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ここがおかしい 豊中市の進め方

当事者を無視した計画、その計画の性急さ

■なぜ直前まで隠してきたのか? 私たちの意見は入っていないの?

公立保育所民営化計画は、保護者の知らないところで保護者の入っていない「公立保育所あり方検討委員会」という会で議論された結果を元に策定され、議員団への報告の後、2004年8月30日に保育所所長会、8月31日に先生方の組合、9月6日に記者発表、9月7日、最後に初めて保護者に説明会の通知がなされました。

当時者である保護者は計画の策定においてまったく無視されています。
入所当時の条件を大幅に変更するにあたっては、既利用者に対する事前告知は当然。子どもが混乱しないためにも、利用者の合意は必要なはずなのに。。。

【豊中市の言い分】

4/9から5回にわたり議論した「公立保育所あり方検討委員会」を指針として決めた。(9/16 桜塚保育所 市による保護者説明会)

「公立保育所あり方検討委員会」の委員については、保育・行財政の専門家や経理面、そして、民生児童委員の代表、豊中市社会福祉協議会の代表、計5人の委員で構成している。各方面から、中立で幅広い視点での意見をいただくため市で決定し、議論を重ねた。(9/23 北丘、桜塚、服部南保育所 市による民営化に関する説明会 第2回)

→ 保護者が入っていない! 市に都合のいい人選だったのではないか?

委員会の報告については、すでに、豊中市のホームページでの掲載や市政情報コーナーでの開示、そして8月号の広報誌にも掲載している。

→ 「公立保育所あり方検討委員会」という名称で、いったい「自分の子どもが通っている保育所が民営化されることが話し合われている委員会」と想像できる人がいるでしょうか?

さらに資料を読んでも「公立保育所民営化」とは一言も出てきていない。

「保育所の設置主体制限の撤廃等により、全国的に民間入所児童数の比率が高まっており、全国の公立:民間保育所の比率は5:5の状況となっています。豊中市では公民比率は7:3で負担増の一因にもなっており、今後は保育の質の確保とともに公立保育所の機能と役割を明確にし、民間活力の導入を図ることが必要です」(「公立保育所運営のあり方に関する報告書」より)

ここから、「民営化」を推察できる人間がいるとは思えない。

■計画発表からわずか半年後に民営化?! あまりにも短い準備期間

民営化発表からわずか半年で実行。過去民営化を行なってきた他市の例をみても、2年、最低1年は期間があります。

あまりにも性急な計画。じっくり保護者の意見を聞いていくという姿勢が全く感じられません。民営化自体には反対ではないが計画を急ぎすぎているという意見は、議員さんの中からも出ています。

なぜ?という問いに、豊中市の答えはつきつめていくと「財政難だから」。財政難だから保護者の納得が得られようが得られまいが1年も待ってられない。その間のお金も惜しい。

そんなに切羽詰った状況になるまで放置しておいたのは、市の責任であるはずです。

【豊中市の言い分】

(問い「時期ははなぜ来年度4月にしなければならないのか?急ぎすぎではないのか?
保護者等市民を無視した行政の施策の打ち出し方は、今の情報公開や市民意見の導入など市の行なっていることに逆行しているのではないか? 今までの市政となんら変わりないのではないか?」に対して)

次世代育成支援施策等のサービス向上に向けて「地域担当」の専門職を配置するための財源確保が必要。国からは次世代育成支援対策推進法を制定、平成17年度から実施を求められ、さらに三位一体の改革の中で、公立保育所運営負担金をはじめとした国庫補助負担金の一般財源化を進めている。

→ 要は、こんなにお金がかかるから、

公立保育所の民営化は、保護者の皆様には大きな影響を及ぼすものでございますので、長い時間と費用をかけて十分保護者の皆様のご理解を得て進めるべきところではありますが、国の少子化対策と三位一体の構造改革の動向や当市の財政事情があり、緊急ではありますが市で基本的な方向性と保育所運営3カ年計画を決定させていただき、保護者の皆様方の意見を法人の選考ならびに移管法人の今後の運営に最大限反映してまいりたいと考えております。(9/16 桜塚保育所が提出した質問に対する回答)

→ 少しでも早く民営化してお金を浮かせたい。ということを言ってるわけです。

保護者の意見を反映したいと言っているが、法人の選考委員会には保護者は入れない。選考時にどれだけ意見が反映されたのか、選考条件は非公開。また、法人を決定してから、保護者側の意見がどれだけ汲んでもらえるのかは、法人との話し合いによる、と言っています。

■民営化の条例が可決前に移管法人を決定? 順序が逆

民営化に関する条例は12月17〜21日の本会議で審議されます。ここで可決されない限り民営化は決定ではありません。
しかし、10月に移管法人を募集し11月10日に決定。なぜ、可決もされていないのに法人を決めてしまえるのでしょうか。

強引な計画を推し進めるため、通常は「民営化可決 → 法人募集、決定」となる手順が、「法人募集、決定 → 民営化可決」と全く逆になっています。

【豊中市の言い分】

いろんなやり方がある。豊中市はこのやり方でいく。

 

ここでも保護者不在

■法人選定に加われない!

応募した法人の中から移管法人を決定する、その選定委員会はまたしても市が決めた人間で行なう。そのなかに保護者は入っていない。なぜ、当事者が入れず第三者ばかりで決めてしまうのか。

【ある保護者の意見】

われわれは私立の小学校や中学校に入れるというときも、施設を見たり、どんな先生がいるかということは大きな選択の基準である。
今回は民営化するということで、職員がどういう人がくるか?ということがブラックボックスになっている。われわれの選択の自由がないまま、トップダウン的に来るというのに不安がある。
職員を選ぶ段階で親の代表を加えるなり、情報公開をするなり、選考に親の意見を入れるなどをしていただきたい。
(9/23 北丘、桜塚、服部南保育所 市による民営化に関する説明会 第2回)

【豊中市の言い分】

再度回答を考えさせていただきたい。(→ 未回答)

障害児は切り捨てられる?!

別トピック 障害の子たちはどこへいけばいい? で取り上げています。

 

(***さらに追記予定 2004/10/11***)