★免疫療法★

どのような治療法か

 古くは1900年初めにヌーンという医者が,ブタクサアレルギー患者にブタクサのエキスを注射し治療したのが本格的な最初の報告です. 以来現在までにさまざまな研究が積み重なれ,アレルギー性鼻炎に対して,唯一の「完治を目標とした治療法」と位置づけられています.

どのようなアレルゲン(抗原)に対して治療するのか

 ハウスダスト(ダニ)エキスとスギ花粉エキスを常備し,治療に当たっています.

有効率は

 約80%とされています.ただし注射を開始してもすぐには効果は出ません.治療を進めていくと,半年位してある程度鼻の症状が軽くなってきます.

具体的な治療法

 免疫療法は,アレルギーの原因となる物質を抽出したエキス(抗原エキス)を注射していく治療法です.注射するエキスの濃度と量を徐々に増やし,体を徐々にアレルゲンにならすことで,アレルゲンが体内にやってきても症状をおこしにくくし,また軽くします.
 皮下に注射を行います.だいたい1週間おきに注射をしていきます.最初は薄い濃度,小量から始め,徐々に濃度と量を上げていきます.
 この「1週間おき」というのは,おおよその目安であって,時間の都合が取れれば1週間に2回くらいのペースで受けても大丈夫です.また,学校や仕事の都合で,1週おきの注射が無理の場合には,少しその間隔をあけてもらっても大丈夫です.
 目標の濃度と量に達し,症状が安定してきたら,注射の間隔を徐々にあけていき,1ヶ月に1回,その後更に2−3ヶ月に1回と間隔をあけて注射を続けます.
 治療終了までには注射を2-3年以上にわたり続けていくことになります.しかし,後半の1-2年は1ヶ月に1回か2-3ヶ月に1回の注射なので,時間的な負担がそれほどかかることはありません.

(平成17年 1月改訂)

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