豊中市は2004年9月初めに「突然」公立保育所の民営化計画を発表しました。半年後の2005年度に3ヶ所、翌年・翌々年に5ヶ所、計8ヶ所を順次民営化を行なう、と。そして私たちのお世話になっている桜塚保育所は、初年度の3ヶ所のうちの一つに入っていました。とある台風の日に、そのお知らせは私たちに渡されました。
緊急保護者集会を持ち「民営化」について意見を出し合いました。いろいろな意見が出ましたが、大きくは次のようになりました。
そして2回、市の説明会がありました。しかしその回答は私たち保護者には不満だらけなものでした。
なぜ、保護者に今まで伝えられることなく民営化となったのか? という声には「公立保育所のありかた検討委員会」を結成し、話し合った結果を元に決めた、という。だが、この委員会のことは保護者側に積極的に伝えられることは今までありませんでした。
発表から半年で民営化は性急過ぎるという声には計画の延期はないという。「延期すればするだけ赤字がかさんでいき、ついには財政再建団体となってしまう、できるだけお金を削っていきたい」。そこには、保護者も子どもの立場はまったく考えに入れられていませんでした。
次の法人は民間保育所選定委員会で決定するというが、これは市の人選により、その中に保護者は関われない。意見は市側が取りまとめて法人に伝えていくといいます。
なぜ、当事者が関われないのでしょうか。法人に義務と科すのではなく伝えるだけで、果たして私たちの納得のいく法人に決まるのでしょうか。決まるはずはありません。
これまで2回の、市の説明会を通して分かってきたことは、民営化は「子どもたちのため」と謳いつつ、結局は豊中市の財政難が理由だということです。
「保育所や幼稚園へ通わない在宅児に対する支援が必要でお金がいる。しかし財政難である。だから公立保育所を民営化する。」
在宅児への支援は、私たちも必要と考えます。財政難も分かります。そのための民営化も受け入れます。
しかし、よい民営化の条件のひとつ、「子どもたちに負担をかけず、十分な引継ぎ期間をとって移行する、移管後も定期的にいままでの保育士を保育に当たらせる」という私たちの要望について、「4月民営化、職員の巡回(子育て支援センター職員による、本業務以外の片手間な巡回)」という回答は絶対に納得できません。
以下は、2004/9/23 に行なわれた、「第2回保育所民営化に関する説明会(初年度民営化対象の 桜塚、北丘、服部南保育所)の、冒頭の豊中市こども未来部保育課の部長の発言の一部です。
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そうしたら、計画ができて、なぜ、来年の4月からなのか?という声を聞く。 もっともっと早くすれば、人件費をへらすことができる。 |
「財政難のために在所児は犠牲になってくれ」と、私たちには聞こえます。