建築記録F番外編〜住宅模型づくり〜


住宅模型をつくろう

 仕様の詳細が詰まってきたので、決定前の最終的な検討に活用するため、住宅模型をつくることにした。

 図面はスウェーデンハウスからいろいろ提供してもらっているが、最終的なチェックをするには、立体感を把握したい。特に、建設予定地が南下がりひな壇の傾斜地にあり、敷地の北端と南端では、2メートル弱の高低差がある。各地点から、家がどのように見えるのか、模型で確認しておきたい。

模型の材料

 住宅模型は、専用のキットが市販されていたり、専門業者もあったりといろいろあるようだが、アート作品をつくるわけではなく、あくまで検討用素材だから、ローコストで手作りするに限る。

 材料は、発泡スチレンボードというものを使う。発泡スチロールの両面を、上質のケント紙でサンドイッチした構造になっており、普通のカッターナイフでさくさく切れる。厚さはいろいろあるようだが、3ミリの製品を使ってみたところ、ちょうどいい感じだった。

 のりは、普通ののりではくっつきにくいとのことなので、専用の「スチレンのり」というものを買って使った。

模型のつくり方

 いたって簡単。スウェーデンハウスからもらった青焼きの図面(50分の1スケール)をコピーして、スチレンボードにぺタッと張る。図面にそって、床平面と外壁をカッターナイフで切り取っていく。これで、型紙ができる。あとは、これらをスチレンのりで貼り合わせていく。
 
 張り合わせる部分には、のりしろが必要。そこで、この部分は、表面のケント紙だけを残して、「首の皮一枚」残すようにカットする。初めは手間取ったが、慣れるとスラスラできるようになった。

 内壁を立てて貼り付ける要領も同様。床平面の中で、壁を立てる部分は、床の一番下を、同じく首の皮一枚残すようにカットしてのりしろをつくり、そこに壁を立てていく(このあたり、実際にスウェーデンハウスを建てるときのパネル立ち上げ感覚を味わうことができます)。

 多少のでこぼこや、のりのはみ出しなどは無視して、バリバリ切っては、せっせと張っていく。ビール片手に、作業はどんどん進んだ。

住宅模型、完成です

 実際の目線に近付けるため、なるべくローアングルからチェック

別の角度からも点検

 勾配のある道路との立体感が、よくつかめるようになった

屋根を外して、内部の間取りを確認

玄関から屋内がどのように見えるか、といった点も実感できます

みなさまもお試しあれ!

 完成した模型を、さっそく詳細打ち合わせの場に持参。打ち合わせを進めるうえで、大変、役に立った。これから、外構プランを練る際にも、大いに役立ちそうだ。植栽の高さまで、確認しながら検討できる。

 材料費は−−
★スチレンボード(厚さ3ミリ、A3) 280円×5枚=1400円
★スチレンのり 300円
 計 1700円
★制作所要時間 6時間

 −−と、低コストで簡単にできます。検討終了後は、色を塗ったり、木を植えたりして楽しむことも出来そうです。みなさんも、いかが?(2002・9・9記)


<特別公開>ちなぽんさんの素晴らしい住宅模型

 スウェーデンハウスでの自宅建設を目指して検討を進めておられる ちなぽんさん@川崎 から、丁寧に作り込まれた住宅模型の写真が届きましたので、ご紹介いたします。

「2クランクの寄せ棟」という難しい屋根の形状をきちんと作っておられます

バルコニーや出窓も丁寧に作られています

 外観は、ピンクベージュのタイルに、2階がオフホワイトの吹き付け、
赤い瓦屋根にピニーの木部、となるそうです。

内部の間取りです

 ちなぽんさん、どうもありがとうございました。(2002・9・18記)




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