奇跡のリンゴ
2009.05.24更新
奇跡のリンゴ雨の中、近所のスーパーへ行ったついでに目的はなく本屋へ寄り道。
買う予定もなく、雑誌や書籍の見出しやタイトルを眺めながらブラブラと。

そんな中、目に止まったのが「奇跡のリンゴ」

数ヶ月前、深夜にTVを見ていると幻冬舎の社長が青森の農家を訪れるドキュメントを放送しており、その農家にとても興味があった。

この農家の木村さん、今では有名らしく、ネットで調べると農業を生業としている人とは思えないような論じ方をされている。

リンゴ、そのウソのような手法&考え方より、むしろ人・・・?
それほどまで自業自得な閉塞感が蔓延してる。

数時間で全部読み終わり、木村さんの生き方には、穴があれば入りたい気持ちになるものの、素晴らしく名も無く終わる人たちは数限りなくいるワケだし、その逆も数限りなくあるワケだし、そんな驚きはなし。

そんなことより、このリンゴを育てる考え方や手法に驚かされた。
月並みな表現しか思いつかず、どう表現していいのか悩む・・・


農薬、肥料を使わず素のままに。
素と云っても放置するワケではなく、人間はあくまでも脇役に徹し、元の自然のバランスを保つことに専念する。
あくまでもゲストとして謙虚に、そこに住む全ての生き物と無理せず共生。
ピラミッドを建てるような気の遠くなる作業。そして、バカバカしい非効率な農法。最後に有り得ない結果。

自分が昔から妄想していた世界。
それを本当に実現出来るなんて、今でも信じられない。

これは、農業云々の話ではなく全て事象に適応できるバランスの考え方だと心から思った。

ファンタジー、魔法という言葉がピッタリの嬉しくなる本です。