことは、表面だけ見ればちびで子供っぽいあたしと一緒だけどさ、本質が違うもんね。あたしはまあこんな見てくれで、しかもバイト、バイトの毎日だから、男の子と遊ぶ暇も機会もありゃしないって奴だけど、芹華さんはそうじゃないもんね。大概の男の子は、怖がって近づいてこないんです、あんなに優しい子はいないのにって恵美ちゃんが言ってたけど…。
 それを恵美ちゃんのひいきの引き倒しだなんて言うのはまちがってらい!べらぼうめ。ってとこかな。ほんと、そのとおりだし。噂だけ聞いてると、とてもおっかなくて怖い不良の人みたいに聞こえちゃう芹華さんだけどね。まあ、噂以上に、ホンモノは雰囲気でてるしね。本気で睨みつけられたら、怖いだろうなあって思っちゃうし。
 でもそんな芹華さんがねえ…男の子と一緒…。別に子分とかオヒキとか、そういうわけでもないみたいだし。同じ学校の人だって言ってたけど、どこのクラスだろう?見たこと、ないなあ。ま、あたしは学校なんてからすの行水みたいに通ってるだけだし、わかんない人、知らない人って多いしね。

 芹華さんは彼のこと、恵美ちゃんの彼氏候補って言ってたけどさ…。あの時はあたしもあんなこと言ったけど、あたしの眼はごまかせないよ。まあ恵美ちゃんの友達ってのは本当だろうけど、おおかた恵美ちゃんが芹華さんに紹介したってヤツなんじゃないのかな?
 恵美ちゃん、とにかく芹華さんのことを誰かに宣伝してみたいって感じだし。あたしもそれをされちゃった口だね。でも、はっきりした物言いをする人だったし、何より芹華さんに物怖じせずに話ができるんだから、見所あるんじゃないのかな。あたしのことも「君」だなんて言ってたけど、あたしのカッコも誉めてくれたりしたし、偉そうじゃなかったな。
 どっちかというと、親しい人間と親しくない人間とをしっかり分けているから、そう呼んでるって気がしたな。あたしはまだ、親しくないから、そう呼ばれたんだと思う。あたしがちっちゃいからって、馬鹿にするようなところもなかったからね。あたしはそういう人の気持ちって、敏感に感じるから…わかるんだよね。なんとなくだけどさ。

 っていうか、あれは、芹華さんはどうか知らないけど、彼のほうが芹華さんにお熱だね。うん、間違いないよ。あたしはそう思うな。あの時あたしは彼をからかっちゃったけど、でもそれは本心じゃないしね。あたしがそう思う理由なんてなくて、女のカンってやつでしかないんだけど。それに、芹華さんはどう思ってるか知らないけどね。
 ま、頑張るんだね、ってちょっとあたしも偉そうだな…。今はまだ普通の関係でしかないみたいだけど、さ。
 でも、いいな、そうやって普通にさ、一緒にどこかに出かける相手がいてさ。そういうの、憧れちゃうなあ。おべんと持って、どっかに出かけるの。あたしだって一度はそういうこと、やってみたい。
 バイト、バイトでそんな暇もないけれど…でも、それはあたしの夢かな。
 いつか、かなうといいな…。



 そうだ―――あの日は。あれから、芹華さんたちがいなくなってから―――。
 あたしは相変わらずひっきりなしにやってくるお客さんたちの相手で、無茶苦茶忙しくなっちゃってさ。次から次へとたこ焼き焼いて、パックに詰めてお客さんに渡して。大人も子供も、おしいものは大好きってもんだし、あたしのたこ焼きはおいしい。だから売れるのは当たり前!なんだけどね、忙しかったよ。
 でもね…。
 ちっちゃな女の子が、たこ焼きのソースを口の周りにべったりつけて、おいしそうに食べてたりするのを見たときは、うれしかったな。とてもね。

 ええと―――そうだ。そうだよ。なんかあの時は、あたしもびっくりしたんだ。お客さんの列の山が取りあえず一段落して、あたしがぬるくなったスポーツドリンクを、腰に手を当てたお約束のポーズで「かーっ」といいながらごくっと飲み干して、一息ついてたらさ。屋台の反対の通りの向こうから、あたしは視線を感じたんだよね。
 うすうす、誰かがこっち、ずっと見てるなーと思ってたんだけど、あの時は忙しかったからそれが何なのか注意する暇すらなくてさ。誰か、ちっちゃな子が、食べたいのにお金を持ってなくて、買えないで―――って、そんな感じなのかな、って思ってたんだよね、お客さんの相手をしながら。

 だからあたしは、そのことを思い出して、そっちを見たんだよね。一つあげようか、って声をかけてあげようかなって思ってね。

 そしたら…その視線の人は、子供なんかじゃなかった。

 年は、あたしより一回り上、なのかな?おじさん、っていうにはちょっと早くて、そう言っちゃうのが悪いぐらいの年齢の人だけど…。
 うん、まあそれなりの年だろうけど、ちょっと背中にしょってるものがなさそうな分だけ、年が若い顔してたよね。ダークグリーンのポロシャツに黒いジーンズなんか着ちゃってるから若く見えたのかもしれないけど、まああれは間違いなく、既婚者で子供が居るとかそういう顔じゃない。独身の気楽な(って見えた)人だよ。大人の男の人、っていうにはちょっと物足りないかな、って感じかな。
 あたしはおじさん、嫌いじゃないんだよね。もちろん、しっかりしたおじさんっていうか、守るものをちゃんと持ってるようなおじさんは、だけどね。でもあのお兄さんはまだお兄さん、って感じかな。物足りないかもしれないけど、悪くはないよね。
 あ、あたし、とっても偉そうなこと考えちゃってるな。

 でも、あたしはわかるんだよ、そういうの。人の年齢ってね。うん。伊達に接客業、長くないからねー。レジ打ちする時だって、相手の年齢を見極める必要があるご時世だよ?うん。あたしは、ま、普通の同級生なんかより沢山の大人、見てるって思うし。それはバイトをやってるから、なんだけどね。まあ、芹華さんには及ばないだろうけどさ。

 その男の人、いや、お兄さんは、じっとこっちを見てた。で、あたしがそっちを見て、あたしの視線とお兄さんの視線が合うと、途端にお兄さんは気まずそうな表情になった。

 そう、それはまるであたしが、

 「変な人間に見つめられてしまっています変質者です助けておまわりさーんって言い出しかねないぞそれは誤解だよ信じてくれ俺は別に変なヤツじゃないからさああでもやばいまずい誤解されちゃってるよーさてどうしたらいいだろう俺は変態じゃないよお嬢さん」

 って言いたいとでも思ってるんじゃないかっていう顔をしてさ。いや、変な人だなんて言ってないんだから、ってあたしは言いたくなったぐらい「しまった」って顔をしててさ。

 “そんな、通りの向こうからじいっと見てるなら、こっちきてたこ焼き買ってよ!おいしいよ!”
 ―――って、心の中では言ってたけどね。そう思って見てただけなんだからね。それだけだよ。

 でも、結局、すぐにそのお兄さんはこっちに来たから、通じたのかもしれないね。あたしのタマシイのサケビがさ。お兄さんはちょっと困った表情のまま、道を横断して、あたしの屋台の前までやってきてさ。あたしもちょっと気まずい雰囲気になったんだけど、すぐに気を取り直して、営業!営業!
 たとえヘンナヒトだって、お金出してくれるなら神様です!
 ってのは言い過ぎ…かな。

 「お兄さん、たこ焼きおいしいよ!かりっととろ〜りジューシーなたこ焼き!見てるだけより、食べる方がおいしいよ!」
 とか言ったんだっけな。はは。あたしも、営業文句だと、ぱぱっとこうすぐに出てくるよね、さっすがあたし!
 そしたらお兄さんは、「うーん」とか言ってたけど、すぐに「じゃあ1つ」って言ったんだっけ。あたしが手際よくたこ焼きをぽんぽんとパックに詰めて、「お兄さん、すぐに食べる?」って聞いてさ。すぐって言うから、ソースを塗って、青海苔と削り節をぱらぱら振って。つまようじを差して、はいって手渡した。お兄さんはどうも、そのあたしの手の動きをじいっとみていたみたい、だったような気もする。そんなに珍しい?たこ焼き屋の動きがさ、って聞きたくなったぐらいだよ。
 そうだ。
 その時、お兄さんはしばらくぼーっとしてたんだけど、たこ焼きをあたしが差し出すと、慌ててそれを受け取ったんだよね。で、お兄さんは、財布からお札を1枚出して、すぐに人ごみの中に立ち去っちゃったんだった。なんか、心ここにあらずって感じもしたな。お兄さん、おつり!って大きな声で言ったのに、聞こえないみたいでさ…。人ごみに紛れちゃったってのもあるけれど…。
 あたしは走って追いかけたかったんだけれど、すぐにお客さんがまたあふれて来ちゃったから、そうもいかなくてさ。だから、ずっと気になっていたんだよね、あれからしばらくの間。どうしよう、お金返さないと、でもどこの誰とも知れないし…って気になっていたからね。

 だから、またしばらくして、そろそろお店も終わりかな…あとたこ焼きも4パックぐらいしかないな、ってころになって…あのお兄さんがまたやってきた時には、びっくりしたね。お金のこと、気づいたのかな?って思ったんだけど、今度は先にお兄さんがお金を出して、「あともう少したこ焼きを貰えないか」って言うし。どうやら、そうじゃなかったみたい。
 「ちょ、ちょっと待ってお兄さん!さっき、おつり、忘れてるよ!うちのは、一パック千円もするような、高級たこ焼きじゃないんだからね!庶民の味方のお味とお値段だよ!」
 ってあたしが言うと、「え?」って、ハトが豆鉄砲を食らったような顔をしてたな。どうやら、ほんとにおつりのことなんて忘れていて、単にあたしのたこ焼きが気に入ったから、また買いにきてくれたってだけだったらしい。ほんと、天然ボケのお兄さん?とか思ったけど…さ。でも、いい人だったよ。あたしはそう思った。

 そうだよ。

 「お兄さん、幾つにする?一つでいい?」
 って聞いたら。
 「あと幾つある?」
 って。

 あたしは4つ、いや3つ半ぐらいだよ、って言ったら―――。全部くれ、とか言うし。そんなに気に入ってくれたの?あたしのたこ焼き。そう思ったから、そうなのかって聞いたら…うん、おいしかった、って。うれしいな、そう言ってもらえるとね。
 だからあたしは、たこ焼きの残りを全部まとめてさ。3パック半ぐらいあったけど、3パックの値段でいいよってお兄さんに言って。だから、さっきのと合わせて、もう千円で全部売ってあげる!って言ったら、お兄さんは「それは駄目、ちゃんと払うから」って言うし。かーっ、いいねえ、そのきっぷの良さ!お兄さん、いい心意気!あたしはそういうの、大好き!だからこっちも、屋台娘の心意気ってもんを見せてあげたくなるものだよね。
 だからあたしは言ったんだ。

 「このたこ焼きは最後の端物だよ。端物だけど、おいしさは保障するよ。でも、端物でまっとうなお金を貰おうだなんて思ってないよ!それに、あたしはこれがぱっと売れちゃうと、もう売り切れでさっさと店じまいができて楽なんだ。だからお兄さんが全部買ってくれるっていうんだから、おまけぐらい当たり前のことだよ!」

 それはあたしの本心だから、さ。うん、あたしはさっぱりとした、きっぷのいいお兄さん、好きだしね!ヘンナヒトって思って悪かったな。ほんと、たこ焼きストーカーとかじゃなさそうだし、さ。だからお兄さんも、合点承知の介ってヤツでさ、「ありがとよ、べらぼうめ!」とか言っておけばいいんだよね。うん。
 ま、そしたらさ、お兄さんは「ありがとよ!」ってな言い方はしなかったけど、「ありがとう」ってはっきり言ってくれた。ちょっと期待はずれだったけど、まあこれはあたしが時代劇の見過ぎなんだしね。でも、ちょっと残念…かな。

 でも…そんなに食べて、お腹壊さないかな?って心配になったな。ちょっとだけね。
 悪いものじゃないけど、さ…。たこ焼き、一日で5パックも一人で食べるのかな?って思ってさ…。明日とかになったらっていうか、日を置いておいしいもんじゃないし。あつあつをはふはふでうまいね!ってヤツだしさ。お兄さん、大丈夫だったのかな…なんか、どう見ても彼女に(そうでなければ奥さんに)買って帰るって感じじゃなかったし。いや、もてなさそうなお兄さんっていうもんじゃないけどね、大体彼女なりがいるなら、一緒に来るもんでしょ、こういう縁日ってさ。
 ま、それは余計なお世話ってヤツかな。あたしはお客さんが「おいしい」って買ってくれたら、それで嬉しいんだしさ。

 でも…。
 ほんと、忙しくて、大変だったけど、いい思い出…だったな。

 今年の夏の思い出。熱くて、暑かったな…。
 でも…なんであたし、こんなことを思い出したんだろう?
 あたまが、ぼーっとしてる…暑いな…。うーん…。まだ、夏…ってことないのにな…。


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