建築記録H〜基礎工事(1)〜


最重要の工程

 前日までの雨も上がった10月21日、予定通り、基礎工事が着工した。
 
 基礎をしっかりと施工することは、安全で頑丈な家づくりのために欠かせない点であり、ムース個人としては、家づくり全過程の中でも、最も重要なポイントと考えている。内装や設備は、不具合があれば交換すればよいが、基礎はそうはいかないし、家が完成してしまえば、目に触れなくなってしまう場所でもある。施主なりに、出来る範囲でチェックをしていきたいと思う。

 初日は、夕方に何とか現場に駆け付けることができた。重機を使っての作業が行われていた。担当の基礎屋さんは、ほかの現場を掛け持ちしていることもあり、日没後も照明を付けてナイター工事をするという。初日から、ご苦労様です。

水盛遣方

 基礎工事は、水盛遣方(みずもり・やりかた)からスタートする。

 「水盛」は、現場で水準器を使って水平を確認し、水糸を張っておく作業。「遣方」は、現場に定点を設定するための木枠を作る作業。この木枠を巨大なものさし代わりにして、基礎の位置決めや寸法計測を行う。決めた位置に従って、基礎を設置するための穴を掘る作業が「根切り」だ。

 さて、ムースの予想では、「遣方」となる木枠を、外周すべてに設置したうえで、それに従って根切りの穴掘りに取り掛かるのかと思っていたのだが、実際に現場を見ると、木枠は写真のように四隅に設置されただけで、すでに根切りの穴堀りがどんどん進んでいる。

 はたして、この方法でよいのかと疑問が湧いたため、工事担当のA氏に電話して確認。A氏によれば、木枠を全周に設置する場合と、四隅だけに設置する場合の両方があるとのこと。前者は関東、後者は関西に多い方法だという。

 四隅だけに木枠を設ける場合は、そこを定点として、基礎の位置を出して地面に直接スプレーで線を引き、その線に沿って、根切りしていく。

 「正確な基礎の配置は、捨てコンクリートの上に記していくので、遣方自体はこの手法で特に問題はない」というA氏の説明に納得はしたが、素人の施主にとっては、全周に木枠があったほうが、精神衛生上はよろしいのではないかと思う。スウェーデンハウス様、一度、ご検討ください。

根切り

 スウェーデンハウスの場合、「地盤改良」の項でもすでに記したように、基礎下端が地盤面から43センチ下になるので、基礎を設置するための穴を掘る根切りは、この面まで掘り下げることになる。

 ムース宅の場合、先に地盤改良を行い、その上端面が「地盤下43センチ」になるように施工されているので、根切りは、地盤改良した面の上端が現れてくる面まで掘ればよいことになる。

 ただし、工事担当のA氏によれば、実際に現れてきた地盤改良面に、高さのでこぼこがあることが確認されたという。地盤改良工事の際の放水不足が原因と考えられるので、根切りが終わった段階で、再度、水を撒いてローラーで圧をかける補修作業を行うとのこと。なかなか理想通りにはいかないものだが、焦っても仕方がない。基礎工事は、必要な時間をしっかりかけて、万全の施工をしてもらおう。(2002・10・21記)

地盤改良面の補修

 地盤改良面の補修工事は、10月22日に行われた。

 先に行った地盤改良工事は終了後、その上に土を埋め戻して養生した後に根切りをして、埋め戻した土を取り除いたわけだが、現場で作業中の地盤改良業者氏に聞くと、根切りの際に石類を除去した影響で、地盤改良の上端面に、数センチのレベルで、でこぼこが発生したという。地盤自体は、セメントで固まっていることが確認されたので、問題はないとのこと。

 正確な施工のためには、この面をきれいに水平にそろえる必要がある。そこで、地盤改良の上端面に再びセメントをまき、鋤できれいにならし、水を撒いてから、重機で圧をかける。この作業を終えると、根切りした底面が、しっかりと平らになる。次の工程は、この底面に砕石を敷き詰める「地業」という作業となる。


家具選び

 この日は仕事が休みだったので、家具の検討にも出かけた。訪問先は、家具の名産地である北海道・旭川生まれの「カンディ・ハウス」で、これはインテリア・コーディネーターKさんのお薦めによる。

 「カンディ・ハウス」の製品は、北欧モダンをコンセプトにしており、スウェーデンハウスでは、モデルハウスでの使用例もあるとのことで、雰囲気はぴったり合いそうだ。

 「多品種少量生産」を心がけているそうで、大阪・吹田市のショールームには、豊富なデザインの家具がそろっている。センスの良い製品が多く、迷ってしまうほどだ。張り地や革も、多くの中から好きなものが選べるとのこと。

 素材としては、ヒッコリーやナラを使った製品が多く、明るい白木の雰囲気を持つ家具は、スウェーデンハウスに映えそうだ。担当者の助言をいただきながら、候補を考えた。上棟時までに決定したいと思う。(2002・10・22記)

ダイニングセット「ドゥゼ」




 シンプルな雰囲気の中に、個性的なデザインも混ざっているのが、とてもよいと感じた。

                   パーソナルチェア「スウェデッセ」




 北欧テイストの素晴らしいチェア。リビング空間は、ごついソファではなくチェアでまとめたいと考えているので、これには大いに心惹かれる。座り心地も良好。

リクライニングチェア「フレックス」





 ムースシアター用のリクライニング・チェアにどうでしょうか。快適に映画鑑賞できそうです。

地業

 基礎を設置する地盤面を強化する地業が10月25−26日に行われた。

 まず、根切りをして掘った穴の底に、砕石を敷き詰める。これが、家の基礎と地盤との間のクッションの役目を果たす。厚さは10センチ。平らにならして敷き詰め、上からしっかりと圧をかけて締めるのがポイント。

 この上に、捨てコンクリートを打つ。厚さ3センチ。「捨て」とあることからわかるように、これは基礎本体ではなく、基礎を打つ位置を正確に決めるための台紙の役目を担うもので、位置決めが正しく行えるよう水平に打つことが大切。上の写真は、捨てコンクリートを打ち終わった後の状態で、布基礎(左)と独立基礎(右)を設置する間の地盤から、敷き詰めた砕石が顔を覗かせており、設置状況を確認できる。

捨てコンクリートの打設完了

 スウェーデンハウスは、基礎がサイズが大きく、量も多いので、敷地が一面、穴だらけという印象になる。これからいよいよ、基礎本体の設置に入る。

外構プランの決定

 基礎工事が進行する中、外構プランを詰める打ち合わせを10月27日に行った。すでに決めてある素案をもとに、詳細を検討した。

 外構工事自体はまだ先の話だが、ムースの場合、外構工事費も金融公庫からの融資を受ける予定にしており、中間検査の段階で、外構工事発注書を提出する必要があるので、プランも早めに決めなければならない。

 外構プランについて、留意した点は−−
★開放的な雰囲気とする
★枕木やレンガなどの素材を生かす
★駐車スペースも、「車を置くだけの場所」とならないよう工夫する
★植栽は、目隠しとならないよう、すっきりした見栄えの樹を選ぶ
★擁壁は、コンクリート打ちっ放しが好みでないので、塗り仕上げとする
−−といったところ。表札は、スウェーデンハウスのムース・ロゴマークをあしらった鉄製を考えている。

 植栽リスト(下図の番号に対応)
1 エゴノキ(3メートル)
2 ヤマボウシ(2・5メートル)
3 エメラルド(1メートル)
4 シャイニングブルー(1・2メートル)
5 ブルーヘブン(1・5メートル)
6 オリーブ(1・5メートル)
 (2002・10・29記)

外構プラン(平面)
外構プラン(立面)



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