「初期虫歯」(表層下脱灰)とは、歯に穴があいてはいないものの、歯の内部でカルシウムなどのミネラルが溶けて 軽石状になっている虫歯の初期段階です。 この段階で放置しておくと、さらにミネラルが溶け出し、 本格的なむし歯へと進行してしまいます。 初期むし歯の段階で、フッ素の使用など、口の中の環境をよくすると、 再びミネラルが沈着(再石灰化)し、改善されることが明らかになっています。
だ液には、酸を中和したり、再石灰化を促進したりする、という虫歯予防に重要な働きがあります。 だ液の量や働き、虫歯菌の数には患者さんそれぞれ個人差があります。 だ液の力の差、虫歯菌の数によって、同じ食生活の人でも、 虫歯になりにくい人と虫歯になりやすい人がいるわけです。
しかし、初期虫歯は歯科医師の視診だけでは診断しにくいのが現状です。
当院ではレーザー光による歯質の変化を測定しています。
これにより、わずかな歯質変化を発見できるため、最小限の侵襲により正確な診断が行えます。
このレーザーによる診断をすべて治療基準にしているわけではありません。
各個人のリスクを考慮したうえで、経過観察(再石灰化促進療法)、シーラント、
充填処置など選択するための一つであると考えております。
一度削って穴をあけたら二度と元に戻せません。 初期虫歯になった原因があるはずです。 まず、原因をみつけ、改善することが、初期虫歯の最善の治療法です。
いくら、丁寧な治療を受けても、保険外の高価な冠をかぶせても、虫歯になった原因を知らずに、 しかも放置したままなら、必ず再発します。 お心当たりのある方はたくさんいらっしゃると思います。 ぜひ、あなたの虫歯の原因をお調べください。
また、検査の結果、虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が多いと診断された場合、 抗菌薬でミュータンス菌を除菌する治療(3DS)を受けられることをお勧めします。 この治療方法により、長期間虫歯を予防することが、可能となるでしょう。
是非検査だけでもお受けになってはいかがでしょう?