「大東市立上三箇(かみさんが)保育所」の例をご紹介します。
※大東市立上三箇(かみさんが)保育所
大阪府大東市に34年間あった公立保育所。定員120名、2003年3末に廃止、民営化されました。2005/8現在大東市に対して「こどもも保護者も現場保育士も無視した上三箇保育所廃止の取消を求める裁判」を起こしている。(詳細:大東の保育を考える会)
2004年秋に同保育所の保護者の話を聴く機会があり、民営化後の状況に類似点が見られるためその時の資料を掲載させていただきました。講演者の了承済みです。
経験年数は短い。(※ただし、一般的に民間は公立に比べて短い。この園が特別ではない。)
・民営化前:平均20年以上 ・民営化後:平均4.5年
・民営化は、大量の新規採用なしには果たせない(だから経験条件をつけたがらない)
低下。
・ケガの増加:ケガよりもなぜケガをしたかが報告されない
・何をしたかは報告されてもその中での子どもの姿が報告されない
・民営化により、通っている子どものことを知らない先生ばかりになった
低下。
「ざわついた状態で長時間待たされ、1時間を過ぎるころには集中力も切れて走り回り、怒られることが多くなり、せっかくの楽しいはずのスイカ割りが騒々しい場面になったのは残念でした」(大東市の訪問記録)
事実上なかった。
・家庭でも保育所でも同じ視点で子どもを見ることの大切さ
・忙しくても子どもと向き合えるよう、保護者を導くこと
・子どもの成長を伝え、喜びを共有する
理事長に保護者の意見が聞き入れられない。
・ふとん問題:屋外のスチール倉庫にふとんをしまう
・理事長独裁か、保育士の自由な議論に基づく保育実践か
指導者がいない。
・新人は経験ないが、よい指導者の下で力が発揮できる
・経験者であっても当初は子どもの顔を覚えるので手一杯、新人を育てる余裕がない
・指導者が確保できない民営化特有の問題